ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(再放送) 第9話「仲間でライバル」

2021-03-02 08:01:40 | 2020年アニメ
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(再放送) 第9話「仲間でライバル」

 4月からはNHKでも虹ヶ咲が見られる喜び。もっともっと良さが広まれ…

 さて今回は果林先輩回。同好会の知名度も高まり、果林先輩はモデルではなくスクールアイドルとしてもサインを求められるように。そんな折に遥ちゃんと、藤黄学園のスクールアイドル部に所属する綾小路姫乃から「ダイバーフェス」への参加のお誘いが舞い込んでくることに。同好会としてのライブに意気込みが高まっていたメンバーにとっては良い話だけれども、ステージに立てるのは一人だけ…ということで、衝突を恐れるがあまり遠慮しあってしまうメンバーたち。
 そこへ一石を投じたのが果林先輩でした。過去の経緯から衝突を恐れることへの理解を示しつつ、遠慮しあって運に頼ることがソロアイドルとして成長したと言えるのかと、厳しい一言を発していました。こういう、停滞している状況を多少厳しくても前に進めてくれる存在がいるというのはありがたいことですね。くじ引きやメドレー形式にすれば「同好会」という場所は守れるかもしれませんが、大事なのは場所ではなくて、自分自身がどうしたいか。ソロアイドルという道を選んだ以上、同じ同好会の「仲間」であっても、こういう状況においては「ライバル」にもなり得る。そのことを改めて認識する話となりましたね。

 そんな風に憎まれ役を買って出て、クールに去っていった果林先輩ですが…翌日道に迷っていました。私も地図を見ながらでも道に迷うので、果林先輩の気持ちはよく分かります。
 そこで買い物途中の歩夢たちにばったり遭遇し、方向音痴であることがバレてしまうことに。ここの果林先輩の表情良いよね…そんな果林先輩を侑ちゃんは「意外だけど可愛い」と評する一方で、歩夢は「地図を見ても分からないなんて」とサラッと煽っているようにしか聞こえないことを発していました(汗。一切悪気は無いんでしょうけども、かすみんの自己紹介動画を撮った際の「は?」といい、たまにド直球でぶっささる言葉を発するよね、歩夢…

 ここで果林先輩は先の一件を謝っていましたが、ちょっと目線を逸らしながら言うのが印象的です。先の言葉を言った後に一足先に帰ったりと、内心自分の気持ちが受け入れられるかどうか、凄くドキドキしていたんでしょうね。嘘偽りの無い本心ではあったものの、同好会のメンバーと仲が悪くなってしまわないかなど、不安に思う気持ちもあったのだろうなと。
 果林先輩は当初はクールで何事にも動じなさそうなイメージがありましたが、話が進むに連れて、世話好きで、仲間のことを大事に思っていて、スクールアイドルが大好きな可愛い女の子というイメージに変わっていきました。


 再度話し合った結果、果林先輩が選ばれることになったわけですが、いよいよという段になって果林先輩は怖気づいてしまうことに。悔し気に弱音を吐露する際の表情もまた印象的です。そんな果林先輩の隣に座るせつ菜、手を取るエマと璃奈ちゃん…他のメンバーたちも声をかけ、果林先輩に一人では無いことを感じさせてくれました。
 ここで璃奈ちゃんが手を取るのはちょっと意外な感じもしましたが、考えてみれば同好会入部時から彼方ちゃんやエマと一緒に柔軟を指導してくれたり、部屋に引きこもった時には駆けつけてくれたりと、繋がりは色々あったんだなと。
 璃奈ちゃんに限った話では無いかもしれませんが、最終回で璃奈ちゃんが「愛さんの役に立つ」ことを意識していたことが明かされていたことを踏まえると、彼女は常に果林先輩や他のメンバーたちのためにできることは無いかと気にかけているのかもしれませんね。

 そして満を持してのソロ曲「VIVID WORLD」。これもまた名曲なんですよ!今回明かされた果林先輩の「方向音痴」という要素を前向きに捉え、正解も輝きも一つではないという、ソロアイドルの多様性をイメージした歌詞。ステージ上では一人ですが歌い上げるのは「キミ」や「みんな」と出会えたことで鮮やかに彩られていく世界への喜びや期待。締めに空から降り注ぐ、メンバーの色を意識した鮮やかな光…と、どれを取っても最高に素敵な楽曲になっています。
 仲間であり、ライバル。ライバルであり、仲間。互いに競い、支え合うことで、今までに無かった世界が広がっていく。9人のソロ曲のトリを飾るに相応しい楽曲にもなっていると思います。

