トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

WL500フロントエンド・専用IC化で性能向上

2013-08-20 14:40:00 | アマチュア無線

 以前から修理依頼されているLUXMAN製のFM/AMチューナーWL500だが、何回か修理完了として戻すが、依頼者の満足が得られない様で、また送り返していただいた。(その間、私の同型機を貸出ししてある)
今回、事前に3SK39が入手出来たので交換するが、感度が悪い。手元にある類似のT-550はST/MONO切替レベルが36dB-EMFに対し、本機は50dB-EMFと14dBも悪い。
局部発振もトランジスタのSE3001をヤフオクで入手した古いが新品のに交換。
発振周波数をモニターすると、本来無音のはずが異常発振した様な異音が聞こえる。
発振回路のコンデンサには裸円盤のセラミックコン(チタコン)が使われているが、これの容量抜けが考えられるので、手持ちのセラコンに付け替えたところ無音となった。
どうやら、この異常発振が依頼者からの申告である受信ノイズとなっていた可能性がある。
これで発振は正常になるが、受信感度は変わらない。
FETを交換したり、抵抗定数を変えたり、コイル接続タップを替えたりAGC電圧を可変したりしてみるも大して変わらない。
Wl500fendkaiImg_5576_r最終手段用と入手しておいたFMフロントエンド用IC(TA7358APG)のRFアンプ部分のみRF用に接続したが改善しないので、フロントエンド回路をそっくり置き換えることにした。ICの動作電圧は1.6~6Vなので、12Vから3端子レギュレータ(78L05)で5Vを供給することにする。
TA7358APはサトー電気で@76円、イーエレでTA7358APGが@70円で入手可能。
これも最初はレベルが低かったり、寄生発振したりで、カットアンドトライの結果、最終回路の様になった。コイルがオリジナルでは誘導結合となっているが、感度が悪いので8PFの容量結合とした。
Img_5577_r_2配線の長さが気になったが、これによる発振等は無かった。だが、動かすとレベルが変化するのでポリイミドテープで固定、ICもロックタイト460で固定する。写真に見える4700PFは円盤型パスコンの容量抜け対応として付けたもので、関係は無いかも知れません。
シールドケース(裏面に絶縁テープ貼り付け)を付けてトラッキング調整してみたが、ギリギリ調整出来、感度もST/MONO切替レベルが25dB-EMFとT-550より11dBも良くなった。
AGC機能は無いが、ミキサにダブルバランスド回路を使用しているので二信号特性が良く、最大レベルでも混変調は無さそうだ。WL500はアッテネータのON/OFFが出来るので、問題が有ればONすれば良い。アンプを接続してヘッドホンでモニターしているが、非常に感度が良く、雑音も無く、音質も問題は無い。
これだと、ANT入力端子に指を触れるとローカルFM局がステレオで受信出来る。
ある意味、私の好きなヤドカリ・フロントエンドの出来上がりである。
ICの性能が確認出来たので、アマチュア無線への応用も楽しみである。
このICを使用したSSBトランシーバの記事がある。
尚、本改造は専用の測定器、高周波の知識が必要ですので、もし挑戦する方は、それを踏まえて自己責任で対応願います。
【参考:T-550測定結果】
IF-OUT電圧(P-P)
入力(dB-EMF)99  90  80  70  60  50  40
IF出力(mV) 245  205  145   78  29.4 11.8  4.8
AGC電圧:99dB入力時-2.56V 無信号時0mV
(AGC電圧は高周波増幅FETにより大きく異なり、WL500は無信号時+となる)
ステレオ切替入力レベル:36dB-EMF(IF出力=1.7mVP-P)、メーター指示は「1」

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AM同調ノイズをループアンテナでカット

2013-08-04 18:56:10 | アマチュア無線

Img_5541_rImg_5543_r T-550は修理完了したが、AM受信で放送局に同調すると「同調ノイズ(ハム音)」が発生する。この機種に限ったことではなく、電池式トランジスタラジオでも同様に発生する(方向変更で回避は出来るが)。
T-550はバーアンテナが内部に有り、方向変更は本体を回すしかない(幸い、正常に置く方向とは一致したが)。これで、一番同調ノイズの少ない位置にする。それでもノイズが完全には消えないので、本体の上にループアンテナを乗せ(接続は不要)バリコンをノイズが消えるところに合わせる。これで、感じられない位に少なくなる。
放送局毎に同調し直す不便さはあるが、AM受信マニアにはお勧めである。

