トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

aitendo製DSPラジオの音声出力を確認

2015-10-30 13:51:37 | 電子工作

 在京FM補完局の実験放送を受信すべく今までに制作してあったaitendo製DSPラジオを試聴してみると、108MHzまで受信出来るONKYO製デジタルFM/AMチューナー(T-422M)に比べ低音に迫力が無い。
パソコン用スピーカー(アンプ付き)で元々特性は良く無いので、DENON製プリメインアンプPMA-390Ⅳと小型ブックシェルフスピーカーに交換して少しはHiFiで聴ける環境に替える。
そうすると違いが歴然とするので、測定器(FM/AM用SG)で電波を出して、音声出力をオシロで確認してみた。

比較したのはDSP6951,DSP6959,の3台。
●DSP6951
L/Rで位相が逆、またVCCの中間電位で+-変化(データーシートの参考回路ではモノラルでBTL接続になっている関係らしい)、LRはちゃんとセパレーションしている。

●DSP6959
DSP6951と全く同じ。

●RDA5807FP
位相は同じで良いのだが、高周波のノイズが凄く載っている。レベルも低い。

以上から、どうやら全て改善の余地は有りそうだ。

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UNIC-RC30送受信機調査用に改造

2015-10-30 10:49:55 | ラジコン

 修理依頼される業務用ラジコンの中で一番多いのがUNIC製RC30~33だが、周波数/ID変更の依頼も有り、これの確認用として、以前、ジャンク扱いでヤフオク落札したRC30(旧型)が
使える様に改造することになった。
【ID設定】
まずは、ID変更が簡単に出来る様にスイッチ式にする。製品は16ビットのランドをIDに応じてダイオードで接続設定している。
最初は、メイン基板にソケットピンを実装、スイッチ基板にはピンヘッダを実装してプラグイン出来る様にし、DIPスイッチ(8ビット×2個)とダイオード×16本で切り替えられる様に実装を工夫(ダイオード基板を垂直実装)して制作してみたものの、内部のはんだ付けが悪かったせいか動作しないので、振り出しに戻った。

そこで、回路的に使えるDIPロータリースイッチを使用することにした。
16ポジション用が4個しか無く送受信機に各2個しか使えないので、不足分の各2個は10ポジション用で間に合わせる。(SW4まで使うIDの実績は無いが、一応実装)
●送信機

●受信機

SW1:0~15、SW2:16~240、SW3:256~2304、SW4:4096~
送受信のIDを全て合わせて見て動作したので、問題無さそうだ。
【受信周波数可変】
受信機の局部発進周波数を可変することで、全ての受信周波数に対応出来る。
周波数を調査してみると、局発周波数は受信周波数ー第一局発(10.7MHz)になっている。
更に、この局発用水晶は1/6の周波数になっている。
最初は、この水晶を抜いて、片方の端子に、その周波数をSGから入力してみたが動作しない。
SGのレベルが低すぎるのか(水晶ではP-P800mV程度だがSGでは200mV程度しか出ない)水晶の端子ではダメなのか分からないが。
次にMix回路の局発注入IFT入力側にSGで局発周波数を入力したら動作した。レベルを可変してみると100mv以上で動作する。

あとは、正式に組み上げて調査し易い様にする予定だ。
【送信機信号でSG変調】
以前にも紹介したかも知れないが、送信側の水晶周波数(送信周波数の1/18)が受信機と異なり、対向確認が出来ない場合は、送信機の制御信号の論理をトランジスタで反転させSGの変調信号入力に接続(DC変調に設定)することで、送信周波数を自由に可変出来るので、対向試験が出来る。

【正式加工】
DIPロータリースイッチは基板裏面に有るので、取り付けてしまうと設定出来ない。
そこで、本体底部に角穴をベビーサンダーで開ける。余分に切れ目が入ってしまったのでテープで目隠しする。
局発注入用のBNCコネクタも同軸線で引き出して、受信モジュール固定ねじに共締めする様にした。

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