いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

月と五輪。 the moon and the olympics

2024-07-27 20:52:59 | 日記
 (1)東北地方は夏の集中豪雨でこんな話もどうかと思うが、ここ1週間は深夜に満月(次第に欠けているのではあろうが)が高い夜空に浮かんで光って、心の中は少しはしずんだ気持ちにさせてくれる。月は動かないが、地球は動いているので月の夜空に出る位置も日々変わって、探すのも楽しみだ。
 月見はすがすがしい秋の楽しみでもあるが、夏の高い空に浮かんで光る夏の月も暑さをしのぐだけいいものだ。

 (2)最近の新聞紙面を見ていると、めくれどめくれどスポーツ記事でスポーツ新聞化しているが、真夏開催のパリ五輪が参加選手も含めて不評、批判を受けているが日本でも夏のスポーツ大会全盛時代でもある。
 夜空に月を見れば少しは清涼感が伝わってくるものだが、地球温暖化前の原生的地球では夏の開放感の中一休みの季節ですがすがしい青空の中でのスポーツ大会は多かったので、その名残として地球環境がすっかり変わり温暖化による猛暑となっても夏の風物詩としてスポーツ大会の全盛だ。

 (3)中東でも夏の五輪開催立候補都市があり、こちらはカケ値なしの超高温地帯での五輪ということになり、オイルマネー投入によるドーム主体、空調設備完備の五輪といわれてここまでやるのかのまるで地球ではなく「月の砂漠」で五輪を開催している気分になってくる。

 (4)そうまでして五輪を開催する「意味」はIOC、開催国、都市にはあるのだろうが、「意義」はあるのか疑問だ。「月」で五輪を開催しても、地球では夜空の月を見上げてそうかあそこで五輪をやっているのかで感動もないだろう。

 (5)かっての五輪の原点はギリシャで毎回開催するものであったようで、昨今経費が膨らむ五輪開催地に手をあげる国、都市が減ってきていることから、ギリシャ毎回開催に戻してそれに共同開催国、都市を加え同時開催する考えもあるようだ。

 (6)五輪が人類の成長、進歩のための参加主義から、国別対抗意識の勝利主義、ハイテク技術開発、プロ参加の記録主義、さらにメディア投資の商業主義と変遷して、これから「月」開催でも目指すのか、どこまで飛んでいくのだろうか。

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