「緯度0大作戦」を観賞しました。
海流の調査にあたっていた調査隊は海底火山の噴火の影響を受け、調査球に繋がっていたロープも切れてしまう。海底に転がっていた調査球ごと調査隊を救出したのは、赤道と日付変更線が交わる緯度0の海底に居を構えるクレイン・マッケンジー艦長率いる潜水艦・アルファー号だった。アルファー号はおよそ160年も開発された船ではあったが、そこに用いられている技術は地上の潜水艦をはるかに凌ぐものだった。
調査隊の1名が重傷を負ったため、マッケンジー艦長たちは拠点である緯度0に向かおうとするも、そこへマッケンジー艦長を憎むマリクの部下・黒い蛾が指揮を執る潜水艦が現れた。だがマッケンジー艦長はこれを巧みな操作で凌ぎきり、特殊な防壁で阻まれた緯度0へと戻ることに成功する。
緯度0はこれまで行方不明や死亡とされていた科学者などの地上の人々も暮らしており、皆が思い思いの暮らしを営んでいた。そこへ新たな薬を開発した博士も来ることになっていたが、同じ博士をマリクも狙っており、先に博士の身柄を奪われてしまう。博士を助けるべく、マリクの本拠地であるブラッドロック島へとアルファー号は発進し・・・
「そういえば見たこと無かった」という思いで借りてきたこの作品。グリホンや化物ネズミといったキャラクターは本で読んだことがあるのですが、どういったストーリーかは知りませんでした。
海底緯度0の地点に存在するユートピア。医療技術も発達し、マッケンジー艦長は200歳を越えて尚現役の艦長として活躍していました。行方不明になった人々などは実はそこにおり、思い思いの研究をし、地上にはその研究成果などをこっそり紛れ込ませているとの事。人間の進歩は、実はこの緯度0からもたらされたものだったとも考えられる設定で、非常に興味深かったです。情報をそっくりそのままではなく、ヒントを与えることで成長を促すというのも良いですね。
天才に対抗するのは狂った天才マリク。マッケンジー艦長のライバルともいえる存在でしたが、その技術を誤った方向に用い、人間の脳をライオンに移植、更には脳から記憶を取り出すなどの技術も発明したマッドサイエンティストでした。しかしマッケンジー艦長らには及ばず、最終的には自分の策にはまり、自分が作り出したグリホンの反逆にあってしまうという展開に。
相当やばい人物であり、敵の親玉でもあるのですが、マッケンジー艦長側の技術のレベルが違いすぎて話しになっていない気もします。
・落盤で岩石の下敷きにしてやる!→弾丸をも弾くようになる粘液風呂や服のおかげで助かりました
・化物ネズミだ!→手首の装置から放たれる火炎で追っ払いました
・特殊な衣服をも溶かす液体で満たされた池だ!→飛んで回避しました
・こうなったら磁力でアルファー号を捕らえてやる!→上手くいったかと思ったら、アルファー号が飛んで逃げた上、自分がその磁力につかまりました。
・・・「改造するたびに倒しにくくなっている」どころか、もう倒せないんじゃないだろうか、これ。
とまぁ、ここまでなら冒険物で正義が悪を倒して終わり、という感じなのですが、そこで終わらないのがこの作品。緯度0に残ることを決めた調査隊2人を残し、記者でもあった1人は地上へと戻ることに。しかし地上に戻っても誰も彼の話を信用してくれず、目の前にはマッケンジー艦長やマリクと瓜二つの人物が。更に写真には何も映っておらず、もらってきたはずのダイヤモンドも土くれに変わっていた・・・という衝撃的な展開に。その後、彼宛のダイヤモンドが送られてきていることが分かったのですが、恐らくマッケンジー艦長たちの手が回ったのではないかと。
緯度0は研究成果を地上にこっそり渡すことはあっても、表舞台には出てこない。劇中で博士がさらわれた際、各国のニュースでは「自分たちではなく某国の仕業だ」と互いに貶める発言を流していました。そんな彼らが緯度0を知ったらどうなるか。それこそ競って緯度0を狙い、自分たちのものにしようとするでしょう。地上に戻るという人を引きとめはしない。けれども情報は決して漏らさない。
