外国の大学の授業はたいていつまらないと思っていたが、このたびのNHK「白熱教室」のシーナ・アイエンガー教授の講義は面白かった。アイエンガー氏はコロンビア大学のインド系の美人教授である。
彼女の研究分野は、実験心理学の方法を駆使して「選択とはどのように行われるか」というものである。
経験的にはうっすらと知られている事柄を、実験で証明するのが面白い。例えば「スーパーでジャムを販売するときに、見本は多いほうが良いか、少ないほうが良いか」といった問題である。
答えはもちろん少ないほうが良い。スーパーにジャムの見本を7種類だけ味あわせるブースを設けるのと、20種類味あわせるブースを設けるのとでは、7種類のほうが売れ行きが良い。
20種類もあると、「あとにしておくわ」と結局買われないことがある。その行動がビデオで追跡されているのがテレビ的で面白かった。
アイエンガー教授は盲目である。その人が、どうしてヴィジュアルなプレゼンテーションを思いつくのか不思議だった。
あとで知ったことだが、アイエンガー教授は、アメリカでベストセラーになった啓蒙書も書いているそうだ。やはり天才なのだろう。
(アイエンガー教授の授業風景・YouTube より)
彼女の研究分野は、実験心理学の方法を駆使して「選択とはどのように行われるか」というものである。
経験的にはうっすらと知られている事柄を、実験で証明するのが面白い。例えば「スーパーでジャムを販売するときに、見本は多いほうが良いか、少ないほうが良いか」といった問題である。
答えはもちろん少ないほうが良い。スーパーにジャムの見本を7種類だけ味あわせるブースを設けるのと、20種類味あわせるブースを設けるのとでは、7種類のほうが売れ行きが良い。
20種類もあると、「あとにしておくわ」と結局買われないことがある。その行動がビデオで追跡されているのがテレビ的で面白かった。
アイエンガー教授は盲目である。その人が、どうしてヴィジュアルなプレゼンテーションを思いつくのか不思議だった。
あとで知ったことだが、アイエンガー教授は、アメリカでベストセラーになった啓蒙書も書いているそうだ。やはり天才なのだろう。
(アイエンガー教授の授業風景・YouTube より)