 
 最高にカッコよく歌い上げた果林先輩を見て、目をキラキラさせていたのは侑ちゃんだけでなく、「好意だけで誘ったわけじゃない」と果林先輩に推測された姫乃も同じ。前回から何か意味ありげに果林先輩を気にかけていた彼女でしたが、実は果林先輩の大ファンであることが発覚。つまり…
 「人気の読者モデルがスクールアイドルをするなんて、すっごく魅力的じゃないですか(本心)」
 「出来たばかりの同好会にとっては悪い話では無いですよね(好意)」
 「私は、一人でそこに立ち向かうあなたを尊敬しているんです(ガチ)」
 といった具合だったと。それまで比較的大人しめに接していたのも、推しの前で必死に感情を押し殺していたのではないかと考えると途端に可愛く見えてきますね。


 といった感じの果林先輩回ではありましたが、せつ菜が可愛い話でもありました。冒頭では着替え(変身)していたところを生徒に見られそうになったがために、慌てて果林先輩の影に隠れつつ「変身ヒーローみたいでいいかも」とはしゃいでいたり、果林先輩がアニメショップの前にいると知った時は果林先輩もこういうのが好きなのかと目をキラッキラさせながら手を握ったり…身長差も相まって、凄く可愛い一幕でした。
 一方では自身のグッズが置かれていないことを悔しがったりと、負けず嫌いな一面も。せつ菜も同好会を大事に思いつつも、ソロアイドルとしてもっと成長したいと考えていることが果林先輩に伝わり、状況の打開に繋がる良いシーンでした。


 そして次回は合宿回。さぁここからが歩夢の本気だ…
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ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(再放送) 第8話「しずく、モノクローム」

2021-02-23 08:30:57 | 2020年アニメ
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(再放送) 第8話「しずく、モノクローム」

 今回は「愛されるスクールアイドルを演じたい」と語る桜坂しずく回!正直ここまでしずくに関しては印象が薄かったです。似たような雰囲気を感じるせつ菜が近くにいたことも影響しているかもしれませんが、それを覆す素晴らしい回でした。

 「理想のアイドルを想像して、それになりきる」というしずくを「演劇部にも所属しているしずくらしい」とインタビュアーは称賛していましたが…正直どうなんだろうなーと。確かにアイドルに理想を求めることはありますし、「アイドル」に「偶像」という意味を当てはめるのであれば「愛される理想像」を演じるのは間違っていないと思いますが、そうなると「桜坂しずく」個人の魅力が無くなってしまうように思えます。
 理想のアイドルを演じる演技力が魅力だとしても、ステージ上で見せる演技や語る言葉も理想を演じているだけなのでは?と感じてしまい、あまり応援する気にはならないかもしれませんね。

 そんなしずくにやってきた転機は、他の学校との合同演劇祭。部長が求める「自分をさらけ出す」演技が出来なかったしずくは一度は主役を降板させられ、再度オーディションに臨むことに。しかし表面上は至って冷静に努めており、しずくを注意して見ていたかすみんでなければ気づけないほどでした。良くも悪くも演技力が活かされてしまっているシーンですね。

 今回は時折白と黒、2つの衣装をそれぞれ身に纏ったしずくの会話シーンも挟まれますが、このシーンの真相はライブ後に明らかとなりました。「しずくの心象風景を映している」ものだとばかり思っていたのが、実は…!な展開は衝撃的でしたね。2人のしずくが背中合わせでいるシーンでは後ろの光を基準とすると微妙に背丈が異なることが分かりますが、初見では気づけませんでしたし、真相を知った今見てもしずくが2人いるようにしか見えないというのは、さすがの演技力…!


