(飛鳥寺創建時の伽藍復元図。ウィキペディア「伽藍」より引用。)
私の昔の俳句に次のようなのがあります。
百枚の円座撒かれし大伽藍
ここで「円座」とは丸い夏用の座布団で、夏の季語です。
私は「伽藍」を広いお堂と思っており、板敷の広いお堂にたくさんの円座が撒かれていると詠んだのでした。(これから法要に集まる人々のために・・。)ちょっと洒落た俳句でしょう?ガランドウという言葉もここから来ているのだと思っていました。
ところが、「伽藍」とは境内にあるすべての建物の配置のことだそうですね。ちっとも知りませんでした。だとすると上の俳句は成立しません。
何歳になっても、知らないことが沢山ありますね。
※今日、気にとまった短歌
この身から鱗の消えた億年を金魚をながめ考えている (広島県)岩本幸久