ひびレビ

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ふたりはプリキュアSplash☆Star 第21話「夜空に輝け!星の光の仲間たち」

2024-11-14 07:13:10 | ふたりはプリキュアSplash☆Star
ふたりはプリキュアSplash☆Star 第21話「夜空に輝け!星の光の仲間たち」

 「ベガ、デネブ、アルタイル」と聞くと仮面ライダーゼロノスと「君の知らない物語」を思い出すのですが、前者が17年前、後者が15年前とかウソでしょ……

 さて一刻も早くプリキュアを倒さんとする満と薫でしたが、咲から美翔家での天体観測に誘われたため、一旦延期。天体観測においても、二人を背後から襲おうとしたものの、背後に可南子さんがいたため中断。
 と、本当にプリキュアを倒したいのであれば、全く警戒されていないタイミングを狙って然るべきであり、加えて周囲の目があったとしても、滅びの力が世界を覆いつくせばいずれすべてが消える。だというのに、先延ばしにしたり、周囲の目を気にしたりと、二人とも心のどこかではプリキュアを倒したくない、手を出せない理由を他に求めているように感じました。

 「形あるものはいつか壊れる」「だからこそ、形あるうち、命あるうちは大切に、愛情をもって扱わなくちゃいけないってことなんだけどね」と可南子さん。正直「壊れてしまったことを受け止める/許す理由」としての言葉だと思っていましたが、そうではなく、いつか壊れてしまうからこそ大事にしなければならないという意味だったとは。
 その言葉は満と薫にも少なからず響いた模様。このシーンにおいても、満と薫は世界を壊さなくても良い理由を欲しているように見えますね。

 星空に自分たちを重ね、星空の「仲間」だと告げる咲と舞。ここのBGMと演出がめっちゃ良いんすよ……咲と舞、みのりのみならず、クラスメイトがお弁当を譲ってくれようとするシーンも入っているのがめっちゃ良い……そして、そんな暖かな想いを一瞬で上書きしてしまうほどに、アクダイカーンの影響力は強く……
 プリキュアを倒すべくウザイナーを召喚した満と薫でしたが、戦闘中に咲と舞が何のために、誰のために戦っているのかを語る件から決着までのシーン、全部が最高でした。咲と舞の言葉に大きく心を乱す満と薫の表情、ギュッと強く手を握る頼もしい咲と舞の姿に、思わず涙腺が緩んでしまいました。大丈夫?まだ中盤だよ?次回も緩んでしまいましたし、ここでこんなに緩んでいたら、最終回はどうなっちまうんでしょうね(苦笑。

 これまでは薫側の変化が大きく描写されていましたが、今回は満側の変化が気持ち強めに描写されていたように思います。戦闘前にどこかへ吹き飛んでしまったマフラーをわざわざ探して渡したのは、怪しまれないため以外にも理由があったと思いたいですね。満の口から、あの言葉が告げられたのも印象的です。
 また、最後に満と薫が一言も交わさなかったのは初めてでしょうか?何かを口にすれば、何かが変わってしまう。そんな予感が二人にはあったのかもしれません。


 そんな満と薫の変化が描写される一方で、10話では何となく健太を意識しているように見えた優子でしたが、今回は分かりやすく意識していましたね。肝心の健太は全く気付いていませんでしたが。ここら辺、オトナプリキュアで云々的な話も見かけましたが、SS本編ではどのような展開を見せるのか気になるところ。

 このまま互いに正体を隠したまま、なんて都合の良い話が続くわけもなく。そんなこんなでまた次回。あ、次回も泣きます(笑。
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ふたりはプリキュアSplash☆Star 第20話「雨に唄えばドロドロン!」

2024-11-14 06:45:08 | ふたりはプリキュアSplash☆Star
ふたりはプリキュアSplash☆Star 第20話「雨に唄えばドロドロン!」

 今回から薫の声優さんが今井由香さんから、岡村明美さんに変更となりました。薫に明らかな変化が見え始めて来た甲斐だったので、今までとどのように演技を変えるか、ぜひ聞きたかった……!

 さてスケッチブックを買ってもらったみのりは、舞とスケッチの約束をするのですが、「咲が舞にみのりと一緒にスケッチに行って欲しいと頼む」のではなく、みのりと舞が直接話しているため、みのりにとって舞が「お姉ちゃんの友達」じゃなくて、「みのりの友達/お姉ちゃん」でもあるんだなと感じられるのが良いなぁ。

 当日は生憎の雨でしたが、目的地は雨の日の方が綺麗に見えるとのこと。その道中、満と薫に出くわし、一緒にスケッチしに行くのですが……
 ・みのりに「雨の日は危険だ」と忠告
 ・傘を渡された際に、自分ではなくみのりが濡れないようにする
 ・みのりの話を「どうでもいい」などと一蹴することなく相槌を打つ
 ・ドロドロンとの戦闘が始まりそうだと気づくと、みのりを避難させる
 とまぁ、随所で感情が芽生えているのを、特にみのりを大事に思っていることが伝わってきてめっちゃ良い……そして遂にはあの薫が!……もうみのりのこと大好きじゃないっすか薫……加えて他の命すら慈しむとか、ウルっと来る……たった一度の出会いが、みのりと薫、双方にとってとても大事な出来事になったのだと、改めて感じさせられました。

 一方で今回はドロドロンとの決着がつくこととなりました。雨の日かつ周囲には泥が沢山!ということでドロドロンは絶好調。ウザイナーと合体せずにそのまま本人が戦っていたら勝てたんじゃないかと思えるほどに強かったですね。ウザイナーと合体した途端に弱くなったのは何故なんだ……

 カレハーン、モエルンバ、ドロドロンが敗北し、3つの泉がプリキュアたちの手に渡った。「次は私たちの番なのよ」みのりを守るような行動を見せた薫に対し、こう告げた満ですが、この言葉は彼女自身にも向けて言っているようにも見えました。どちらかといえば薫側の変化が分かりやすく、多めに描かれてはいるものの、満の心にも確実に変化は訪れているのが伺えます。どことなく、目にも光が宿っているようにも見えました。
 光といえば、18話、19話、20話と海上の岩で話すシーンが描かれていますが、18話・19話が夜だったのに対し、今回は夕方。暖かな日の光が二人の心にも差し込みつつある、という心情変化を時間でも表しているのかな?と感じました。この後の22話では朝焼けっぽいシーンがあり、同話の状況からして日の光(プリキュア)と夜(アクダイカーン)の間で満と薫が揺らいでいるようにも感じられましたし。


 そんなこんなでまた次回。
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