いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

資本主義、民主主義の忍耐期。 the patience period of capitalism & democracy

2020-11-12 20:18:21 | 日記
 (1)トランプ大統領が敗北を認めず訴訟に打って出る中で選挙人過半数を獲得して勝利宣言をしたバイデン氏はすでに政権移行チームを活動させて大統領就任の準備を進めているが、政府機関によっては現大統領から指示がないとして引き継ぎに応じない(報道)部門もあり、国家秘密情報、国際情勢情報となると問題で移行の遅れが指摘されてバイデン政権の完全かつ円滑な移行、引き継ぎに遅れ、支障が出て、バイデン政権運営に影響が出て民主主義、自由主義陣営の利益に支障の出ることが懸念される。

 (2)中国、北朝鮮、中東、ロシアと外交懸案問題を抱えてフランスでは国際過激テロ活動も伝えられて、スムーズなバイデン政権移行による国際協力関係構築が必要な時だ。日本は菅首相の登場で臨時国会では官僚原稿の棒読みで意味不明の言葉集、言い間違いが続いてこれでは来年1月召集の150日間通常国会を乗り切れるのか、自民党内からも不安の声が聞かれる。

 外交経験のない菅首相で日米新政権同士の日米協力、同盟関係構築が急務だが、米国も日本も新政権の政治基盤の足元は盤石ではなく、相互補完もむずかしい不安定政治、外交で中国、アジアなど国際情勢に適切に協力、協調、対応できるのか不安なところだ。

 (3)日米基軸が揺らげばこれまでのトランプ外交の秩序無視、米国第一の弊害影響の国際政治、経済、社会がどこに向かうのか予測も判断もつかないむずかしい国際情勢も考えられる。米中関係がどうなるのかは大きな視点になるが、米大統領選混乱に乗じたかのような中国の香港統制で1国2制度を壊してバイデン大統領としても中国対決姿勢を簡単には変更することも容易ではなく、保守共和党政権よりリベラル民主党政権の強いこだわりの中国の自由、言論統制、人権問題での対立はより鮮明に続くことになるだろう。

 (4)ドイツのメルケル首相の任期終了での辞任が決まっており、イギリスはEU離脱交渉が難航して、フランスのマクロン大統領の国内政治基盤は弱く資本主義、民主主義の後退がみえて、長期政権確保の共産主義、社会主義独裁政権の中国習主席、ロシアプーチン大統領の存在、影響が高まることが考えられる。

 資本主義、自由主義陣営の日本の国際政治、社会でのリーダーシップが期待されるが、外交経験のない菅首相ではまだまだ力不足で、資本主義、民主主義後退の忍耐期だ(the patience period of capitalism and democracy)。

 

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