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ヤドカリDSPチューナーは不具合で方針転換

2013-07-15 11:41:00 | アマチュア無線

Img_5343_rImg_5344_rImg_5345_rImg_5340_r 先のブログでST-3500のバリコンにボリュームをセットしたところまでは紹介したが、この電圧変化を実際に、aitendo製18バンドDSPラジオのTUNE入力に加えるためにL/Hの電圧を発生させる定電圧(5V)・多回転半固定抵抗・OP-AMPによるボルテージフォロア回路を基板に組んでみた。
最初LM358を使用したが0.6V以下に下がらずレールtoレールのNJU7031に交換した。
St3500tune2Img_5341_r_2Img_5342_r予めLHの電圧を調整してTUNE端子に接続してST-3500のチューニングダイヤルを回してやると、チューニングは出来るものの、依然バリコンタイプで実験した様に、DSP特有の同調ロック現象の為に、ぴったりに合わせた同調は出来ない。AMで50kHz、FMで500kHzの範囲で入力信号にロックするので、その都度、目盛とはずれる(横行ダイアルで10mm程度)ことになり、また表示とも合わないので、実用にはならないことが分かった。
余談だが、DSPチューナーの動作電圧範囲は3V~4.5Vだが、5V印加していた為不安定だった。壊れたと思われたM6959モジュールも電圧を下げたら動作した(しかし、交換してみると受信がずれるので、どこか壊れているかも知れない)。だが4.5Vで動作させた場合、電源ONのサージで動作しなということが有ったので3V程度での使用をお勧めする。
【方針転換】
Img_5346_rImg_5347_rバリコンは容量不良(誘電体と思われるコーティング溶かしてしまった)で使えないが、フロントエンド基板は生きていると思うので、もう1度バリコンに付け直して、バリコンとのパターンは切り離し、この部分をバリキャップ(AM用:1SV149、FM用:1SV101)でチューニングすることにする。
DSP用に取り付けたボリュームがそのまま使えて、ボルテージフォロア回路も電圧を上げる(約9Vまで必要)ことで対応したいと思う。

内心、DSP化出来なくてガッカリしたので、取り掛かりはまだ先になりそうだが、回路は決めてある。

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電話モジュラーコードの再活用

2013-07-07 11:31:15 | アマチュア無線

Img_5327_r   昔のパソコンはネットワーク接続用にモデムが搭載され、モジュラーコード(6極2芯)が添付されていたが、LAN化された現在では使うことも無く、皆さんのご家庭でもどこかに多数眠っているのでは無いでしょうか。処分に困って、私の所にも多数回って来る。
以前、親子電子工作サークルで「雨降り検知器」を製作する際に、センサーと本体を延長するのに、このモジュラーコードを持ってきてもらい、接続には秋月のモジュラージャックを使用(110個以上購入で10円/個)。これが、まだ多数残っているので、再度活用を考えた。
今回はAMラジオ用ループアンテナ延長に活用してみた。
Img_5322_rImg_5325_rImg_5324_rループアンテナの枠にモジュラージャックを接着して配線。
チューナー側は圧着端子にビニール線を付けてジャックに半田付け。外れない様にロックタイで固定。
Img_5326_rImg_5328_rと簡単に完了。受信も問題無い。中波帯だからインピーダンスマッチングも気にならないだろう。

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タダノRCS-250ラジコン修理依頼有り

2013-06-30 11:32:00 | アマチュア無線

 また修理の依頼が有った。
Img_5253_r Img_5254_r この機種は以前にも、何台か扱ったことが有るのだが、修理完了率が低い(コントローラー装置に接続されていないと受信の確認も出来ないので、送り返してからでないと対向試験確認が出来ない)。
送信機2台(正常動作品と不具合品)と受信機が送られて来た。
症状としては
●送信機
新品電池を入れても電源が入らない。たまに入ることもある。
●受信機
電源を入れても一瞬入るが、すぐに切れる。入っても電源ランプや警告音が薄く点灯、フリッカーする。
気温が上がってから症状が顕著になった様に判じます。
とのこと。
●受信機のケースを外す。
Img_5249_r Img_5251_r Img_5252_r TOYOCOM製発振モジュールが使われておりCH1:62.8MHz(送信周波数は4倍の251.2MHz)、CH2:63.1MHz(送信周波数は4倍の252.4MHz)の表示が有る。この機種は電源ON/OFFボタンを押すごとにCH1/CH2が交互に切り替わる。
ハンディ受信機でモニターするが、電波が出ていない。3端子レギュレータらしいチップ部品の出力を見ても2V程度しか出ていない。CPUクロックのセラロックも発振してない様だ。
何故かカスタムLSIの仕様がRCS-250とRCS-MM2の2種類有り、抵抗ジャンパー有無の差が有った。
今回の様に正常品は有ると比較出来て診断しやすい。正常品は3.3V出ている。隣にある同一形状素子は操作した時だけ、電圧出力される様だが、これの出力が出ていない。半田補強や、接点復活剤を塗布してみたら何故か、動作するようになった。しかし、OFFしたのに暫くしたら、電池が消耗してしまったので、消費電流を測定すると、OFF状態でも1.16mA流れている(正常品は0.15mAとなっている)。
Img_5248_rImg_5250_r電解コンデンサ(47uF/16V)周囲のレジストが膨らんでおり、擦ると簡単に剥がれて銅箔が腐食している。どうやら劣化により電解液が漏れ出した様なので、取り外して交換した。
すると、OFF時に0.18mAと減り、正常品に近くなった。
電流変化を見ると
ON:8mA(電波を出すので)→3.2mA(電波は停止)→操作:9mA(電波送出)→OFF:1.5mA→6.2mA(何故か数秒間流れる)→0.18mA(完全停止状態) となっていた。
ハンディ受信機でモニターさせて送信機を離していく。正常品、不具合品、CH1,CH2を試したがどれも20m程度で、差が殆ど無かったので正常に戻った様だ。電池もOFFで4時間程度放置したが電圧低下は見られなかった。
ID:26F4Img_5242_r変換ツールで確認してみた。
16進数に26F4を入力し、変換ボタンを押すと2進数に表示される。
H:00100110、L:11110100 と確かに合っている。