 落ち込むしずくを励まそうと行動したのが、同じ1年生組のかすみんと璃奈ちゃん。一時は嫌なことを忘れて楽しんでいたしずくでしたが、演技を始めたきっかけについて尋ねられると「自分が桜坂しずくであることを忘れられる」という、闇が深そうな一面を垣間見せていました。
 こうしてみると虹ヶ咲の1年生組は「自分をさらけ出す中須かすみ」「誰かと繋がりたいが上手く表情に出せない天王路璃奈」「誰かに嫌われることが怖くて本当の自分を隠す桜坂しずく」と、自己表現に違いがあることが分かります。
 思いのほか頑固なしずくに悩むかすみんの背中を押したのは「今のしずくちゃんも、しずくちゃんだよ」という璃奈ちゃんの言葉でした。ここの璃奈ちゃんの凄くキリっとした表情が良いんですよ!クラスメイトとの仲も深まっているようですし、取り立てて強調するわけではなく、自然な流れで要所要所で成長や進展を感じられるのが本当に良い作品だと思います。


 そしてしずくの口から明らかにされる、彼女の過去。昔の映画や小説が好きだったけど、周りにそんな子はいなかった。次第に他の事でも人と違うと思われることが怖くて、演技を始めて「みんなに好かれる良い子」を演じたら楽になれた…と。
 昔の映画や小説が好きなのもしずくの個性だとは思いますが、何かと一緒に行動することが多い子供の頃はそうした個性が「周りと違うもの」とみなされてしまいがちなのかもしれませんね。

 「自分をさらけ出せない」「それが役者にもスクールアイドルにも必要なら、どちらにもなれない」「嫌われるのが怖い」…と、嫌われるのを怖がっていたしずくに対して「嫌われるからなんだ!」と喝を入れるかすみん。
 アニメ第2話で披露されたかすみんのソロ曲「Poppin’Up!」では、「届け!届け!」と世界の果ての果てまでアピールする一方で「届いて、届いて」と祈るような歌詞もあります。かすみん自身、嫌われるかもしれない、理解してくれないことを恐れているのかもしれません。そこで立ち止まらずに届かせようと、諦めずに努力を続けるかすみんだからこそ、今回しずくを導くことが出来たのではないかと。
 また、以前愛さんたちに「スクールアイドルに正解は無い」と伝えていたことも、今回の再起に活きていたのかなと。歩夢たちに固有のファンがついていたように「理想のスクールアイドル」は人それぞれ。ありとあらゆる理想を受け止めたスクールアイドルを演じるとなれば、いつかしずく自身が理想に押しつぶされてしまいそうな気がします。

 「もしかしたら、しず子のこと好きじゃないって言う人もいるかもしれないけど、私は!桜坂しずくのこと大好きだから!」という言葉もしずくの胸に強く響くこととなりました。この2人、同好会に入ってからの仲なのか、はたまたそれ以前からの知り合いなのか。どのようにして仲良くなったのかなど、その過程も描いてくれないかなぁ…って。

 
 そしてラストは念願かなって主役の座に返り咲いたしずくの大舞台!表に出ている「白」=「みんなに好かれる良い子な桜坂しずく」が、内面「黒」=「頑固で意地っ張りで、昔の映画や小説、そして歌うのが大好きな桜坂しずく」を受け入れて衣装が変わった瞬間、胸がざわっとしました。ここから凄いことが始まると、そう感じる1シーンでした。
 ソロ曲「Solitude Rain」は、他の誰でもない「桜坂しずく」として駆け出していく決意が溢れる歌となっています。フルバージョンでも口上が入っているのが、役者でもあるしずくらしさが溢れていて良いんですよ!今回披露された部分も良いのですが2番以降も素晴らしく、ラスト手前あたりの「あなたの心に触れたい」が大のお気に入りです。
 
 最後に満面の笑みで「本当の私を見てください」と語るしずく。「好きになってください」ではなくて「見てください」。本当のしずくを知って嫌いになる人がいたとしても、それを恐れず自分をさらけ出していこうという強い意思を感じる言葉です。
 
 といった感じのしずく回。かすみんや璃奈ちゃんの活躍、そして何より「桜坂しずく」がどんな子なのか、その一端をようやく知ることが出来た大満足の回となりました。これまで印象がやや薄かったのですが、この回で一気に好きになりました。頑固で意地っ張りな一面が見られましたが、その他にもどういった一面があるのか、今後が楽しみなキャラクターです。本当、毎回推しが増えるの何なの…
 
 次回は今回何やら意味ありげに果林先輩に注目していた、藤黄学園の綾小路姫乃が動く!ここだけだと「新たな強敵」感溢れる姫乃ですが、その実態は…!
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アイドルマスターシンデレラガールズ劇場 Extra Stage 第41話「アイドルむかしばなし・おむすびころりん」

