いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

航空機インシデント。 incident of a airplane

2017-10-02 20:11:05 | 日記
 (1)飛行中の航空機の胴体パネルの落下が相次いでいる。大阪では市内中心部に落下して走行中の乗用車に衝突して、幸いケガ人は出なかったが車の屋根や後部ガラスが破損(報道)した。

 これまでも飛行中の航空機からの部品の落下はあったが山中、海というのがほとんどで、今回のように都心部での落下事故ということになると生活、生命への危険度の大きさにいつもさらされている現実を思い知らされる。
 今回の相次いだ航空機胴体パネルの落下では、同じ航空機の同じ部位のパネルが連続して落下した事例もある。

 (2)航空機の事故というのは一度起きると連続して起きる傾向があり、何か因果関係があるのか注意が必要だが、しかしとりわけ重量物が空中を飛行する航空機の構造特殊性を見れば、点検整備の重要性はとりわけ大きい。
 同じ航空機の同じ構造部位が連続して落下するなどとは、航空機構造安全管理からいって考えられない重大事故だ。

 人的事故なのか構造上の欠かん事故なのか、どちらにせよ点検整備で調和しない不都合な部位であることを感知して安全対策を十二分に尽くさなければ安心して安全飛行などしていられない。

 (3)少子高年令化社会を迎えている日本社会は、高度経済成長時代を人口、労働、技術、能力、経験で支えてきた団塊世代がそろそろ引退時期にさしかかって、高度で専門的な技術、能力、経験が十分に効果的に少子化の次世代に引き継がれているのかは社会構造問題として懸念されてきた。

 少子化の分、コンピュータ、AIを活用しての科学的、機能的メカニズム、システムの確立で社会構造、労働構造を先端的、革新的に変えてきた。

 (4)最近の航空機の飛行中の部位パネルの相次ぐ落下事故を見ていると、高度で専門的な検査、技術、能力の伝承とコンピュータ、AI活用による検査メカニズムの変化が十分に調和、調整されて伝承、機能、稼働しているのか検証が必要だ。

 同じ航空機の同じ部位パネルが連続して飛行中に落下するなどは、考えられない安全な検査、技術、能力に問題のあることを警告している。

 (5)日産自動車は法定にもとづかない未認定の無資格者による完成車(新車)の検査(車検免除)を実施していたことが判明して、再検査対象車が100万台以上に及ぶとみられている。

 航空機同様、安全運行にかかわる重大事故につながるインシデント(incident)として、技術、能力の人的、構造的、慢性的な欠かんが起きている現実を無視してはならない。

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