●送信機のケースを外す。
Img_5232_r Img_5233_rImg_5234_r Img_5235_r Img_5236_r Img_5237_r Img_5238_r Img_5239_r Img_5240_r Img_5241_r Img_5243_r Img_5244_r Img_5245_r Img_5246_r 入力ヒューズにDC24Vを印加するが、表面のLEDが全然点灯しないので、出力電圧を確認する。前回での調査資料が有り、DC24VとDC5Vを出力するはずだが、数Vしか出ていない。フライホイールダイオードは正常の様だ。IC(NJM2355)の端子電圧を測定するがこれも正常な動作をしていない。
NJM2355_J.pdf」をダウンロードが不良かもと判断して、入手先を検索する。いつも利用しているところでは見つからない。
株式会社チップワンストップで在庫が有ることが判り早速発注した。

Img_5229_r Img_5247_r 部品到着を待つことにして、ICは取り外し(というよりスルーホールで端子が簡単に外れないので、モールドを破壊)して18P-DIPソケットに交換した。
Img_5228_r Img_5230_r Img_5231_r 周囲を見ると、電解コン1箇所が送信機と同様レジストの膨れが見られたので外して見る。やはり、電解液が漏れている様だ。105℃仕様の手持ち品に交換する。
【6/27】
注文していたIC(NJM2355D)が届いたので、予めソケットに交換した部分に差し込んでみるが、正常な電圧が出ない。そのうちに焦げ臭い匂いがしてくるので、基板を触ってみると、レジスト剥がれで交換したコンデンサが過熱している。両端の波形を見るとスイッチングのリップルがかなりある。スイッチング周波数発生部のCT端子波形を見ると、綺麗なノコギリ波が観測される。
このICは使った実績が無く、周辺部品も全てチップ部品で、交換も困難なので、依頼者に了解の上で手持ちのaitendo製LM2576モジュールキットを2台組み立てて、出力電圧を+12Vと+5Vに調整する。
Img_5282_rImg_5280_r_2Img_5281_r_2Img_5284_rImg_5285_rImg_5286_rImg_5287_rImg_5293_r実装スペースを何とか見つけて2階建てで実装する。
振動対策として、電解コンデンサとトロイダルコイルは基板に接着固定する。
配線して、動作確認する。といってもこのタイプは外部機器が接続されていないと、受信確認が出来ない。
Img_5290_rImg_5292_r前回修理した同機とLEDの表示は同じになったので、単体では動作している様だ。消費電流はDC24V入力で120mAとなっている。
単体で受信確認出来る方法を探してみた。
Img_5288_rImg_5289_r受信モジュールから出ている2端子ナイロンコネクタの本体側端子をオシロで確認すると、電波の無い状態では低周期の矩形波が観測されるが、受信出来た(と思われる)状態で+5Vまたは0Vに固定される。CPUまでは動作している様なので返却する。
7/1メール連絡が有り、問題無く動作したとのこ。
無事に動作し続けてくれることを願う。
          

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DSPラジオ3号機製作

2013-06-09 17:52:00 | アマチュア無線

 先日のブログで18バンドタイプを紹介したが、アナログチューナー修理依頼された方に比較用にと、もう1台製作することにした。
バリコンタイプは数個ストックしてあり、その後、これ用の基板がaitendoより発売されたので、これを利用して製作してみた。LRの逆相も調査したかったからでもある。
エレキジャック№21「DSPユニットを使ったラジオの製作」記事を参考にした。
1号機はDSPM1(DSP-443)を使用したので、今回はDSPM2(DSP-444)を使うことにした。
ボリューム延長シャフトもaitendoで販売されているが溝が少し深く、シャフトと本体がこすれ気味なので少し削る。
Img_5107_rImg_5100_rDSPモジュールは2mmピッチヘッダピン/ソケットを使用してプラグイン出来る様にした(しかしDSP-444の場合、このピンの他に、中央部に3箇所接続ピンが有るので、これは直にリード線を半田接続する)。
AMのバーアンテナだが、今までの実験で、DSPラジオの場合、効果があまり無い(外部のビニール電線が受信出来る)ことから、470μHのインダクタを使用した。受信して気づいたのだが、縦置きより横置きのが電波の偏波的に良かった様だ。
電源は、現在USBで一般的に5Vが標準になっているので5VのACアダプターを使用。
DSPモジュールの最大電圧は4.5Vなので3.3V出力の3端子レギュレータを使用する。
試作し終わったのだが、放送がAM/AMともに受信出来ない。
最初、ソケットを裏表逆につけてしまって、これを外したので、その関係で2箇所ランドが無くなっており、これを配線接続したのだが、やはり動作しない。
Dspm1pin接続に間違いが無いかチェックするが記事とは合っている様だ。
だが、これとaitendoの回路図とを比較するとピンが異なっている。見直したのが左図である。
接続し直して、やっと正常に動作する様になった。
2号機のボリュームチューニングタイプと異なり、バリコンタイプは1号機でも確認済みだが、チューニングがシビアな感じがする。
Img_5105_r気になっていたLRの逆相だが、やはり説明通りLとRが逆相になっていた。
反転アンプが必要の様だ。
Img_5102_rImg_5101_rセパレーションの方はオシロの波形の様に良さそうだ。
スイッチングタイプのACアダプターを使用したが、AM受信に対する影響はバッテリーと変えてみても影響は見られなかった。
   

