HP製SYNTHESIZED SIGNAL GENERATORのHP8657Aを久々に電源ONしたらエラー表示されで、何も操作出来ない。
ヤフオクで入手した際にも表面のボタンが効かない現象があり、その際に導電ゴム部分にアルミ箔を貼り付けて治した記憶があり、多分これがショートしっぱなしになったのだろうと判断し表面パネルを分解して、この際、再発しない様に全ての接点をタクトスイッチに付け替えた。ハンダ付けの場所も微妙に合わないので、1個終わる毎に導通チェックを行い、やっとの思いで完了し、電源を入れたらエラーが無くなり、ボタンも全て反応する。ところが信号出力が出ない。
電源出力電圧をチェックすると+15Vだけが出ていない。このために+15Vで動作させているオーブン付き基準信号発振器が動作していない。
電源出力から各ボードに行っているコネクタを外すと、電圧は正常に出ている様なので、メインボードのどこかでショートしている様だ。
こうなったら、入り口からどんどん切っていって、ショート箇所を絞っていく。
結局、タンタルコンデンサがショートモードで不良になっていた。
現役時代、タンタルコンを直接電源回路に入れるとショートモード(タンタルコンはそのモード)で壊れるので使わない様に設計していた。これも、それが原因かもしれない。最新のタンタルコンは改良されておるのかも知れないが。
なので、安全のため電解コンデンサに交換したら、無事+15Vが出る様になって、正常に信号出力した。