院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

漫画におけるマドンナ

2012-02-25 00:00:51 | 漫画
 小説にも映画にも漫画にも、たいていマドンナが出てくる。出てこない作品を捜すほうが難しいくらいだ。

 少年漫画にはほぼ必ずマドンナが設定される。主役級でなくても出てくる。漫画「BAKUMAN」なら、主人公サイコーの恋人である。この恋人はアイドルとしてスカウトされるほどの美少女に設定されている。

 漫画「ワンピース」には王女ビビがいる。「人魚篇」では半裸の人魚たちがめいっぱい色っぽく描かれている。少年漫画だから編集者が作者に色っぽく描けと命じているのではないか?

 ところが、私が好きな介護漫画「ヘルプマン」には、マドンナが出てこない。これは珍しい。老人の世界を扱うのにマドンナは却って邪魔なのだろうか?それとも「ヘルプマン」が少年漫画ではないからだろうか?

 漫画「北斗の拳」にもマドンナが出てくる。ところが「北斗の拳」ファンの少年たちの中には、まだ幼なすぎて、マドンナの魅力が分からない子がいる。

 ある男子小学生は「北斗の拳」の主人公ケンシロウが、なぜマドンナ一人のために、あんなに必死に戦うのか分からないと言っていた。この子は、まだ異性の魅力に目覚めていない初々しい時期にいるのだ。