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UNICラジコン(RC-30-3)3台修理依頼

2013-06-01 13:34:00 | アマチュア無線

   この機種は出回っている台数が多いのだろう。修理依頼機種の中で圧倒的に多い。なので、ある程度の原因予想は簡単になってきた。周波数変更依頼も多いのだが。
秋田県の方から1台と遠く沖縄県の方から2台の依頼である。
●秋田県の1台
Img_5030_rImg_5032_rImg_5036_rImg_5037_r送信機が欠品した状態のユニック製クレーンが入庫されて、送信機のみ準備すれば良いだろうとオークションで落札したものの、動作せず、近くのユニック修理店に相談したら「周波数変更は会社の決まりで出来ないので、送受信機双方交換するしか無く、交換にはおそらく60万円以上必要」との返答で、とてもその金額は出せそうもないというのでネットで検索して相談が有ったものです。
送信周波数:288.700MHz  ID:385(1,8.9にダイオード)
受信周波数:295.7875MHz ID:175(1,2,3,4,6,8にダイオード)
ということで、送信用の水晶発振子を受信周波数(295.7875MHz÷6=49.2979MHz)に合わせる為に三田電波㈱に注文。
先日、届いたので交換したが、周波数が低い方になっている。トリマコンデンサで調整してもまだ低いので並列の20PFを削除しトリマを最小にしても、まだ低いのでトリマコンデンサを5PFのものに変更。次に各コイルの同調を取るのだが、調整中に中のコアの溝欠けで回せなくなってしまった。IFTタイプ形状品で外そうとしたがスルーホール基板なので、足が外れてしまった。幸いコイルリードが見えていたので余った部品リードを切断しモールドに差し込み半田付けした。
Img_5039_rImg_5040_rもう1個同じ状態になってしまったが同じ失敗はしたくないので、基板側からコアの中心目掛けてドリルで穴開けする。この穴から調整ドライバーを入れて回すことが出来た。周波数は合っている。変更前と周波数が約7MHz違うのでメーカーで乗数を変えていると思われる。
送信機のIDを設定しているダイオードの取付を受信機IDに合わせる。
しかし、受信機と対向試験を行うと、受信LEDは点灯するものの、各操作のLEDは点灯しない。IDの間違いかもと送受信共にオープンにするが変わらず。そこで送信機の水晶やトリマに急冷スプレーを掛けると、冷えている間は動作する様になる。そこで、その周辺のはんだ付けを全てやり直してみるが変わらない。
Img_5046_rImg_5044_rImg_5042_rImg_5049_rImg_5043_rImg_5047_rImg_5048_rImg_5041_rそこで、受信機の局部発振用水晶のトリマコンデンサを調整してやると、動作する点が有り、ここに固定する。
庭に出て、到達距離の確認をしたところ30m以上は届いたので、これで返却する。
後日、依頼者から問題無く動作したとの電話連絡が有り安心した。
●沖縄の1台目
ある日突然動作しなくなったという症状。
届いて、電波をモニターすると搬送波は出るものの変調されていないので受信機を分解して調査する。
操作部配線と基板を接続しているコネクタの着脱で変調音が出る時もあるので、接点復活スプレーを塗布したが効果無し。CPUクロック用2MHz水晶の発振波形を見ると出たり出なかったりするので手持ち品と交換すると動作するようになった。
受信機の電源を入れて確認すると、ちゃんと動作に対応したLEDが点灯しているので問題無さそうなので返却した。
これも後日、依頼者から問題無く動作したとの電話連絡が有り安心した。
●沖縄の2台目
もし治ればと送受信周波数違い品
送信機をモニターすると、周波数は合っており、変調音も聞こえる。
受信機も簡易チェック上では、正常に動作している様だ。
送信周波数:288.0000MHz ID:193
受信周波数:288.0375MHz ID:14
ということで、送信用の水晶発振子を受信周波数(288.0375MHz÷6=48.00625MHz)に合わせる為に三田電波㈱に注文。到着待ちである。
Img_5221_r Img_5223_r 6/18到着したので、送信機に取り付け、IDも変更(2.3.4にダイオード取り付け)。ハンディ受信機で周波数を合わせるが、秋田の1台と同様、送信周波数が低い方にずれている。並列コンデンサの20PFを外すと周波数が合った。次にオールバンド受信機でレベルを見ながらコアを調整する。ところが、これもまた、コアのねじ溝が欠けてしまって、基板裏から穴明けしてコアを外し調整する。
セラミック製は固すぎて良く無い様だ。そういえば現役時代の会社ではベーク棒を加工したオリジナル調整棒を使っていた。受信機を庭に置いて、到達距離を見ながら受信周波数可変のトリマコンを微調整する。30m以上は届く様だ。

