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「歌を詠む女は妻にすまじもの亭主を尻に敷島の道」とかいう狂歌があります。ここで「敷島の道」とは和歌の道のことです。
これまで私の人生の中で、歌を詠む女性は2人いました。1人は学生時代の下宿先のおばあちゃん。出版した歌集をくれました。(猫に小判でしたが・・。)
もう1人は、医学部の同級生の女性。この女性は英語が得意で、試験の前に私はたいへんお世話になりました。歌のほうは大したことはなく(というより意味が分からない)、私が編集していた学友会雑誌にお情けで載せました。
この女性はその後一子をもうけて離婚しました。女性は妻とはまだ交流がありますが、歌はすっかり止めてしまったようです。
※今日、気にとまった短歌
歌詠むを身内のきみは軽率にいう「自己満足だよ」いいではないか (久喜市)真中清子