愛なき世界 (単行本) | |
三浦しをん | |
中央公論新社 |
わたしは動物系の研究者ですが、同じ学類の半分は植物系の研究室です。そこには、シロイヌナズナをモデルとして研究している先生がいて、非常にハイレベルかつおもしろい研究をされているので、この本のテーマにばっちり心をつかまれました。そうです、この本はシロイヌナズナの研究にまい進する博士課程の女子学生さんのお話です。この本を読むと研究の何がおもしろいのか、ということが、一般の方にもわかっていただけるのではないかなあと思います。つまり、大学1-2年生にもぴったりかと。講義で勧めたいと思っています。
三浦しをんさんの本では、「風が強く吹いている」も非常におもしろかったのでお勧めです。
風が強く吹いている (新潮文庫) | |
三浦しをん | |
新潮社 |
これを読んで箱根駅伝を見る目が変わりました。以来、毎年しっかり見ています。