2021-02-23 07:00:29 | 2020年アニメ
アイドルマスターシンデレラガールズ劇場 Extra Stage 第41話「アイドルむかしばなし・おむすびころりん」

 視聴前の私
 「へー、41話の配信日、23日じゃなくて22日になるんだー…2月22日は猫の日…つまり41話はみく回!これで決まりだ!」

 視聴後の私
 「あ、単に祝日だからずらしたっていうだけの話でしたかね…?」

 というわけで猫の日に何の関係も無かった第41話は、星輝子、森久保乃々、早坂美玲らインディヴィジュアルズの結成秘話のような昔話でした。おじいさん役の輝子は終始可愛かったですし、割とアグレッシブな森久保おばあさんや、地下に住んでいるけれどもドレッサーらしきものを置いている美玲が描かれていました。
 …おぉ!ということはこのままインディヴィジュアルズの新曲披露か!?とも思いましたが違いました。今回は当てが外れることばかりです(苦笑。

 ところで、今回の題材となった「おむすびころりん」ってどんな話でしたっけ(汗。忘れたというよりかは「こぶとりじいさん」と混ざって「おにぎりが転がって木の穴に入ってしまい、おじいさんもその中に入るとそこには鬼が祭を繰り広げていた」という話で覚えていました。そのうち「はなさかじいさん」も混ざって「おにぎりが転がった先でポチと出会った」とか改変してしまいそうです(苦笑。

 そんなこんなでまた次回。
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アイドルマスターシンデレラガールズ劇場 Extra Stage 第40話「もう少しだけこのまま」

2021-02-17 07:35:20 | 2020年アニメ
アイドルマスターシンデレラガールズ劇場 Extra Stage 第40話「もう少しだけこのまま」

 今回は新田美波に明日の休日の予定を楽し気に話す赤城みりあのお話…なのですが、おかしい…画面に福山舞と横山千佳もいたのに声が聞こえてこない…おかしい…確か舞ちゃんはアニデレのとときら学園にも出演していましたが、その時も喋らなかったんですよね…いや、櫻井桃華と龍崎薫が喋るというサプライズはありましたけども。

 予定を語るだけでも大はしゃぎでめちゃくちゃ楽しそうなみりあがひたすらに可愛い話でした。予定でこれなら、実際はもっと楽しいことでしょう。そんな面々の中に引率のような形でついていく美波は、やっぱりお姉ちゃんなんだなーと。みりあもお姉ちゃんアピールする時があるので、サムネイルを見た時は「今回はお姉ちゃんの先輩としての美波にあれこれ聞いたりする話かな?」と思っていました。

 そんなこんなでまた次回。しかし、今回で遂に40話ですか。早いもので。あとどれくらいやるのか分かりませんが、今後も新たなソロ曲等々、楽しみにさせていただきます。
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ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(再放送) 第7話「ハルカカナタ」

2021-02-16 07:57:06 | 2020年アニメ
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(再放送) 第7話「ハルカカナタ」

 今回は近江彼方ちゃん回!CVは鬼頭明里さん!本放送時の2020年10月~12月においては「トニカクカワイイ」の司ちゃん、「安達としまむら」の安達役でも出演されていたので、トニカクよく声を聴いた時期だったなーと。「タイムボカン24」の頃は「初めて声を聴く声優さんだ」とか思っていたのが懐かしい…

 さて彼方ちゃんといえば、これまでは「いつも眠そうにしている」という印象でしたが、冒頭から週5日のアルバイトに家事全般、夜遅くまで勉強に励み、かつスクールアイドル活動にも全力を注いでいることが明らかとなりました。以前しずくに対して部活の掛け持ちが大変だねと声をかけていたこともありましたが、自身も色々掛け持ちしているのに他人を労う言葉を掛けられるって、どんだけ優しいんですか、この子…
 大好きな妹・近江遥ちゃんの笑顔のためならばと常に全力な彼方ちゃん。寝室で遥ちゃんが二段ベッドの上、かつ彼方ちゃんの机がベッドから遠い位置にあるのは、電灯で遥ちゃんの睡眠を邪魔しないようにという配慮でしょうか。

