院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

衆愚の権化・検察審査会

2012-02-20 06:28:20 | 社会
 小沢一郎氏の裁判で、小沢氏に不利なかなりの供述調書が証拠として採用されなかった。これは、めでたい。実はホリエモンの最高裁での実刑判決以来、最高裁といえども衆愚世論に迎合するのだなと心配していたからである。(ホリエモン実刑判決は法曹界でも情緒的判決として疑問視されている。)

 今度の裁判官は大衆迎合的でない。拍手を送りたい。

 大衆はどうしても小沢氏を有罪にしたてあげたいのだ。だから、不起訴になっているにもかかわらず、検察審査会は世論に迎合して2回も小沢氏を起訴しろと検察に命じた。

 小沢氏は顔つきが嫌われているのか、豪腕が嫌われているのか、衆愚世論に評判が良くない。そこで大衆迎合的な検察審査会が起訴を命じたのだと私は思っている。

 衆愚世論に嫌われている小沢氏という人物は、だからこそ信念がある政治家にちがいないと、逆に私は思う。

 それにつけても検察審査会のお粗末さよ。検察審査会は衆愚世論に配慮して人民裁判でも開こうとしているのだろうか?