9月8日川口でのチューリップコンサートの初日を聞いてきた。いきなり「ガツン」と「welcome to my house」で頭脳明晰をやられて、大音量の演奏が続いて、チューリップの意気と元気なところをみせられた。
まるでP.マッカートニーのコンサートがこうではないのかの意識したようなオープニングだった。
その分まだ音の質が荒くて、もうひとつの財津サウンドの質のよさ、美しさが表現できていない印象で、おいおい財津さんが修正、完成させていくのは間違いない。
「ムトウス」、「丘に吹く風」など財津和夫さんの楽曲の質の高いメロディにこだわった佳曲がところどころにセットアップされて聞きごたえのあるチューリップコンサートだ。
「丘に吹く風」は印象的な前奏の旋律が延々と続いて引き込まれ、財津音楽の流れるように揺れてスピード感のある音域の広い楽曲でワクワクするものだ。
生ギターコーナーの楽曲にもうひと工夫ほしいのと、後半曲はいつものなじみのヒット、有名曲となっていて、それはそれで往年のファン層を意識してのものなのだろうが、財津音楽にはヒット曲以外に印象的な秀作、佳曲が多いのだからもうひと工夫ほしいところだ。
財津さんはソロコンサートからのリハーサル、間を置かずのチューリップコンサートで発声、声量は申し分なく、豊かでホールを圧倒する迫力が伝わってきた。
コンサート初日ということでオーディエンスもあれよあれよの進行でついていくのがやっとという感想だ。
コンサートの進行はスピード感があって次から次へと歌、演奏が続いて演奏の長い大音量の力強さで元気なとこをみせていたが、もうちょっと音の構成にきめの細かさ、美しさがほしいところで、財津音楽、チューリップの楽曲の質の高さがもったいないと感じるところもあったが、上述のとおり財津さんが修正、調整してほどなく完成チューリップコンサートが聞かれるのではないのか期待したい。財津さん、チューリップは元気、うまい、いい曲が聞けるというコンサートだ。
チューリップファイナルコンサートからの選曲も多く、「チューリップのファイナル」を意識したメッセージなのかもしれないコンサートの位置づけだ。
ツアータイトルが「IS THERE」、財津さんは「ここにチューリップはいるのか、みなさんはいるのか」という思いを語っていたが、46年「チューリップ」にこだわって、いろいろありながら続けてきて、いくつかの時代の「チューリップ」を重ねながら、財津さんの胸の内、心に生き続けた「チューリップ」の本尊,本像が変わらずに生きてここにいるのか、みなさんはいるのかをそれぞれが思い、問う「IS THERE」だ。
P.マッカートニーの前回のツアータイトルが「OUT THERE」(みなさんのところに出かけていく)で、これをかなりひねった感もあるが、「IS THERE」、「OUT THERE」、なんとも哲学的、叙事的、創造的比較で、財津さんの感性の豊かさ、大きさ、ひねりが伝わってくる。
tulip : 財津和夫(v g pf harm)姫野達也(v g pf)上田雅利(ds v)宮城伸一郎(b g v) and 田中トオル(ds)小泉信彦(pf)尾上サトシ(g b)
and,and 安部俊幸(friendship)
まるでP.マッカートニーのコンサートがこうではないのかの意識したようなオープニングだった。
その分まだ音の質が荒くて、もうひとつの財津サウンドの質のよさ、美しさが表現できていない印象で、おいおい財津さんが修正、完成させていくのは間違いない。
「ムトウス」、「丘に吹く風」など財津和夫さんの楽曲の質の高いメロディにこだわった佳曲がところどころにセットアップされて聞きごたえのあるチューリップコンサートだ。
「丘に吹く風」は印象的な前奏の旋律が延々と続いて引き込まれ、財津音楽の流れるように揺れてスピード感のある音域の広い楽曲でワクワクするものだ。
生ギターコーナーの楽曲にもうひと工夫ほしいのと、後半曲はいつものなじみのヒット、有名曲となっていて、それはそれで往年のファン層を意識してのものなのだろうが、財津音楽にはヒット曲以外に印象的な秀作、佳曲が多いのだからもうひと工夫ほしいところだ。
財津さんはソロコンサートからのリハーサル、間を置かずのチューリップコンサートで発声、声量は申し分なく、豊かでホールを圧倒する迫力が伝わってきた。
コンサート初日ということでオーディエンスもあれよあれよの進行でついていくのがやっとという感想だ。
コンサートの進行はスピード感があって次から次へと歌、演奏が続いて演奏の長い大音量の力強さで元気なとこをみせていたが、もうちょっと音の構成にきめの細かさ、美しさがほしいところで、財津音楽、チューリップの楽曲の質の高さがもったいないと感じるところもあったが、上述のとおり財津さんが修正、調整してほどなく完成チューリップコンサートが聞かれるのではないのか期待したい。財津さん、チューリップは元気、うまい、いい曲が聞けるというコンサートだ。
チューリップファイナルコンサートからの選曲も多く、「チューリップのファイナル」を意識したメッセージなのかもしれないコンサートの位置づけだ。
ツアータイトルが「IS THERE」、財津さんは「ここにチューリップはいるのか、みなさんはいるのか」という思いを語っていたが、46年「チューリップ」にこだわって、いろいろありながら続けてきて、いくつかの時代の「チューリップ」を重ねながら、財津さんの胸の内、心に生き続けた「チューリップ」の本尊,本像が変わらずに生きてここにいるのか、みなさんはいるのかをそれぞれが思い、問う「IS THERE」だ。
P.マッカートニーの前回のツアータイトルが「OUT THERE」(みなさんのところに出かけていく)で、これをかなりひねった感もあるが、「IS THERE」、「OUT THERE」、なんとも哲学的、叙事的、創造的比較で、財津さんの感性の豊かさ、大きさ、ひねりが伝わってくる。
tulip : 財津和夫(v g pf harm)姫野達也(v g pf)上田雅利(ds v)宮城伸一郎(b g v) and 田中トオル(ds)小泉信彦(pf)尾上サトシ(g b)
and,and 安部俊幸(friendship)