いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

ケネディ暗殺は読み解けない。 we can read it, but we can't solve a kennedy assassination

2017-10-28 20:40:09 | 日記
 (1)米国ケネディ元大統領はなぜ暗殺されたのか、暗殺されなければならなかったのか。当時の米国は思想主義対立する共産主義体制の当時ソ連と覇権を争って、ソ連が米国ののど元の同盟国キューバにミサイルを持ち込もうとして当時ケネディ大統領がキューバ海域を封鎖して阻止し、米ソ全面対決、核戦争の危機ともいわれた緊張状態にあった。

 米国CIA、ソ連KGBの情報機関が暗躍して世界を舞台に自由主義、共産主義陣営の転覆工作を指揮していた。

 (2)そういう米ソ対決緊張状態の中で、ケネディ大統領が米国内の選挙応援で訪れたダラスで車で遊説中に凶弾に倒れた。ケネディ大統領は民主党リベラルの若い大統領として特に黒人層、貧困層からの人気、支持が高く、高い理念、理想、行動に巧みな演説で世界的にも人気が集まって支持が高かった。

 (3)そういう絶大な人気と支持の象徴としてこれまた世界の自由主義体制の覇権国家の米国大統領に君臨していたケネディ大統領が、まさか米国内で暗殺されるとは思いもしないことだった。

 犯行は元海兵隊員でソ連への渡航歴もあるリー・オズワルドの単独犯行として司法決着がはかられたが、今でも米国人の60%以上、調査によっては89%が背後に陰謀があったと思っている(報道)という調査結果がある。

 (4)その疑問を解くかといわれる事件当時の関係書類、機密文書を公開することにトランプ大統領が了承して注目を集めた。オズワルドがソ連KGB、キューバ関係者と交わしたとされる電話内容(盗聴)などが含まれていた(報道)が、これらはオズワルド単独犯行を印象づけるもので、当初これが残り機密文書の全面公開といわれたものが一部の機密文書については約半年かけてさらに可否を審査するとして先送りされた(本日の情報では、これらも全面公開するといわれる)。

 (5)当時米国と思想主義対立し覇権を争ったソ連はすでに崩壊してなく、ロシア、中国が共産主義体制を主導しており、この期に及んで約半世紀前の米国内でのケネディ大統領暗殺というショッキングな事件の調査資料、機密文書を公開する意味、意義は再び混乱と不必要の対立、対決を生むだけで、米国、国際社会にとって本当の真実、利益をもたらすものかは大いに極めて疑問がある。

 (6)仮に機密文書公開で当時の司法判断、裁定が覆(くつがえ)ったとしても、再捜査など不可能であり、また仮に国際関係国、機関が関与したとするものであっても現在それは真っ向から否定されるだけで、ケネディ大統領暗殺にかかわる機密文書が「今」公開される「利益」が読み解けない(we can read it , but we can't solve a kennedy assassination)。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする