もう一つ大事なことを書いてなかったんですが、小学生になると「日本語はどうする」というのもけっこう大きな問題です。1年間程度の滞在であればその間は英語環境にどっぷりつからせて英語を身につけさせたい、という親御さんもいらっしゃるのですが、わたしは日本人のお友達との付き合いや、日本語補習校や、日本の通信教育等をうまく活用することをお勧めします。子どもはすぐ慣れると多くの大人は考えますが、海外生活のストレスは子どもにもあります。場合によっては全然なじめない子もあります。そういうとき、やはり日本語環境はその子にとって安心できる場所になります。また、逆に滞在が長くなると今度は日本語がどこかにいってしまい、家庭内でも英語で過ごすようになったりする場合もあるのですが、その場合でも親が思うほど英語で完全に自己表現ができているわけではなく、日本語がおぼつかなくなると自分をきちんと表現する言語が日本語でも英語でもない、という中途半端な状態にもなりかねません。第2言語の習得は母国語の根っこがきちんとできているときに一番効率的に進むということがわかっているので、日本語を大事にすることは英語の習得にもけっしてマイナスになりません。
大きな都市でしたら日本語補習校がある場合もありますし、進研ゼミやZ会は海外にも送ってくれますから、ぜひ海外赴任前に検討されるといいと思います。
ところでせっかく習得した子ども達の英語ですが。
ずうっと以前にも子どもの英語の保持について書いたことがありますが、あれからまた何年も経ち、やっぱり英語には助けられています。子ども達ったってもう上の子は二十歳過ぎちゃいましたが、二人ともすべての受験科目の中で英語の偏差値が一番高く、小さい時の努力が報われたかなと思います。いや、もちろん引き換えに置いてきたものもたくさんあるんですよ、だからうちの子だけじゃなく、帰国子女の皆さんにはけっして単純に「英語ができていいねー」みたいなことは言いたくありませんが、あの耳はあの年齢で海外にいたからこその賜物だとは思いますね。
【ワシントン日本語補習校での音楽会:2002年頃】
大きな都市でしたら日本語補習校がある場合もありますし、進研ゼミやZ会は海外にも送ってくれますから、ぜひ海外赴任前に検討されるといいと思います。
ところでせっかく習得した子ども達の英語ですが。
ずうっと以前にも子どもの英語の保持について書いたことがありますが、あれからまた何年も経ち、やっぱり英語には助けられています。子ども達ったってもう上の子は二十歳過ぎちゃいましたが、二人ともすべての受験科目の中で英語の偏差値が一番高く、小さい時の努力が報われたかなと思います。いや、もちろん引き換えに置いてきたものもたくさんあるんですよ、だからうちの子だけじゃなく、帰国子女の皆さんにはけっして単純に「英語ができていいねー」みたいなことは言いたくありませんが、あの耳はあの年齢で海外にいたからこその賜物だとは思いますね。
【ワシントン日本語補習校での音楽会:2002年頃】