注意;修理に関する事故については一切責任を負えないので、その旨は事前に依頼者に了解いただいている。もし、この記事を参考に修理されて発生した事故についても当方一切責任は負えません。専門知識・測定器が必要となりますのでご承知おき下さい。

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UNICラジコンの受信機簡易動作チェック

2013-05-21 20:48:37 | アマチュア無線

Img_4985_r Img_4986_r RC-30-3送信機の周波数変更依頼(送信機:287.700MHz、受信機:295.7875MHz)が有り、引き受けた。
到着して送信機の電波をモニターすると、指定通りの周波数で変調音が聞こえるので、動作はしている様だ。
Img_4991_r受信機は、当然同じ周波数で信号を送らないと正式な動作確認は出来ないが、信号復調部分までの動作確認が出来ないものかと、HP製のSGに接続する。
周波数を295.7875MHzに合わせるが、受信機の受信LEDは点灯しない。
Img_4983_r Img_4988_r Img_4989_r そこで、FM変調にして変調度を0%から上げて行くと2%で点灯する。AM変調にすると0~3%で、これ以上変調度を上げるとLEDは消えてしまう。入力レベルは-119.4dBmまでOKだ。
どうやら、簡易的なチェック範囲では動作している様なので水晶の到着を待つことにする。

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LUXMANチューナー(WL-500)診断・・不思議な発振

2013-05-12 18:20:00 | アマチュア無線

Img_4908_rImg_4915_r  ブログの同機修理記事を見た方から修理の相談が有り、取り敢えず送ってもらった。
FM放送の音楽を録音して、鑑賞したいと思ったのですが、受信している音に常にザーとかシー、とかジーという音が混じっている。というか根底にズーと鳴っているのが気になるというもので、メーカーに修理を依頼したが、フロントエンドの故障で部品も無いので修理困難で、当方に相談が有ったものだ。フューズ形状のランプも同一品が無いので、これも何か代用してもらえないかというのもある。
回路図が有ったので予め、RFとMIXに使用しているトランジスタ(3SK40)を若松通商から購入しておいた。
Img_4910_r Img_4911_r Img_4912_r Img_4916_r 到着して、自宅アンテナ(2エレのトンボアンテナ+アンテナブースター)に接続してみると、ちゃんと受信出来る。周波数もぴったり合っている。ただ、ヘッドホンでモニターすると歪みっぽい(マルチパス風)感じがしたので、専用の測定器で出力波形(30Hz~15kHz)を見たが、波形上では、綺麗な正弦波になっている。帯域内でのレベル差も殆ど無い。
そこで、依頼者に受信環境を確認したところ、添付の並行フィーダー線アンテナとのこと。放送局からも距離が有るとのことで、アンテナの関係ではと疑ったが、取り敢えず、FETを交換することにして、フロントエンド部の取り外しに着手。
Img_4930_r Img_4931_r Img_4932_r Img_4933_r バリコン裏にチューナー部基板が10箇所以上がっちっり半田付けされており、熱も逃げやすいので外すのに一苦労する。横行ダイアルのドラム巻き付けは後々苦労するので、周囲をテープで巻いて紐が外れない様にする。
Img_4923_r Img_4924_r Img_4928_r Img_4929_r やっとのことで外してみるとFETは回路図に書いてある3SK40では無くRF/MIXどちらも3SK39が使用されていた。(フェノール基板なので割れやすい。)
Img_4940_rImg_4941_rImg_4943_r規格を見ると、それ程変わらない様なので、交換して接続し直すが今度は、受信レベルが極端に弱くなってしまった。元に戻すにも、せっかく外して付け直したバリコンの接続部を再度外すのは大変で、幸いトランジスタはラジペンが入るところにあるので、ここは付けたままで外すことにした。
何とか元の3SK39に戻してみるが、長周期(1秒間隔程度か?)のパルス性ノイズが観測され、レベルメーターもそれに合わせてピクンと振れる。
チューナーとの接続も大変なので、単体で電源供給(実測12.7V)して調べることにして、FETもパターン面に取り付けて行った。
AGC用の電圧を可変(電圧が高くなるとゲインが上がる)してみると0.3V以上で発振が始まる。
3SK40に変更しても変わらず。WL-500の無信号時AGC電圧は4.6Vになっている。
ネットに有ったビーズコアをG2に入れる対策もしてみたが変わらず(UHF帯の発振には効果が有る様だが)、中和コンデンサも効果無し。
G2への供給回路をパターンでは無く、空中配線にすると発振する範囲は狭くなったが、少し残るのでコンデンサの容量を増やす。
Img_4944_rImg_4938_rWl500agc1れでも、完全では無いので、同じLUXMANのチューナーT-4の回路と同じく信号入力をコイル直付けとしたところ発振が止まった(といっても10V前後でのみ不安定)。AGC電圧とゲインの関係を測定してみた。
3SK40に交換するとゲインは低くなる(AGC電圧を可変しても全体的に低いので特性の違いらしい)。
発振は止まったが、なぜこの様になったのかは謎のままだが、これ以上は調査が難しいので、正式に配線して再度確認したいと思う。