 誰より身近で姉の頑張る姿を見ていた故に、心配になった遥ちゃんは彼方ちゃんが同好会の様子を見学することに。そんなこととは露知らず、注目度№1の遥ちゃんが来たとはしゃぐ侑。ここで歩夢は侑が他校のスクールアイドルにも興味を持っていることを気にかけていました。当時は気にしていなかったセリフですが、今見ると直後のシーンで歩夢は笑っていませんでしたし、声色もどちらかといえばやや不安げな感じに聞こえなくも無いです。


 で、同好会の活動に全力な彼方ちゃんと、要所要所で美味しいところをかっさらうかすみん。自己紹介終了時に誰もいないのは、最早全員がかすみんの扱いになれているとしか思えません(笑。また、柔軟体操の際には璃奈ちゃんがかなり体が柔らかくなっている描写もあったのが良いですね。他のスクールアイドルたちもそうですが、個人回が終わった後もライブ以外で成長が見られるのは楽しいです。
 そんな中、いつも通り突然寝てしまった彼方ちゃん。同好会の面々からしてみればいつもの風景ですが、遥ちゃんにしてみれば心配する要素以外の何物でもないでしょう。彼方ちゃんのことですから、みんなに家の事情を話しているとは思えませんし、アルバイトのスケジュールにしてもスクールアイドルに支障が無い範囲に留めているのかなーと。
 ここで1話を思い出してみると、彼方ちゃんは目覚めた直後に「またせつ菜ちゃんに…」と呟いていました。前の同好会だと定期的にせつ菜に怒られていたのかもしれませんね。もし同好会の活動の最中に眠ることが出来なくなっていたら、遥ちゃんが危惧したとおり、どこかで無理が来ていたのかな…

 そして彼方ちゃんの身を案じるがあまり、遥ちゃんは自分がスクールアイドルをやめることを決意。彼方ちゃんは遥ちゃんにスクールアイドルに全力でいて欲しいから、笑顔を見たいから頑張っていたのに、彼方ちゃんが頑張れば頑張るほど遥ちゃんは心配になる…という構図に。
 後に璃奈ちゃんや愛さん、せつ菜も言っていましたが「似たもの姉妹」なんですよね、ここ。彼方ちゃんは遥ちゃんが大好きだから自分が頑張ろうとし、遥ちゃんはいつも自分の身を案じてくれていた彼方ちゃんにやりたいことが出来たからその支えになろうとしている。互いに互いを大好きだからこそのすれ違いでした。今回も「大好きを叫ぶ」様が描かれており、かつどちらの大好きも否定しない世界が描かれていたんだなと。

 思い悩む彼方ちゃんを真っ先に励ましたのはエマでした。エマは個人回においてもスクールアイドルを始めるかどうか迷っていた果林先輩の本音を聞き出していましたし、相手の本当の気持ちを引き出すのが上手いですね。果林先輩も彼方ちゃんの望みを「わがまま」ではなく「自分に正直」だと告げていましたし、エマ回の経験が生きているなーと感じる1シーンでした。
 
 そして彼方ちゃんはソロ曲「Butterfly」を引っ提げてライブを披露!前回のサイバーで賑やかな璃奈ちゃんのライブとは打って変わって、神秘かつ幻想的で落ち着いた雰囲気のライブというのがまた良いんですよね…まるで映画の1シーンを見ているかのようなライブの中、紡がれるのはあふれ出る遥ちゃんへの「大好き」という暖かな想いと、共に夢を叶えて行こうという確固たる決意。曲名の「Butterfly」は、互いの夢を叶えるために、姉妹という両翼で飛んでいこう!という意思の表れでしょうか。

 姉妹として、そしてスクールアイドルのライバルとして互いに支え合う道を選んだ近江姉妹。今回出番はありませんでしたが、姉妹のお母さんも2人の事を応援しているメッセージがあったのは良かったですね。お母さんもまた、2人が夢に向かって羽ばたけるように支えてくれているのでしょう。
 料理はまだ不慣れな遥ちゃんですが、そこで諦めるのではなく彼方ちゃんから料理を教わることに。失敗は2人で乗り越えていけるし、成功は2人で分かち合える。素晴らしい近江姉妹の物語をありがとうございました。


