彦星と織姫が日本の空で出会えなくとも、
牽牛と織女は他の空できっと出会っているんじゃないでしょうか。
言葉変わればところ変わる。言いえて妙ですかね。
今の窓辺の夜空は、ちょうど雲が月の出ているところだけ隠していて、
あわびの殻のようにぼんやりと銀色に光っていました。
ほんとは夏よりも、空の澄んでいる冬の方が天の川、見えやすいそうです。
でも冬だと川を渡るのが寒そうだし、笹が似合わないのでやっぱり、
夏の方が涼しさのありがたみを受けられてよいのかもしれません。
一年に一度しか会えなくても、その日「かならず」会えることさえ
わかっていれば、人はけっこう待てるもので、その先もその後も
生きてゆく楽しみがあたえられるのならば、一年に一度と言うのは
なかなか粋な配慮なんじゃないかなあと思います。
だって、地上から見て雲っていても、ずっと向こうはいつも晴れている。
曇っていてもこっそり裏で会ってるんじゃないでしょうか彼らは。
ずるいずるい。
地上に生きてると「かならず」何かが起こる、ことは、
けっこう貴重なものなんだなあと思います。
そう例えば、朝の中央線とか、ひるの中央線とか、夜の中央線とか。
中央線と人間に「かならず」はない。
牽牛と織女は他の空できっと出会っているんじゃないでしょうか。
言葉変わればところ変わる。言いえて妙ですかね。
今の窓辺の夜空は、ちょうど雲が月の出ているところだけ隠していて、
あわびの殻のようにぼんやりと銀色に光っていました。
ほんとは夏よりも、空の澄んでいる冬の方が天の川、見えやすいそうです。
でも冬だと川を渡るのが寒そうだし、笹が似合わないのでやっぱり、
夏の方が涼しさのありがたみを受けられてよいのかもしれません。
一年に一度しか会えなくても、その日「かならず」会えることさえ
わかっていれば、人はけっこう待てるもので、その先もその後も
生きてゆく楽しみがあたえられるのならば、一年に一度と言うのは
なかなか粋な配慮なんじゃないかなあと思います。
だって、地上から見て雲っていても、ずっと向こうはいつも晴れている。
曇っていてもこっそり裏で会ってるんじゃないでしょうか彼らは。
ずるいずるい。
地上に生きてると「かならず」何かが起こる、ことは、
けっこう貴重なものなんだなあと思います。
そう例えば、朝の中央線とか、ひるの中央線とか、夜の中央線とか。
中央線と人間に「かならず」はない。