今朝方まで雨が残ったことから、校庭で予定されていた遊び広場が体育館に移りましたが、雨も上がり、校庭いっぱい、親子でのびのびと遊んでいました。
土建組合の協力により、木工室では、タイルや貝殻を使ったモザイクづくりが行われていました。子どもたちは、用意された様々な色や形のタイル・貝殻などを額の中に、ひとつひとつはめ込み作品を完成させていました。
「子育て研修」は、そのタイトルが『おとうさん子育て体験語ろうよ』。私もタイトルから、おとうさんたちの子育てに対する意識や現状が見られればと、楽しみにしていました。
タイトルにふさわしく、参加者の半数はおとうさん。おとうさんの子育てに対する興味や関心をうかがわせました。
講師の社会福祉法人雲柱社の新澤拓治さん、愛育幼稚園園長の酒井幸子さんが体験を交えながら、うまく参加者の緊張を解いていったこともあり、おとうさん、おかあさんの率直な子育てに対する体験や気持ちに接することができました。
講師から参加者には、
☆幼児期に必要なことは何なのか
☆職場と子育ての関係はどうか
☆お父さんの出番とは
といった問いが投げかけられました。
初めは控えめだった参加者も、講師のお二人の
「父親が(子育てに)かかわると母親の育児不安は少ない」
「子育てに対する自己評価が高い夫より足りないと思っている夫のほうが妻の評価が高い」
という、父親の子育て参加の大切さをアピールしながらも、気負わないことの大切さをさりげなく指摘に次第に積極的な発言が出てきました。
・実際にPTAやおやじの会、行事の手伝いなどで子どもたちと接する機会を作っている。その際にこんなことに気をつけているといった具体的な体験談。
・子どもと接する時間は圧倒的には母親の方が長く、子育てに対する考え方が違っていても真面目な話がなかなかできない。
・妻の育児ノイローゼから育児の大変さを体験し、母親しかできないことが意外に少ないことに気付いた。
・病気で給食し育児を見直した。育児により生きる力を与えられる。
・育児休暇は大企業だけ。とりたくても子どもの行事では承認がおりない。週末の開催を望む。
・子育て研修のタイトル「出番です」はプレッシャー。最近は父親参加も多く、こないと目立つほど。飲み会など気軽に出来れば良いかなと思っている。
幼稚園は子どもが初めて体験する集団生活であると同時に、親にとっても、親の集団に入る初めての団体であるという文部科学省の方の発言に、今の子どもと親を取り巻く環境を改めて認識しました。
少し前までは、公園デビューという言葉がありましたが、公園でのコミュニティーも作りにくく、その分、児童館や幼稚園などの役割が重要になってきているのでしょう。
様々なメディアが父親の育児参加を取り上げていますが、そうした情報がおとうさんを悩ませているのかも知れないという新澤さんの指摘は当たっているのかもしれません。
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呼びかければ参加してくださる方が多少でもいらっしゃるのに嬉しく思います。
モザイク、楽しそうですね。
私はそっちに参加したいです。
子どもの作品にそっちのけで夢中になりそうですね。