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新しいことを見つけるって楽しい!

出前授業で解剖実習を行いました。

2008年12月07日 | 仕事・研究
昨日、宮城野高校の【土曜ゼミナール】に呼んで頂き、1,2年生の受講者22名と豚の臓器(子宮と腎臓)の解剖を行いました。解剖の前に説明というか講義もしないわけにはいかないので、ちょっと詰め込みになりましたが、みなさん熱心に聞き、また観察してくれました。

豚は産仔数が多いので、子宮角が長いです。また、子宮頚管がらせん状であるという特徴があります。豚に限らず、卵巣と卵管の間には物理的に距離がありますが、そのことも実際に見ればまさに一目瞭然です。

腎臓では、組織切片も観察してもらいました。
教科書には必ず載っている腎小体も、けして模式図どおりには見えないことを、知ってもらえたと思います。きちんと観察できた人は、細胞の形の違いもよく見えたはず。

毎年高等学校に出かける出前授業がありますが、解剖実習を行ったのは初めてです。生徒さんにとって有意義な時間であったならよかったなと思います。
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母校(大阪府立大学)を訪ねました。

2008年12月06日 | その他もろもろ
免疫学会@京都のついでに、堺の大阪府立大学を訪ねました。あまり「ついで」のないところですから、卒業以来2,3回ほどしか行っていません。少なくともここ15年はまったく訪れていませんでした。

来年の四月に獣医学科がりんくうタウンに引越しするのですが、そうなってしまうとほとんど二度と中百舌鳥を訪ねることはなくなるだろうと思い、学生時代を過ごした研究室をもう一度見ておこうと思ったのです。

たしかに、施設は古くて狭くて学生さんにはちょっと気の毒なほどでしたから、移転は喜ばしいですね。獣医以外にも、バイオ研究センターというようなのが建設中で、立派な研究環境になりつつありました。

で、写真は関係者でなければどうってことないシーンの数々ですが、私が懐かしかったのは、

1、所属していた吹奏楽部の部室がまだそのままあったこと



2、喫茶セリーゼと理髪店がやっぱりそのまままだやっていたこと



3、府大池

 

です。農学部の前にあったグランドはもうないし、知らない建物も立っていたりして見知らぬ風景もけっこうありました。しかし、本当にこれでもう見納めかもしれません。

最後は私の過ごした臨床繁殖学教室の実験室。


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免疫学会@京都

2008年12月04日 | その他もろもろ
12月2日ー3日と免疫学会に参加しました。京都国際会館での学会でした。仙台はもうすっかり冬なんですが、京都はまだ紅葉がきれいでした。

 

学会で特に「よかった」のは、iPS細胞の山中先生のセミナーです(この話は明日の生理学の講義で話しましょう)。
それから、ポスターセッションで似たような仕事をしている別の大学の先生と知り合え、これからよい情報交換ができそうなこと。しかし全体としてはTh17の話題一色という感じもあって、やや「うーん」的な印象も、、、。新しい話題ですから、たくさん出てきて当たり前ではあるんですが、あまりにも一気にそこへ集中するとちょっとつまらないというか。それから、臨床系のセミナーで「抗TNFα抗体があまりにも劇的に効いたので、クローン病の基礎研究は方向転換をせまられている」という話があって、興味深く聞きました。抗体製剤の話は以前にも書きましたが、これからますます発展するでしょうね。



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