映画『タネは誰のもの』をみて元農水大臣から講演を聴く映画会を開催しました。 種子法が廃止され、同時に農業競争力強化支援法ができ、種苗法が改正されました。これにより、これまで、農家に認められていた栽培した作物からタネをとる権利(自家増殖)が制限され、タネをつくる育成者が農水相に登録したタネは、許可なくタネをとることができなくなりました。都道府県などの登録であれば、農家は自家採種も可能でしたが、知見が民間に流れ、民間が改良を加えるなどして新たな品種として登録すれば、農家は、企業からタネや苗を買わなければならなくなり、タネの値段が上がる可能性があります。 自然の恵みを収穫するのが農業だと思っていましたが、タネさえ原材料のように扱われ、まるで畑や田んぼが工場のようで、1次産業のはずの農業が工業のようです。
農業の6次産業化、というのは、こういう事なのだと改めて実感しました。 . . . 本文を読む