ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
当ブログの記事をコピーした、怪しいサイトにご注意ください。

ウルトラマン妹(シスターズ)

2012-03-17 12:31:37 | ウルトラシリーズ
「ウルトラマン妹(シスターズ)」を読みました。300ページちょいだったので、かなり読みやすかったです。以下内容に触れている部分もあるので、ネタバレ注意です。


多くのウルトラマンの活躍から時が流れた時代。両親を亡くし、妹のあかりと2人暮らしの青年・月島翔太。高校卒業後もなかなか就職できずにいたが、ある日あかりに付き添われて天文台に就活に行った帰り、宇宙から飛来した発光体により、天文台がアメーバのような生命体になってしまう。絶体絶命の危機の中、ピンク色の光が翔太に宿った・・・かと思いきや、妹のあかりに宿り、次の瞬間アメーバは吹っ飛び消滅。あかりが言う事には「ウルトラマンになっちゃった!」との事だが・・・

「女の子だからマンじゃないだろ」というツッコミは劇中何度もされるのでさておいて。ルーキーウルトラマン・メビウスよりも更にルーキーな、光の国の訓練生見習い・ジャンヌと兄想いのあかり、平凡ながらも妹を大切に思っている翔太の物語でした。著者は小林雄次さん。ウルトラシリーズの脚本を担当されている、との事でしたが・・・脚本家の方に関して全く詳しくない私としては、失礼ながら初めて知りました(汗。

メビウスは初戦は街を盾にしてしまうなどの失態をおかしてしまいますが、ジャンヌは訓練生の見習いという事で、戦いすらもまともに出来ない有様。「ドジっ娘ウルトラマン」のようですが、リュウがいたら間違いなく叫んでるレベルですwただ気持ちだけは優しく1人前だとは思う。劇中には同じ訓練生でありながらも光線技もちゃんと打てる優等生・アムールも登場。ジャンヌがウルトラマンとハヤタの関係ならば、アムールはセブンのように人間の姿を借りた状態でした。
防衛軍も秘密裏に存在しており、影ながら平和を守っている様子。もうちょっとウルトラマンたちとの共闘が見たかったかも・・・

説明書きによれば、これまでの映像作品とは異なる世界観との事ですが、歴代ウルトラ戦士の名前が良く出てきます。アムールはゾフィーの妹分。セブンやマックスはブーメラン系武器の名手として、エースは男女合体変身、タロウはウルトラの父と母の息子、レオとアストラの兄弟、ウルトラマン先生・80、女性ウルトラマンの母やユリアン、ウーマンベスなどなど・・・何気にマックスやウーマンベスが出てきたのが驚きでした。まぁ1人でイリュージョニックスラッガーやっちゃうようなウルトラマンですからねw・・・しかしゾフィー兄さん、折角来たなら宇宙人の1人ぐらい倒していってくれよwそれと武器の説明ぐらいしてあげてくださいww・・・
はて、と昭和ウルトラマンの中でも名前が出てこないウルトラマンがいたのですが、彼の名前が出てくるシーンは笑ってしまいましたw

まだまだ見習いながらも、地球を守りたいという強い思いをもって、月島兄妹と触れあい人間についても学んでいくジャンヌ。彼女が正式に派遣されてくるのはいつの日か・・・しかしここまでウルトラマンと会話するというのも珍しい気がします。コスモスは結構会話していたイメージがありますが、あかりとジャンヌは姉妹のように触れ合っていました。戦いだけがウルトラマンじゃない。あかりとジャンヌの触れあい、あかりと翔太の兄妹愛が見所かと。とりあえず、あかりは可愛いかったです。

怪獣が何故東京を中心に出現するのかなども語られたこの作品。怪獣や宇宙人との戦いも結構コミカルに描かれており、ウルトラシリーズの知識が無くとも楽しめる作品だったと思います。ウルトラシリーズに興味が無い方が手を出されるかどうかは分かりませんが(汗。何となく読んでいて安心感がある作品でした。
ジャンヌたちが作中、最後に戦う敵に関しては某宇宙人を思い出したのですが、小林さんが担当された脚本を調べて納得がいきました。あの宇宙人も、作戦が成功していたらこんな風に侵略しようとしていたのかな。・・・想像力を奪おうとしたレキューム人と、想像力を使って世界を壊そうとしたイーハトン星人。人間の想像力が豊かな事を狙った2体の宇宙人。これもやはり未来の話なんでしょうか・・・・・・

気軽にさくっと読める、女の子ウルトラマンの物語でした。嫌いじゃないわ!
コメント (4)

戦姫絶唱シンフォギア 第11話「月を穿つ」

2012-03-17 07:46:06 | 2012年アニメ
戦姫絶唱シンフォギア 第11話「月を穿つ」

まだクリスと遊びに行ったり、お好み焼き食べたり、学校にもカラオケにも行ってないのに・・・一応落下音聞こえたし、まだ無事だと信じたいです。でも今誰も動けないのが・・・
主砲に対するクリスの絶唱。エネルギー反射を見ると、天竜神の光と闇の舞を思い出しますが、あれとはまた違うようで。反射してエネルギー増幅して、それを自身の主砲に重ねているのかなーと。安っぽくないと自分で言っていたクリスの歌。絶唱を解き放ってでもなさねばならなかった夢。本当、まだまだこれからなのに・・・

さて、ようやくフィーネの正体が明かされました。
「桜井了子の肉体は先だって食い尽くされた。いや、意識は12年前に死んだと言って良い。超先史文明期の巫女フィーネは遺伝子に己が意識を刻印し、自身の血を引くものがアウフバッヘン波形に接触した際、その身にフィーネとしての記憶、能力が再起動する仕組みを施していたのだ」
との事だそうです。相変わらずフィーネが絡んでくると良く分からない単語で一杯ですが、「塔作って神様に並ぼうとしたら、塔壊された上に言語バラバラにされたので、その呪いの源である月ぶっ壊す」と・・・大迷惑ってレベルじゃねーぞwwそもそも何で月が呪いの象徴なんだろう。今回の話は「バベルの塔」を思い出しますね。高校の英語の教科書でも習った記憶がありますが、あれも天に近づいて言語バラバラにされた話だったはず。

呪いを解く事で、人類の相互理解を復活させ、世界を1つに束ねる。その為に幾度となく意識を蘇らせて来たフィーネ。血を引いた人間が覚醒するという事ですから、下手すると同時期に2人のフィーネが覚醒する恐れもあるのか・・・
しかし気になるのはノイズの存在です。ノイズも昔から存在していたようですし、案外、シンフォギアシステムそのものも昔から開発されてきていたのかもしれませんね。その度に為政者からコストを巻き上げ、こっそり塔の建設につぎ込んでいたのかも。フィーネにとって、ノイズもまた自分の目的を達成するには都合の良い存在なのでしょう。

次回はどうなるのか、クリスが無事である事を祈ります。
コメント (2)