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無線LANで事務所内ネットワーク設定

2013-04-28 16:22:00 | アマチュア無線

Img_4860_r 親戚の方から、事務所で、ファイルサーバーを利用した情報共有の人数が増加し、インターネットを利用することも増えて来たので、どうしようかと相談が有った。
光も、ようやく提供が始まったのだが、スピードはそれほど要求しないし、現在使用しているauのUSBタイプ情報端末に追加契約だと割安ということも有り、WiFi-WALKER DATA08W を購入してもらった。WiMAXとCDMA(3G)の自動切り替えで、WiMAXを期待したが、提供エリアぎりぎりで圏外になってしまう。スピード測定すると最高でも1.5Mまでだが、実用にはなりそうだ。早い時期に提供願いたいところだ。
Img_4859_rまた、殆どのパソコンには無線LANが内蔵されていないので、BUFFALO製USB無線LAN子機のWLI-UC-GNM2Tも購入。(まだ試していないが親機としても動作出来る)
添付CDを入れ「かんたんセットアップ」でインターネット接続は簡単に出来た。
だが、検討不足で、WiFiだけでは、サーバーやプリンターに接続出来ない。
IPアドレスを確認すると、現状LANのIPアドレスは192.168.1.「」を使用しているのに対し、DATA08Wは192.168.0.「」が初期値で、ブラウザから[http://au.home/]と入力し変更しようとしたが、USBで直接接続してもエラーで接続出来ない。
auのサポートセンターに聞いて見ると「接続1」でないと接続出来無い(USBでは関係無さそうだが、接続2になっているとエラーになるとのこと)との回答が有り、現状の「接続2」を「接続1」に変更することで問題無く繋がった。ドックを使ったLANポート接続では問題無く繋がる。その後、説明書を読み直すと確かに書いてあった。
Img_4854_rImg_4855_rIPアドレスを変更するものの有線LANにはアクセズ出来ないのでDATA08WドックHWD08PUA を購入して確認することにした。
これを現状の有線ネットワークのHUBに接続する。
これでPC側からはインターネット、プリンター、サーバー(LAN-HDD)が接続出来る様になった。
Img_4856_rImg_4857_rImg_4858_rこの構成で有線LANだけ接続のPCからインターネットアクセス出来ることを期待したのだが、これはダメな様なので全てのPCに子機コネクタを接続する。
DATA08WのWiFi送受信は弱そうで、同じ室内でも5m以上離れると転送速度が低下する。
プラネックス製11n/g/b対応 高速300Mbps対応 Wi-Fiシンプルエクステンダー(中継機)MZK-EX300N2が実売価格が1960円と安いので、設置することで、これも解決出来るかも知れない。

【近所からも無線LANの相談が】
EPSONの複合プリンターの無線LANがどうしてもつながらないという。
設定CDでインストールし直したが、言われる様に確かに認識しない。
だが、プリンターのドライバーをインストールし直したらOKとなった。

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地デジ受信不良・調査依頼

2013-04-19 12:06:00 | アマチュア無線

 以前勤めていた会社の先輩から昨夜「地デジのCH5.6.7だけがどうやっても映らないので見てもらえないか」と電話が有り、今朝出掛けた。
場所は栃木県二宮町で宇都宮の放送を受信している。
Sakuraitakutv CH構成は左図の様になっている。
これからすると、宇都宮からの電波はCH5~7の低い周波数と、その他CHの高い周波数に分かれており、低い周波数の受信レベルが低くなっていた。
CHの設定をクリヤーにして受信し直しても症状は変わらない。
1階居間のアンテナコンセントに接続した場合はぎりぎりながら受信出来るが普段使用している2階に接続すると映らない。
急に映らなくなったわけでは無く、今まで子供部屋で使っていたTVを最近2階に取り付けたら映らなかったというものだ。
アンテナレベルメーターで見ても映らないCHは10dB程度低い。
軒下の2分配器を秋月購入品と交換しても変わらず。
アンテナマストに取り付いているブースターを確認したが、レベル調整のATTは0dB,可変ボリウムも最大になっている。アンテナは地デジ切替前でもアナログ放送で使用していたものをそのまま使用しているものだ。
天井裏に自宅用分配器(3分配以上と思われる)が有る様だが、上る箇所が無かったり遠かったりで素人では調査困難である。
2階のレベルが全体に低いので、屋内ブースター(18dB)を試してみようと購入して取り付けてみたが、かえって悪い状況だった(C/N比が悪化したと考えられる)。
最後の手段で、軒下の2分配器を直結してみることにしたところ、全てのCHが問題無く映る様になった。全CH共、レベル差が殆ど無くなりCH5~7は9~12レベルが高くなった。
後で、上図の様に構成を書いてみると、使い方がおかしいのに気付いた。分配器が2段になっている。2分配器のもう片方は実物を確認しなかったが、接続していないという。オープンの場合になぜ、今回の様に低いCHのレベルの低下が起きるかは不明なところではある。
メーカー等の説明によると、空き端子には75Ωの終端抵抗を入れることとしている。オープンだとSWRが上がり反射波が増加して特性に影響する様だ。
予定に反して12時過ぎまで掛かってしまった。

