ハロルドヒメコクヌスト Ancyrona haroldi (北海道)
[分 布] 日本各地
[食 樹] 枯れ木など
[時 期] 5月~8月
※ 体長は約4㎜~5㎜前後のヒメコクヌスト科に属する甲虫。
日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数はやや少ない。
成虫は古めの倒木や衰弱した木の樹皮の裂け目などで見られる。
体は灰色の毛が生えており、上翅には淡黄白色の縦長の紋が対で見られる。
木の樹皮に自分で窪みを作り成虫で越冬する。
コクヌスト科からヒメコクヌスト科へ昇格を遂げたハロルドヒメコクヌスト。
探すとなかなか見つからないが、ふとした時に副産物として見られる事がある。
体型は扁平で横から見ると平べったいのでケシキスイのように見える。
夕方、市内の住宅街にある1本のナナカマドの木の周りを何気に
見ていると、割と小さな虫たちがあっちへこっちへ飛翔しているのが目についた。
その中で1匹の甲虫らしき小さい虫がナナカマドの樹皮に張り付いて止まったので
近寄って確認すると、5ミリ前後のハロルドヒメコクヌストでした。
樹皮の上を歩き始めて、木の裂けめの隙間に潜り込むと、その奥から小型の個体が現れた
この2匹は夫婦だったのかも知れない、妻の帰りを待つ夫のようですww
大きいのはおそらく♀か、小型の個体は♂個体かもしれません。
市内の森で見つけたハロルドヒメコクヌスト
クワの枯れ枝から羽化したハロルドヒメコクヌスト
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