(1)日産の無資格従業員による完成車の検査が問題発覚後も4工場(報道)で継続されていたことがわかり、日産は国内全工場での出荷停止に追い込まれた。
企業の統治(corporate governance)、倫理が機能せずに破壊されていることを自ら証明したのだから、全工場出荷は当然のことだ。
日産ゴーン前社長(現会長)が三菱、ルノーをかけ持ちで系列経営責任者を務めて多忙を極めて、日産は西川社長に後任を譲っていたが西川社長の指揮命令系統が機能せずに、全工場出荷停止に追い込まれた。
(2)ゴーン前社長のカリスマ的経営体制で業績を回復した日産だが、ゴーン無きあとの残るゴーン体制の影響が企業統治の徹底を不完全なものにしたのではないのか。
ゴーン前社長が日産、三菱、ルノーと日仏を股にかけて経営責任者を務めて報酬は数十億円ともいわれて、いくらなんでも経営責任に無理があるのではないのかと思っていた。
日産の法令違反行為が摘発後も改善することなく継続していたことは、ゴーン無きあとのゴーン体制を日本人社長が同じように企業統治できなかった体制の「甘さ」、「矛盾」、「不備」を示したものだ。
(3)ゴーン前社長のカリスマ性が去って企業経営責任に「空洞化」が生じて、その後の経営責任、統治体制があいまいになって機能せずに意思統一が出来なくなっていたのではないのか。
あるいはゴーン体制が進めていた厳しい経営統合(コストカット)による「利益第一主義」の影響が色濃く、無資格者による検査という法令違反の常態化を招いたとも考えられる。
(4)現在総選挙運動中であるが、日産問題は希望の党の政権選択選挙での当初の大きな期待、関心がフタを空けてみれば失速していることと体質はよく似ている。
小池都知事が都議選での都民ファーストの会の躍進の勢いで国政参加を目指して代表となって希望の党をたちあげて、総選挙に臨んでいる。
小池都知事の個人的人気が頼りの希望の党で、代表に就任しながら政権選択の総選挙で自らは立候補せずに首相候補者を誰にするのかあきらかにせず選挙後に決めるとしてリーダーシップ影響力を発揮することなく、希望の党は各地で勢力伸び悩みに直面している。
(5)やはり小池新党といわれる希望の党の代表に就任したからには、自ら立候補して首相を目指す気概、心構えを示して党を引っ張ることが必要だった。
小池代表が(立候補せずに)首相とならない希望の党では、政治的影響力を失い統率力、原動力(dynamism)を欠くのも当然のことだった。
日産も希望の党も「求心力」を失っての空中分解を招いている。
企業の統治(corporate governance)、倫理が機能せずに破壊されていることを自ら証明したのだから、全工場出荷は当然のことだ。
日産ゴーン前社長(現会長)が三菱、ルノーをかけ持ちで系列経営責任者を務めて多忙を極めて、日産は西川社長に後任を譲っていたが西川社長の指揮命令系統が機能せずに、全工場出荷停止に追い込まれた。
(2)ゴーン前社長のカリスマ的経営体制で業績を回復した日産だが、ゴーン無きあとの残るゴーン体制の影響が企業統治の徹底を不完全なものにしたのではないのか。
ゴーン前社長が日産、三菱、ルノーと日仏を股にかけて経営責任者を務めて報酬は数十億円ともいわれて、いくらなんでも経営責任に無理があるのではないのかと思っていた。
日産の法令違反行為が摘発後も改善することなく継続していたことは、ゴーン無きあとのゴーン体制を日本人社長が同じように企業統治できなかった体制の「甘さ」、「矛盾」、「不備」を示したものだ。
(3)ゴーン前社長のカリスマ性が去って企業経営責任に「空洞化」が生じて、その後の経営責任、統治体制があいまいになって機能せずに意思統一が出来なくなっていたのではないのか。
あるいはゴーン体制が進めていた厳しい経営統合(コストカット)による「利益第一主義」の影響が色濃く、無資格者による検査という法令違反の常態化を招いたとも考えられる。
(4)現在総選挙運動中であるが、日産問題は希望の党の政権選択選挙での当初の大きな期待、関心がフタを空けてみれば失速していることと体質はよく似ている。
小池都知事が都議選での都民ファーストの会の躍進の勢いで国政参加を目指して代表となって希望の党をたちあげて、総選挙に臨んでいる。
小池都知事の個人的人気が頼りの希望の党で、代表に就任しながら政権選択の総選挙で自らは立候補せずに首相候補者を誰にするのかあきらかにせず選挙後に決めるとしてリーダーシップ影響力を発揮することなく、希望の党は各地で勢力伸び悩みに直面している。
(5)やはり小池新党といわれる希望の党の代表に就任したからには、自ら立候補して首相を目指す気概、心構えを示して党を引っ張ることが必要だった。
小池代表が(立候補せずに)首相とならない希望の党では、政治的影響力を失い統率力、原動力(dynamism)を欠くのも当然のことだった。
日産も希望の党も「求心力」を失っての空中分解を招いている。