 といった感じの彼方ちゃん回なのですが、本当何度見ても飽きないというか、見るたびに彼方ちゃんのことがどんどん好きになっていく話です。
 当初は「眠るのが大好きな子」だったのが「何事にも全力だからこそ、いつも眠そうにしている子」と、印象がガラッと変わったなーと。遥ちゃん大好きな包容力のあるお姉ちゃんっぷりも可愛かったですし、本当良いキャラですよね…

 そんなこんなで次回はしずく回!正直ここまでで一番どんなキャラなのか分からなかったのがしずくでした。そんなしずくの活躍、改めて見させていただきます。
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アイドルマスターシンデレラガールズ劇場 Extra Stage 第39話「着ぐるみ界の最新モード」

2021-02-10 07:05:42 | 2020年アニメ
アイドルマスターシンデレラガールズ劇場 Extra Stage 第39話「着ぐるみ界の最新モード」

 突然の期間限定SSR三好紗南は許してはいけない(フェス後で石枯渇)。

 相変わらずデレステのガチャ運が底辺なのはさておいて、今回はデザイナー・上田鈴帆、コメンテーター・難波笑美による着ぐるみファッションショー。

 着ぐるみを着用するのは仁奈ちゃんとか桃華かなーと思っていたら、まさかの相葉夕美とアナスタシア。しかも、夕美のはまだしも、アーニャのは…良いのかスターゲイジーパイの着ぐるみで…いや、あれにもすげぇちゃんとした由来があるってのは「氷室の天地」由来で知ってますけども、だとしたら向きが違う気もするけど、着ぐるみ的にはギミックが良く見えるこっちの方が面白いか…?
 アーニャとスターゲイジーパイは初対面?というわけでもなく、劇場第1031話においてケイトから紹介されています。しかしまさか着ぐるみを着ることになるとは夢にも思いませんでした。

 やはりパッションだった夕美と好奇心旺盛なアーニャが見られたところでまた次回。普段と違う、デザイナーな一面が見られたのもいいですが、最後に本家本元の鈴帆にも何か着て欲しかったですね。
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ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(再放送)  第6話「笑顔のカタチ(,,>▿<,,)」

2021-02-09 07:52:38 | 2020年アニメ
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(再放送)  第6話「笑顔のカタチ(,,>▿<,,)」

 今回はかすみんと同じくらい推しである天王寺璃奈ちゃん回!

 感情を表に出すことが苦手な璃奈ちゃんが、変わろうとしても変われず思い悩み、それでも仲間たちに支えられて今の自分に出来る精一杯のライブを披露する…というストーリーも良いのですが、個人的に今回最大の見所はライブシーンです。

 璃奈ちゃんに限らず、虹ヶ咲メンバーのライブはダンスのみならず、イメージ映像も差し込まれるのですが、璃奈ちゃんとのゲーセンデートっぽい雰囲気が最高すぎるんですよ…ぼけーっとしているのを見られて顔を手で隠したかと思えば、指の隙間からこっちを見るのとかもう反則ってレベルじゃない。「分け合う温もりありがとう」の演出を考えた方には最大級の賛辞を送りたい。
 また、ライブの最中一瞬だけ映る口元の笑み!これがまたいい味を出しています。感情を表に出すのが苦手なだけで、感情が無いわけではない。歌声からも璃奈ちゃんの楽しさが伝わってきますし、璃奈ちゃんボードで素顔は見えませんが、彼女の心はしっかりと伝わってきます。


 さてストーリーはといえば、冒頭から愛さんのコミュ力が天元突破している様が描かれます。璃奈ちゃんから「お友達と行ってください」と割引券を差し出されたかと思えば、「じゃあ一緒に行こっか!」とその手を取って走り出す…何このイケメン…いとも簡単に人と繋がる愛さんと、人と繋がることが苦手な璃奈ちゃんの運命の出会いでした。

 もっと多くの人たちと繋がりたいと願い、ライブをやる決心をした璃奈ちゃん。時間も無い中でのライブに対して急な話だと驚きこそすれ、誰一人として反対せず、精一杯応援する姿勢がまたいいですね。誰かの大好きを否定しない、同好会の姿勢が現れています。
 その後も特訓は続き、いよいよクラスメイトを誘おうとした段階で璃奈ちゃんは自分の表情が以前と変わっていないことにショックを受けてしまうことに。

