院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

画像ファイルの拡張子

2015-04-08 04:33:56 | コンピュータ

(モバイルでファイル転送。google play より引用。)

 メモリ容量や転送速度が現在ほど大きくなかった時代、「圧縮解凍」は必須技術でした。プログラムなども「圧縮」して送られましたから、それを「解凍」したら、まったく元通りになる必要がありました。LHAという北海道のお医者さんが造った圧縮解凍ソフトが世界的に使用された時代もありました。

 ところが、画像が自由にやり取りできるようになると、「非可逆圧縮」という考え方が出てきました。つまり、「解凍」しても元通りにならない「圧縮」ですね。そんなことは内容がプログラムだったら無意味ですが、内容が画像だと圧縮しても見栄えが悪くならないかが問われるようになりました。

 画像の拡張子に .jpg とか .GIF とかがあって、これらは画像の「フォーマット」と呼ばれます。しかしながら、元来は圧縮方法だったと記憶します。圧縮方法の違いによって画像の質が違うなぞということは、従来の可逆圧縮だったらあり得ないことでした。

 むかし、好事家はパソ通の時代から電話回線で画像のやりとりをしていました。(私もやりました。)1枚の画像を落とすのに30分くらいかかりました。そのころ、画像の拡張子(圧縮方法)は今よりもずっとたくさん、10種類くらいありました。.jpg は生き残りましたね。


※今日、気にとまった短歌

  帽子マスク作業服すべて白づくめ厨房の人ら売場より見ゆ (名古屋市)高井?子(にんべんに八の下に月)

美食と進学率の関係

2015-04-08 03:36:09 | 食べ物
   
ぐるなび「大江戸」より引用。)

 私が子どものころは、ウナギやマグロは大人のしかも上流の食べ物で、年に一度食べられるかどうかでした。

 進学率は高校進学率が50%以下、大学進率学が10%以下でした。むかしは、よくできる子も家庭の経済事情で、中卒ですぐに働きに出ました。(参考:昭和30年代の農家は苦しかった

 現在では高校進学率ほぼ100%、大学進学率ほぼ50%です。日本の家庭が豊かになったからに他なりません。

 当然、ウナギやマグロをたくさん消費するようになりました。そしてとうとう、日本ウナギやクロマグロが絶滅危惧種になりそうです。

 美食と進学率は正比例するのですね。しかし、ことはそれだけでは終わりません。経済成長著しいインドや中国の人々も美食を欲するようになるでしょう。現在の日本の人口の20~30倍の民が、よい食材を求めるようになります。

 高校や大学はいくらでも造ることができますが、食材はそうは行きません。そうなると、進学率が上がっても、美食ができなくなります。ごちそうと進学率の正比例関係が終わるのは、もうすぐそこまで来ていると私は考えています。(インド中国の人々はついに現在の日本の美食に到達できないでしょう。)

(美食生活が終わることを、2015-02-22 の記事にも書きました。ご参照ください。)


※今日、気にとまった短歌

  サッカーで覚えし国を得意気に地球儀に捜す小三の子ら (宮崎県)大坪三紗子