(1)大阪市長も府知事も大阪維新の会で、その大阪維新の会が最重要課題として掲げ取り組んできた大阪都構想が15年に続き意を決して公明党の協力を受けた今年20年の2度目の住民投票でも再び否決された。
大阪都構想が政治問題ではなく、大阪人の経済、文化、社会、生活に根差した土着(日本最初の大商業都市の地域の誇り)、愛着(独自、独特の関西文化社会へのこだわり)、執着(後続東京への対抗心)問題であることを示したのではないか。
(2)唯一政治的とみられるのは、大阪維新の会代表の松井市長が菅首相に近く、補完勢力として政権から期待されていることへの警戒感、距離感だ。地方過疎、財政危機の政治問題として道州制導入は方法論として必要だと書いたが、大阪都構想は政治問題とはならずに経済、文化、社会、生活問題として最後は譲ることのできない大阪人の感性、感情、感慨として固執する結果となったとみる。
(3)日本最初の大商業都市として栄えた「大坂」が徳川家康の豊臣大阪城の外堀を埋める策略で攻略して、「江戸」に江戸城を築き数百年の太平栄華のうえに大東京圏として政治、経済、社会の中心軸として繁栄する中で、東京に次ぐ第2の都市でありながら経済個人収入も生活快適性もランク下位に沈む大阪の意地、反抗、対抗の結果としての大阪都構想の否決だ。
単なる政治問題なら大阪市長も府知事も大阪維新の会で支持され、その大阪都構想が支持されないということは考えられない。大阪維新の会の認識、判断に誤り、慢心があったということだ。
(4)大阪府と市は大阪都構想取り組みのためにこれまで100億円超(報道)の投資がつぎこまれたといい、2度も住民投票で否決された財政負担責任は大きい。松井大阪市長は23年4月任期満了での政界引退を表明しているが、大阪市民が理解を示すとすればまたまたおかしな話だ。
これも政治と経済、文化、社会、生活とは別ものという大阪人気質とでもいう割り切りかはわからない。また選挙かといってもあたらしい市長で出直すのが筋だ。
(5)25年開催の大阪万博は新市長での開催となるが、グローバル化、情報化IT,AI時代で万博もないとの意見もあり、「大阪」がどこへ向かうのか、大阪が変わらなければならないのは確かだ。
大阪都構想が政治問題ではなく、大阪人の経済、文化、社会、生活に根差した土着(日本最初の大商業都市の地域の誇り)、愛着(独自、独特の関西文化社会へのこだわり)、執着(後続東京への対抗心)問題であることを示したのではないか。
(2)唯一政治的とみられるのは、大阪維新の会代表の松井市長が菅首相に近く、補完勢力として政権から期待されていることへの警戒感、距離感だ。地方過疎、財政危機の政治問題として道州制導入は方法論として必要だと書いたが、大阪都構想は政治問題とはならずに経済、文化、社会、生活問題として最後は譲ることのできない大阪人の感性、感情、感慨として固執する結果となったとみる。
(3)日本最初の大商業都市として栄えた「大坂」が徳川家康の豊臣大阪城の外堀を埋める策略で攻略して、「江戸」に江戸城を築き数百年の太平栄華のうえに大東京圏として政治、経済、社会の中心軸として繁栄する中で、東京に次ぐ第2の都市でありながら経済個人収入も生活快適性もランク下位に沈む大阪の意地、反抗、対抗の結果としての大阪都構想の否決だ。
単なる政治問題なら大阪市長も府知事も大阪維新の会で支持され、その大阪都構想が支持されないということは考えられない。大阪維新の会の認識、判断に誤り、慢心があったということだ。
(4)大阪府と市は大阪都構想取り組みのためにこれまで100億円超(報道)の投資がつぎこまれたといい、2度も住民投票で否決された財政負担責任は大きい。松井大阪市長は23年4月任期満了での政界引退を表明しているが、大阪市民が理解を示すとすればまたまたおかしな話だ。
これも政治と経済、文化、社会、生活とは別ものという大阪人気質とでもいう割り切りかはわからない。また選挙かといってもあたらしい市長で出直すのが筋だ。
(5)25年開催の大阪万博は新市長での開催となるが、グローバル化、情報化IT,AI時代で万博もないとの意見もあり、「大阪」がどこへ向かうのか、大阪が変わらなければならないのは確かだ。