リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

BWV1006a(33)

2024年12月09日 12時38分09秒 | 音楽系

メヌエット1の32小節目からメヌエット2全です。

これでBWV1006a全曲を3コースbフラットのスコルダトゥーラでタブに仕上げました。実は当初この組曲の全曲を11月17日のバロック音楽の旅に演奏する予定でしたが、全体の時間の関係で最初の3曲、プレリュード・ルーレ・ロンド風ガヴォットだけを演奏しました。それなら翌週の大学のクラブのOB演奏会で全曲をと考えていたのですが、私は一応トリになっていて、それまで進行が押しに押していてみなさん「早く宴会やりたモード」になっていましたので、全曲演奏はやはり断念いたしました。

20数年前にプレリュードだけ、ガボットやルーレは単品で何度も演奏していますが、全曲を通したことはありませんのでいつか演奏してみたいです。ただ3コースをシ♭でアレンジしていて明らかにその意義があるのはプレリュードだけで、他の楽曲は特に恩恵を感じませんでした。

そして全体を通してははやりリュート曲としてはピッチが高いのではないかと感じました。どうしても楽器のあまり音が出にくいポジションを使わざるを得ないのです。そこで前々回にもふれましたが、原調のホ長調から全音下げてニ長調にするとどうなるが気になります。誰もニ長調で演奏していないところを見るとやってみてはかばかしくない結果が出ているのだろうと推測されますがモノは試し、次回からニ長調版を作っていこうと思います。


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