その後、分配器単体で再現試験してみた。
(測定系が50Ωしか無かったので、参考にしかならないが)
空きコネクタに終端抵抗を付けると、低い周波数では1dB程度アップするが高い周波数では変化が殆ど見られなかった。それよりも同軸ケーブル(2m)延長した場合に接続有無でその差が大きくなることから、今回の様に使わない長いケーブルが分岐されていることによりレベル低下することが十分考えられる。

【ブースター故障】
数日前には、親戚の方が経営しているアパートのBSが映らなくなったといういうので、方角調整で治ったと思ったが、数日後、また映らなくなったというのでプロの業者に来てもらって見てもらったところブースターがショートしていた様で交換したら問題無くなった。
交換したブースターはもらって電源を接続して様子を見てみるが、ちゃんと動作している。こういう故障が難しいところだ。ケースを分解する際、表示シールを剥がして固定爪2箇所を外す必要がある。
既設品:マスプロ電工製VUBCB33S
交換品:   〃     UBCB35
業者の方に聞いた話だが、スカイツリーへの切り替えで受信障害となる原因は、電波が弱いのではなくて、強くなりすぎて、波形が歪んで映らなくなるケースが多いとのことで、勉強になった。

【自宅TVでNHK水戸が時々映らなくなる】
時々、NHK総合-水戸が映らなくなると上さんに言われてスキャンし直すと治るのだが、再発するのでネット検索してみたら、同様な障害がある様だ。
「自動スキャン」を「する」になっていると、TVが勝手にスキャンしてくれて、この様な現象になるというので、「しない」設定にして、どうやら解決した様だ。
アンテナを向けているNHK総合の八郷送信所はCH20(垂直)だが、切り替わってしまったCHを見るとCH52になっている。これは岩瀬送信所(水平)で、距離的にはちょっと遠いし、途中、山が有り偏波も異なるので、レベルも低い(アンテナレベルメーターで37dB)のだが、スキャンしてしまう様だ。

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UNICラジコン受信確認用アンテナ製作

2013-04-03 08:22:00 | アマチュア無線

 先日のブログで報告したが、修理依頼の多いUNICラジコンで使用している周波数(280~300MHz)に合うアンテナが無く、市販144/430MHz用ホイップアンテナを使用している。
動作確認には問題無いが、到達距離を確認するのに、マッチングが取れていない関係からか、限界の距離が分からない。
そこで、簡単なアンテナを自作することにした。
Img_4792_rImg_4794_rImg_4795_rImg_4796_r自作といってもM型コネクタにロッドアンテナを接続しただけの物だが。
ロッドアンテナはイーエレから購入した6段62cmMAX10個以上で150円を使用。
固定用のタップ穴にφ1程度の撚り線を通してはんだ付け。反対側をM型コネクタの中心電極にはんだ付けする。絶縁は耐熱性の有るポリイミド粘着テープを巻き付ける。
周波数が高いので、こんなことでは、インピーダンス整合が良く無いこととは思いますが、受信専用ということでは使えそうです。
Img_4791_rImg_4785_rImg_4789_rImg_4788_r2本製作して、送受信のレベルを簡易的では有るが、送信側はSGに、受信側はスペアナに接続M-BNC変換して、受信レベルを確認する。
伸縮して、ざっと確認しただけだが、ホイップアンテナの理論通り1/4λ(300MHzで波長が約1mなので25cm)が一番レベルが高い。(一番縮めた状態が近い。)