 「どうしても気になっちゃうんだ。自分の表情が。ずっとそれで失敗し続けてきたから」と、誤解されることへの恐怖を吐露する璃奈ちゃん。
思えば1話で歩夢と侑ちゃんから同好会の場所を知らないかと話しかけられた際、璃奈ちゃんは少しびっくりして何も答えられずにいました。別れ際にそのことを伝えていたのも、誤解を解くためだったのでしょう。歩夢と侑ちゃんのスクールアイドルへの思いを尋ねていたことからも、他人と繋がろうとする意思を感じられます。

 繋がりたいけど繋がれない。そんな璃奈ちゃんの切実な思いを聞いた侑ちゃんの第一声はなんと「ありがとう」でした。せつ菜の時といい、この子はたった一言でその場の雰囲気をいい方向に変えてしまいますね。
 今はまだ出来ないことがあってもいい。それに璃奈ちゃんには出来ることもいっぱいある。「ダメなところも武器に変えるのが一人前のアイドルだよ」「出来ないことは出来ることでカバーすればいい」とかすみん、愛さんの言葉も光ります。璃奈ちゃんにとって大事なこととはいえ、出来ないことばかりを気にしすぎてしまっていては折角の良いところも隠れてしまいますからね。それに気づけたのは仲間のおかげ。璃奈ちゃんが変わろうとした、誰かと繋がろうとした結果でしょう。

 そして最高のライブシーンへ…大人しめの雰囲気のある璃奈ちゃんが魅せる、元気いっぱいのダンスも素敵です。これが皆と繋がりたい!という彼女の情熱の表れなのでしょう。
 そんな彼女のライブを見守る同好会の面々なのですが、何でせつ菜は菜々の姿でいるんでしょうね?後に歩夢たちと買い物に出かけた際は普通にせつ菜の格好でしたし…もしかしてライブ開催日が土曜日だから学校が休みで、家からせつ菜の格好をしていくわけにはいかないのでやむ無く、という理由からでしょうか。


 また、今回登場した璃奈ちゃんのクラスメイトであり、歩夢や愛さんのファンでもある子たちとの交流が今後も続いていくのが良いんですよ。物語が進むに連れて呼び方も変わっていくのがまた良い。

 といった感じの璃奈ちゃん回。いやー何度見ても素晴らしい回ですね!璃奈ちゃんのみならず愛さんの魅力を再認識できる話でもありました。
 次回は彼方ちゃん回!すいません!ずっと「おうみ」だと思っててすいません!「このえ」だったとは…
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アイドルマスターシンデレラガールズ劇場 Extra Stage 第38話「こういうのが欲しいですー♪」

2021-02-03 07:53:49 | 2020年アニメ
アイドルマスターシンデレラガールズ劇場 Extra Stage 第38話「こういうのが欲しいですー♪」

 今回はちひろさんと一緒に及川雫のライブ物販の打ち合わせの最中、一般的なグッズの話がいつしか…といったお話。そのままおいかわ牧場に直行できそうなスタイルになっていましたが、実際のライブでも担当アイドルをイメージした衣装に身を包む人っていらっしゃるんですかね。法被を着るとかは聞いたことがありますが。

 EDでは雫のソロ曲初披露!これにてセクシーギルティ全員がソロ曲持ちに。雫も確かアニメで声がついたアイドルでしたが、早苗さんのソロ曲から果たして何年越しのことやら…千枝ちゃんや春菜、雫といったアニメで声がついたアイドルたちのソロ曲が披露されると、やっと…!という気持ちがありますね。3人と言わず、もっと出していいのよ?

 そんなこんなでまた次回。
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ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(再放送) 第5話「今しかできないことを」

2021-02-02 07:55:06 | 2020年アニメ
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(再放送) 第5話「今しかできないことを」

 今回はエマ・ヴェルデのメイン回!

