いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

台風と地震のはさみ撃ち。 attack from both sides by typhoon & earthquake

2018-09-06 20:08:01 | 日記
 (1)自民党総裁選をはさみ撃ちするように台風21号が強い勢力を保ったまま関西空港を直撃して滑走路が水没するという大災害を招き、本日未明には震度7の地震が北海道を襲い大規模山崩れに全域停電、新千歳空港も天井板落下、停電で全便欠航の機能停止状態だ。総裁選などやっている場合ではない。

 国民の最近の最大の関心事は国、政府の災害安全対策(世論調査)だ。西日本豪雨で危険が予想されながら安倍首相が自民党議員とともに永田町自民亭なる宴会に出席していて、これがていねいにもその様子が出席者のネットで流されるという危機管理意識のなさが原因だ。

 (2)今年は台風が1か月以上も天気図に次から次と切れ目なく居続けて(気象データ)日本をうかがい冒頭のように勢力を保ったまま上陸し、夏は35度以上の真夏日が記録に残っている限り最大日数を記録して酷暑となり、今また災害国日本の西に北にと総裁選はさみ撃ちの大災害被害を招いている。

 (3)特に今回の台風、地震災害被害では交通アクセスの要の空港が機能壊滅的な被害を受けて、国民社会生活、観光客への影響がさらに甚大になっている。関西空港は24時間離発着の国際利用競争力の強化のために大阪湾の人工島空港として建設されて、今回暴風台風の強風と高潮被害を受けさらに連絡橋に漂流のタンカーが衝突してアクセスが閉ざされて完全孤島化した。

 強風侵入は大阪湾の地形の影響によるものといわれて、人工島空港の弱点がモロに出た台風災害被害であり、人工島空港としての安全対策には限界もみられる。

 (4)連絡橋の漂流タンカー衝突事故は想定外だったかもしれないが、それでも風や波の威力をブロック機能で減速させる研究も進んでおり安全対策は考えられて、空港ともなると高い防潮壁の設置も飛行に障害がありむずかしいとなると、打つ手は早期復旧に向けたインフラ仕様、空港専用車両などの安全避難事前準備,被害を最小限にとどめる対策しかない。

 最近は台風通過に備えて前日からの交通運休、商業施設、学校の休日を決めるなど事前安全対策も利用者保護優先でのシステム、考えが実行されており、一般空港も欠航、着陸地変更など同様対応だが人工島空港として特殊性を考慮した安全対策マニュアルの情報開示が不可欠だ。

 (5)石破茂議員は防災省の設置を提案しているが、災害国日本として近年地球温暖化による異常気候、気象現象が続発していることを考えると継続的、持続的、専門的、中心的災害安全対策の組織化は考えるべき時代だ。

 これで見直しが検討される東南海トラフ連動大地震が起きた時の備え、安全対策は十分なのか、総点検が必要だ。

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