ドケチ道 ―会社を元気にする「生きたお金」の使い方 | |
山田 昭男 | |
東洋経済新報社 |
書評で見てちょっと買って読んでみました。なかなか面白い本です。いかに節約するかという話じゃなくて、社員にいかに常に自ら考えさせるかという話です。学生の指導にも生かせるかもしれません。この中に「管理しない」ことが大事、管理されていては自ら考えるようにはならないとあるんですが、わたしもその意見に賛成です。私の研究室でもやっぱり管理しない主義。わたしも管理されずにのびのび好きなことをさせてもらってきたので、学生にも自分でコントロールしてやってもらいたいと思っています。やるべきことは言いますが、その進め方や時間の使い方などは学生が自分で考える。でも時々そういうスタイルが苦手な人もいて、「管理されたいんです」とか「やることをいちいち指示してほしいんです」とかいう学生がいます。私からみたら信じられないんだけど、それが楽なのでしょうねえ。でもいつも誰かに指示されてたら頭がなまくらになっちゃいますよ。使わなきゃね。そういえば最近学生に「頭使いなさいよ」ということが多いです。ちょっと先まで見通して、自分で判断してくださいね。それで失敗してもそれが経験値になりますからねえ。