11月22日、食産業セミナーを開催しました。今回の講師は長谷部 光泰先生(自然科学研究機構 基礎生物学研究所 副所長、生物進化研究部門 教授)。内容は、以下の通りです。
(1)陸上植物の複雑な細胞分裂方向制御は、物理的デフォルトルールをバクテリアから水平伝搬したGRAS転写因子が制御することで進化したこと
(2)陸上植物の複雑な発生を可能とする細胞の極性成長が、ABCB膜輸送分子によるクチクラへの局所的脂質供給量を変えることで制御されていること
(3)食虫植物ハエトリソウが30秒以内に連続して2回刺激すると葉を閉じる仕組みがカルシウムイオンの蓄積量の変化によって説明できること
(4)オジギソウのお辞儀運動が高速カルシウムシグナルによって制御され、食害昆虫防御に寄与していること
(2)陸上植物の複雑な発生を可能とする細胞の極性成長が、ABCB膜輸送分子によるクチクラへの局所的脂質供給量を変えることで制御されていること
(3)食虫植物ハエトリソウが30秒以内に連続して2回刺激すると葉を閉じる仕組みがカルシウムイオンの蓄積量の変化によって説明できること
(4)オジギソウのお辞儀運動が高速カルシウムシグナルによって制御され、食害昆虫防御に寄与していること
とてもおもしろいお話が聞けて、大満足。
自分の専門とは全然違うわけですが、新しいアイデアはそういうところから出てくるもの。逆に言うと、自分の領域に閉じこもっていたら新しい発想はなかなか出てこないんです。だから学生には積極的にこういうセミナーに出て、ディスカッションしてもらいたいなーと思っています。
(それにしても、ハエトリソウってスゴイ、、、)
(それにしても、ハエトリソウってスゴイ、、、)
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