トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

TDA2030Aアナログモノラルアンプの出力コンデンサがパンク

2020-06-11 11:15:35 | オーディオ

 友人がTDA2030Aのkitを作ったが、鳴らないというので診てみた。
電源がAC入力の仕様で、これをACアダプターの直流を接続していたことが原因だった。
簡単な方法として、同一電源のACアダプタを2個用意して、kitのブリッジダイオードはバイパスさせて印可することをアドバイスした。実際、動作確認もしてOKだった。
アダプターを2個使うのも面倒なので、何か違う方法を考えてみた。
例えば16V出力のACアダプターを使って、これを昇圧型DC/DC-CONVで倍のDC32Vを出力。
ACアダプターの0Vはアンプの-電源に、16Vは0Vに、DC/DCの32Vは+電源に接続することで問題なく動作した。

このICは+-電源の他に単一電源でも回路により動作可能なので、単一電源の安価品「HiLetgo 5pcs TDA2030AオーディオアンプモジュールTDA2030パワーアンプボードをAmazonで購入。

動作電圧:6〜12V とあるが、ICの動作範囲は±22Vなので、単一では44Vとなる。
そこで24V出力のACアダプタで動作させていたら、何日かして、突如として出力カップリングコンデンサがパンク(アルミケースが吹っ飛び、電解液のシートが飛び散った)した。
使用していた電解コンデンサは470uF/16Vで、印可電圧は1/2電源電圧の12Vなので、普通音量だと耐圧をオーバーしないと思ったのだが。
電解コンデンサの品質によるところもあるかもしれないが、説明通り12V以上は掛けられない様だ。
取り敢えず耐圧25Vの国産性に交換して使っている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする