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スイッチが入るきっかけってなんだろう

2010年11月05日 | 仕事・研究
わたしは仕事も家事も好きで、球根を植えるのも実験するのも料理するのも掃除するのも論文書くのも似たような積極性で取り組んでいます。忙しいでしょう、体が疲れるでしょうと言われますが、あんまり気になりません。なにをやるのも楽しいです。能力が足りなくてできないこととか困難なことはいろいろあるんですが、努力と工夫でカバーしていこうと考える方です。「できるかできないかではない。やるかやらないかだ。」と考えているからです。

が、わたしの周囲にはさまざまな要因ででやる気を失ってしまった人や、将来の方向性を見いだせないワカモノがままいます。わたしは、仕事柄そういう悩み多き年代に接することが多いので、どこをどう押したらスイッチが入るのかなということにけっこう悩みます。若い時は可能性はいっぱいありますが、まだ「なにものでもない」という状態なので、とても不安で不安定なのです。しかし一度スイッチが入ると、大人なんか比べ物にならないくらい飛躍的に変化を遂げることがあります。それがわかっているので、何とかスイッチを入れてやりたいと思うのですが、なかなかムズカシイのです。

私から見れば学生時代の勉学など、たいしたことではないという気がします。高校生、大学生の勉強というのはだいたい「やるべきこと」の範囲が決まっていて、試験もあるので実力を常にチェックされており、足りなければやるだけで軌道修正できる、非常に簡単な道筋ともいえるわけです。だからそういう時期はあんまり悩まずに素直にやるべきことをやっておけばと思うのですが、当人にとってはそう簡単なことではないようです。

実際は、大人になればゴールの見えない日常が待ち受けていて、充実した人生を送ろうと思えば自分で自分を律し、行動に移していかなければならないわけで、学生時代のようなレールはもう誰もしいてはくれません。そこまで到達すれば子ども時代・学生時代の困難は「たいしたことなかった」と思えると思うのですが、今現在壁にぶち当たっている人にはやはりそう簡単なことではないわけです。

でも。
やっぱり動くしかないと私は思います。考えても考えても結論なんか出ません。動くための「やる気」が出ないんだと言われるかもしれませんが、そういうときは外圧が役に立つことがあります。自分では動けなくても、無理やり動かざるを得ない状況に放り込まれてやってるうちに壁を乗り越えられる、のではないかなと思います。そういう外圧が大人である私のおすべきスイッチなんだと思うので、わたしも日々考えてるわけです。

大人になんか心配されてもしょうがないとか、どうせ自分は能力もやる気もなくてだめだめだとか思っているかもしれませんが、私はいつも考えてます。若い人は自分で考えているよりずっと遠くまで、高くまでいける。だけど考えてるだけでは絶対に物事は動きません。人によってスイッチが違うので、私は日々悩みます。でも何とか探していきたいなあと思っています。もちろん、自分でスイッチを押せる人はそれでよし、です。

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
御意~!!!! (すみこ)
2010-11-05 20:42:48
この文章そのままもらってもいいかしら?
息子達や友人に読んでもらいたいわぁ
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どーぞ (はりねずみ)
2010-11-05 23:15:20
こんな文章でよければいつでもどうぞ~。
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たまーに押してもらいたいときも (ぼうず)
2010-11-06 10:03:40
わたしも、ほぼ毎日積極的なタイプですが、たまーに気持ちが「なえる」とき、あります。「スイッチ」押してもらいたくても、もう大人ですしね。そして、自分で「ポン」と押してまたがんばります。
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私の場合 (はりねずみ)
2010-11-07 07:22:33
私の場合、本を読んでやる気のスイッチが入ることが多いです。朝読むと朝からガッツがわくのでよいフレーズだけでも朝のうちに目に入るようにしておくといいなあと思って、ときどきは枕元にそういった本をおいています。

ブログも、いいですね。
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わたしも本です (ぼうず)
2010-11-07 19:28:14
たしかに、わたしも、本で、「スイッチ」いれてます。ちょっと耳が痛いな~と言う本を読んだりしてます。
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