久々にHP製Synthesaizer/Function Generator HP3325Bの電源をONしたが入らない。
見ると、裏側のサーキットブレーカーがトリップしている。
戻しても、やはりONすることで即時トリップしてしまうので、電源回路の不良かもということで、調べることにした。
回路図はサービスマニュアルがHPから入手出来ているのだが、何しろ小さくて見れないので、プリンターで分割印刷して、貼り合わせた。結果一畳位までの大きさでやっと見える様になったので、調査に入った。
サーキットブレーカーのトリップ信号コネクタを外すと、動作するし、各出力電圧は正常なので、このままでも使えそうだだが、エラー026が出る(結果、電源とは関係無く後述による)。
トリップにはサイリスタが使用されているが、これのゲートには電圧印加が無いのに関わらず、アノードとカソード間に電圧がかかっている。
調べると、回路図には無い、アノードとカソード間にセラコンが入っており、これが劣化して絶縁不良になっている様なので、取り外すとトリップしなくなった。
電源部は解決したので、メイン回路電圧をたどっていくと、+5Vが出ていないところがあり、このタンタルコンを外して導通を見るとショートモードで壊れていたので、手持ちの電解コンデンサに交換したところエラー026も出なくなった。