リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

念のために替えたフレット

2024年12月12日 19時30分43秒 | 音楽系

リハーサル中に3フレットが切れたので交換した話を3日前に書きましたが、実は本番の前日に全フレットを交換しました。

フレットの交換記録を見てみましたら2014年の記録がありました。でもいくらなんでも10年前から一度も替えてないなんてまずないでしょうから、記録をくまなく調べましたらありました。2021年です。でもこの時は1~3までしか交換していません。

そうすると4~9フレットはやはり2014年に交換して以来替えていないのかも。でも実際には6フレットあたりまではともかく7以降はほとんど減っていないし緩みもありませんでした。でもこの際ですから全交換です。

実は某ギター製作家(かつてはリュートも作っていました)から古いガット弦を頂いたのでそれを使ってみることにしました。ところが緩まないようにグッと締め上げたらプツンと切れます。何度やっても切れるのでこれは多分年月が経って引っ張り強度が下がっていたからでしょう。実際そのガット弦のうちの1本(0.90mm)を一重に結んで両端を両手でひっぱってみますといとも簡単に切れました。その太さのガット弦はふつう手で引っ張るくらいでは切れることはありません。件の製作家からたくさんガット弦をもらってフレットに使えると喜んでいたのですがやはりある程度は新しいものでないといけないようです。

あとひとつ「事故」がありまして、それは最後の9フレットを正しい位置に両手でずらすときに起こりました。右手の親指が中途半端に滑り指先がフレットに当たって爪が剥がれそうになったのです。といって別にホントに剥がれたのではなく、剥がれる方向に力が加わっただけだったんですが、結構指先が痛かったです。でも昨日のライブでは痛みは残らず指のことは忘れていたくらいでしたが、今朝指先をみたら少し水ぶくれみたいなものがあり、指先の爪下にわずかに内出血していました。トシを取ると筋肉痛が翌々日に出るもんですが、指先の痛いのも2日後に出るのかもしれません。幸いにも午後以降は全く普通の状態に戻りましたが。


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