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UNICラジコン(FRC-0403Z)修理

2013-03-30 09:30:29 | アマチュア無線

 4台目位になるだろうか、修理依頼の多い機種である。
全然動作しないという症状で、送受信機を送ってもらって調査した。
送信周波数の49.375MHz(シールの「375」がkHz部分を表す)をオールバンドハンディ受信機でモニターしても電波が出ていない様だ。
Img_4763_r_2Img_4753_r_2分解して水晶リード線をオシロで見ても発振していない。試に手持ちの近い周波数の水晶を付けてみるとちゃんと発振し電波が出るので水晶不良の様だ。水晶は49.375MHz÷3の発振周波数である。
いつもの三田電波に以前と同じ仕様で発注し、先日届いたので、早速交換。(1週間で製作してくれた)
Img_4759_r_2Img_4760_rImg_4750_r今朝から受信確認実施。
動作はリレーの音でしか確認出来ないので、以前製作した「確認用LED/BZ基板」を接続して行う。
最初は受信機が動作しませんでしたが、受信調整したところ30m以上は届く様になりました。
(庭に置いた自家用車に50MHzのアンテナを取り付け離れていくと、隣接する道路の先まで届きました)
Img_4751_rImg_4756_rImg_4757_rImg_4766_rImg_4767_r受信機は何度か経験が有るが、調整が少しでもずれると動作しない。
送信機を動作ギリギリの距離まで離し、受信機のクワドラチャ検波のコイルとスケルチ調整半固定抵抗と相互に調整する。

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地デジ2方向アンテナ合成・再確認

2013-02-16 12:10:04 | アマチュア無線

Img_3855_r  以前のブログで述べたが、東京タワーの電波と八郷中継所(茨城県)の電波を合成すると、東京MXからの電波とNHK総合(水戸)の電波が同じCH(CH20)であることから影響してどちらも映らなくなりダメだったので、現在まで八郷中継所の電波のみ受信していた。
途中の邪魔(東京タワーからの電波)になるビルの工事が進んで(2月から映らなく予定)減衰しているのでは無いかと、再度確認してみた。
その結果は下表の通りで、上記の影響も無く、双方の受信が可能となった。
NHK総合については東京と水戸の両方が見られる様にCH設定しようとしたが、片方が表示されないのでREGZAについて相談センターに電話確認してみた。
「再スキャン」を行い、「現在の設定に追加する」を指定することで、両方がスキャン結果に追加されるので、あとは「手動設定」で空きチャンネルに割り当ててOKとなった。
同じ放送局について設定された送信局を確認すると、まちまちであるという結果になった。
これは、東京タワーの妨害となるビルが、まだ、未完成で、それほど影響されていないと思われる。
後日の情報であるが、東京MXの東京タワーからの送信出力を順次下げているのが映る様になった要因かと思われる。というのはNHK総合の東京タワーからのレベルがそれほど低下していないからである。
Chidegilev_6

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古いラジカセ修理(バリコン交換)

2013-02-02 09:02:00 | アマチュア無線

Img_4200_rImg_4198_rImg_4199_rImg_4192_r 工作室で愛用(いつもTBSラジオをBGM代わりに鳴らしている)している日立製の古いラジカセ(どこからか拾って来たもの)だが1年ほど前から、AM放送の低い周波数が受信出来なくなっていた。ダイヤルを廻すとガリガリ音になるので、バリコンが接触している様だ。
Img_4177_rImg_4178_rImg_4180_r以前、交換しようと分解したことが有るのだが、持っていたポリバリコンの形状が異なり(ラジオに使用しているのはシャフトの反対側に端子が出ているのに対し、手持ち品はシャフト側に端子が出ている)改造するにも大変なので、中止した。
今回aitendoに行く用事が有ったので、現物を見ながら使えそうな物を購入。
ポリバリコン[443AB] 販売価格:     150円     (税込)
Img_4181_rImg_4211_rImg_4212_rImg_4213_r最近、秋月から新発売されたLCRメーターDE-5000 を購入してあったので測定。
(微調整用トリマは容量を最低にセットした条件で、100kHzで測定)
受信不良の原因がローター接触であることが判明した(ポリエステルも劣化していた)。
【現状品】
回転角  0°    約100°  180°
AM同調0.2~800Ω,89PF~9.1PF(110°以下で絶縁不良を起こしている)
AM発振142.8PF~73PF~7.6PF
FM同調55.76PF  ~   7.90PF
FM発振56.2PF   ~   7.62PF
【aitendo製(仕様書より)】
回転角  0°   180°
AM同調266PF~0PF
AM発振266PF~0PF
FM同調20PF~0PF
FM発振20PF~0PF
AMは最低周波数が100kHz程度になってしまうが、何か用途があるかもということで、この状態でトラッキング調整した。更に低くしたらJJYのモールス音が弱いながら受信出来た。
FMは逆にバンド幅が狭くなるが、これも我慢しよう。
こんなに感度が良かったのかと思う位、受信良好だ。
Scan_2Img_4193_rImg_4194_rImg_4195_rImg_4196_r_2Img_4197_r
次に、ダイヤル紐を掛けるのだが、外す前の状態を記録していなかったので、判らなくなりいろいろ試すがうまくいかない。こうなった時は現物で試すのでは無く、図に書いてシュミレーションすると判って来る。シュミレーションで動作しそうなので、現物をその通り行ったら問題無く動作した。
各部ローラーも修理中に外れて行方不明になってしまったので、トランジスタ絶縁用ワッシャーを加工して作った。

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