 この回を見るまで「エマはのんびりほわほわした感じのお姉さんキャラなのかな?」と思っていました。
 しかし蓋を開けてみれば、スクールアイドルになるために遥々スイスから一人でやってきて、「騒がしいのは苦手なの」という果林先輩と一緒にご飯を食べようとしたり、果林先輩を積極的にスクールアイドルに誘い、彼女が書いたアンケート用紙を見たらすぐに行動に移したり…と、優しくほわほわした感じを漂わせつつも、実際はとても積極的な女の子なんだなと気づかされました。

 今回披露されたソロ曲も、不安を抱きつつも自分の心に耳を澄ませ、譲れない思いを勇気に変えて進んでいこうとする様が歌われていましたし、確固たる信念を胸に抱いていることが伝わってきます。エマに限らず彼方ちゃんや果林先輩といった3年生組は、当初抱いた印象とガラッと変わったなーと。

 そんなエマの積極性が描かれた第5話は、エマの個性を生かしたPV撮影をする一方で、果林先輩の加入も決まることに。その過程において、心のままに進んでいくエマと、自分の心に蓋をして「大好き」を叫べずにいる果林先輩の対比が描かれていました。
 クールでカッコつけて、大人ぶっていた自分が、今更スクールアイドルとしてみんなと一緒に切磋琢磨するのは…と自分のキャラじゃないと言い訳をして固まっていた果林先輩の心を「どんな果林ちゃんでも、笑顔でいられれば、それが一番だよ」「やりたいと思った時から、きっともう始まってるんだと思う」とぽかぽかと暖かい言葉で溶かすエマ…最後に果林先輩が「ええ」じゃなくて「うん」と答えるあたり、クールでカッコつけて、大人ぶっていない、素の朝香果林を出している感じがしてとても良かったです。

 しかしまぁ、本当に果林先輩はエマのことが大好きなんだなと改めて感じる回でもありましたね。出会った頃の様子を見るに、読者モデルとしての朝香果林のファンはいるけれども、高嶺の花のように思われてしまい、友達は少なかったのでしょうか。そんな状況だったとすれば、一個人としての朝香果林でいられる、素の朝香果林を見せられるエマは大事な存在だったんだろうなと。エマになら散らかった部屋も見せられるし、果林先輩個人回では方向音痴なことも明かしていたようですし。

 
 といった感じのエマ個人回ではありましたが、気になることがひとつ。
 部室にて「侑ちゃんがみんなをよく見てくれている」という話になった際、侑ちゃんは「みんなを応援したくて」と話していました。それに対して歩夢が「え?」と不思議そうな反応を見せていたことに、今回初めて気がつきました。これも後の展開の伏線だったんでしょうか…
 

 そして次回は!最高の璃奈ちゃん回!次回予告でサブタイトルの「笑顔のカタチ(,,>▿<,,)」を読み上げる際に、声が何かにさえぎられている感じがしたのですが、もしかして璃奈ちゃんボード越しに話したっていう雰囲気を出しているんですかね?すげぇなぁ…
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アイドルマスターシンデレラガールズ劇場 Extra Stage 第37話「その歌…歌えるぞ!」

2021-01-27 07:26:32 | 2020年アニメ
アイドルマスターシンデレラガールズ劇場 Extra Stage 第37話「その歌…歌えるぞ!」

 懐かしい歌の話だけど珍しく菜々さんが被弾しなかった第37話はカラオケでの一コマ。

 カラオケにやって来た南条光、小関麗奈、安部菜々の3人。しかし光が歌っている途中で麗奈が曲を止めてしまい、代わりに「お父さん世代の曲」を入れるイタズラをするが…?というもの。単に止めるだけじゃなくて、代わりの曲を入れるあたりが麗奈っぽいと思いました。知らないからこその盛り上がりもあり得るでしょうし。だからといって気持ちよく歌ってる時に自分以外が止めるのは簡便な!
 てっきりここからEDは光ソロ曲!かと思いましたが、実際にはつかさ、きらり、文香、ちとせ、ほたるによる新曲でした。デレステ実装時はちとせ報酬なら走ろうか…

 イタズラのはずが、「お父さん世代の曲」も口上つきで難なく歌えてしまう光と、当然のように知ってる菜々さん…そういえば光と麗奈はユニット組んでますが、ここに菜々さんが加わるのはちょっと新鮮ですね。何だろう、このあふれ出る保護者感(笑。
 実際、マジンガーZやゲッターロボ、ハイジなどのOPは懐かしアニメ特集みたいなので聞いてましたから「見たことはないけど歌える」ケースが多いと思います。ロボット系ならスパロボのBGMで聞いたことがある!というケースもありそうですね。
 一方で自分たちの世代の曲となると、懐かしアニメ特集では取り上げられないでしょうから「見ていないと分からない」曲の方が多いんだろうなという印象。

 そんな感じの第37話でした。
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