トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

1100円の中古パソコンもUbuntu(Linux)でよみがえる

2017-09-01 12:15:30 | パソコン

 先日のパソコン相談室で、古い東芝製PC(Windows-XP)でインターネットが見たいという相談があったのだが、XPはサポートが終了しており、セキュリティ上、ネット接続するとウィルス感染の可能性大と説明。本当は受け付けないのだが、Windows7にアップグレードしてみることにした。
ところが東芝の古いタイプで現状メモリーは256MBで最大でも512MBまでしか出来ないのでWindows7は動作困難と判断。
更にBIOSの変更もWindows上からしか出来ない。
なんとかBIOS変更しCD/DVDドライブから起動出来る様にしてLinuxディストリビューションであるUbuntu-ja-14.04(32bit)を試すことにした。
インストールは始まったが途中で止まってしまう。メモリーは512MBに交換したが非力過ぎて使えない様だ。
そこで、ヤフオクで安価なPCを1100円(税抜き)で落札して再挑戦してみた。
富士通 15.4型ワイド ノートパソコン FMV-E8260

メモリーは1GB(512MB×2)だったが手持ち品(1GB×2)があったので交換する。
CPUはインテル® Core™2 Duo プロセッサー T8100(2.10GHz)で64bitに対応している様なのでUbuntu-ja-16.04-amd64iso(64bit)をDVDに書き込んでインストールしてみた。
インストールしないで動作確認することも出来る。使えるかどうか心配な場合は試してからのが良い。
開発当初のLinuxはコマンドが主でしたので、敷居が高かったのですが、本当にWindowsライクにインストールや操作が出来るし、ドライバーも全て認識してくれた。USB接続のWiFiやBluetoothドングルも認識。
サクサク動作するし、そのままで日本語に対応(半角/全角・漢字ボタンで切り替える)する。
このブログも、このPCで書いている。

取り敢えずインターネット(Windowsで使い慣れたFireFox)が出来ればと試したので、その他の機能はそれほど試していないが動作している(DVD動画だけはまだ出来ていない)し、officeソフトも標準でLibreOfficeがインストールされる。ソフトが全て無料というのが良い。
プリンターもUSB接続では認識し、メーカー/モデル名を合わせれば問題無く印刷出来た。しかしWiFi接続ではまだ出来ていない。
UbuntuはこのようにWindows-XP時代のパソコンを生き返させることが出来る。
もう少しソフト類を調査して、利用範囲を広げたいと思う。
やはり使いやすくなったとはいえ、Linuxは結局コマンドを打たないと標準外のアプリを動かせない場合が多い。
市販DVDの再生について、ホームページの紹介記事そのままにコマンドを打ちVLCプレーヤーで正常に再生出来る様になった。
おいおい、参考書を購入してコマンドの基礎はマスターしたいところだ。十数年前の参考書はあるのだが参考にならないだろうな。
【ネットワークプリンタの接続】
http://ubuntuapps.info/blog-entry-886.html
の通り操作したら簡単に接続出来た。
【Windowsソフトも動作する】
全てのWindowsソフトが出来るわけでは無いが、Wine(Linux上でWindowsアプリケーションを動作させることができるソフト)をインストールすると動作する。
最新のLTspiceⅩⅤⅡやTina-Ti、PasS、XnViewが動作確認出来た。
【Draftsight】
機械系CADでAUTO-CAD互換?のフリーソフトであるが、Linux版をインストールして使用出来る。だが、認証がエラーになって、いろいろといじって(インストール方法を変えてみる)いるうちに無事認証された。
但し、設計済みのDWGファイルを開くと文字が???になってしまう。文字の割当をubuntuのフォントに入れ替えると表示される。

コメント
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