また、記者は宇宙開発ばかりに目を向ける人々に対し、何故地球上の素晴らしい奇跡を何故知ろうとしないのかと訴えかけていました。皮肉にも宇宙船のポッドが落下するのは緯度0の地点。上ばかりに目を取られ、その下に素晴らしい世界が広がっていることには気づきもしない。以前ダイオウイカの撮影が話題となりましたが、それでもニュースは他の惑星がどうの、衛星がどうのという話題が中心なように思えます。宇宙ばかりに目がいきがちですが、人間は自分たちが住んでいる地球のどこまでを知っているのでしょうか。
予想以上に面白い作品で満足です。でもクウガは見れませんでしたけどね!(涙。DVD入れた途端にキュルキュル音がしだしたら怖いってレベルじゃねーぞ!あの店は本当にチェックをしているのかと問いたい。借りる側ももうちょっと扱いを大切にして欲しいものです。
海流の調査にあたっていた調査隊は海底火山の噴火の影響を受け、調査球に繋がっていたロープも切れてしまう。海底に転がっていた調査球ごと調査隊を救出したのは、赤道と日付変更線が交わる緯度0の海底に居を構えるクレイン・マッケンジー艦長率いる潜水艦・アルファー号だった。アルファー号はおよそ160年も開発された船ではあったが、そこに用いられている技術は地上の潜水艦をはるかに凌ぐものだった。
調査隊の1名が重傷を負ったため、マッケンジー艦長たちは拠点である緯度0に向かおうとするも、そこへマッケンジー艦長を憎むマリクの部下・黒い蛾が指揮を執る潜水艦が現れた。だがマッケンジー艦長はこれを巧みな操作で凌ぎきり、特殊な防壁で阻まれた緯度0へと戻ることに成功する。
緯度0はこれまで行方不明や死亡とされていた科学者などの地上の人々も暮らしており、皆が思い思いの暮らしを営んでいた。そこへ新たな薬を開発した博士も来ることになっていたが、同じ博士をマリクも狙っており、先に博士の身柄を奪われてしまう。博士を助けるべく、マリクの本拠地であるブラッドロック島へとアルファー号は発進し・・・
「そういえば見たこと無かった」という思いで借りてきたこの作品。グリホンや化物ネズミといったキャラクターは本で読んだことがあるのですが、どういったストーリーかは知りませんでした。
海底緯度0の地点に存在するユートピア。医療技術も発達し、マッケンジー艦長は200歳を越えて尚現役の艦長として活躍していました。行方不明になった人々などは実はそこにおり、思い思いの研究をし、地上にはその研究成果などをこっそり紛れ込ませているとの事。人間の進歩は、実はこの緯度0からもたらされたものだったとも考えられる設定で、非常に興味深かったです。情報をそっくりそのままではなく、ヒントを与えることで成長を促すというのも良いですね。
天才に対抗するのは狂った天才マリク。マッケンジー艦長のライバルともいえる存在でしたが、その技術を誤った方向に用い、人間の脳をライオンに移植、更には脳から記憶を取り出すなどの技術も発明したマッドサイエンティストでした。しかしマッケンジー艦長らには及ばず、最終的には自分の策にはまり、自分が作り出したグリホンの反逆にあってしまうという展開に。
相当やばい人物であり、敵の親玉でもあるのですが、マッケンジー艦長側の技術のレベルが違いすぎて話しになっていない気もします。
・落盤で岩石の下敷きにしてやる!→弾丸をも弾くようになる粘液風呂や服のおかげで助かりました
・化物ネズミだ!→手首の装置から放たれる火炎で追っ払いました
・特殊な衣服をも溶かす液体で満たされた池だ!→飛んで回避しました
・こうなったら磁力でアルファー号を捕らえてやる!→上手くいったかと思ったら、アルファー号が飛んで逃げた上、自分がその磁力につかまりました。
・・・「改造するたびに倒しにくくなっている」どころか、もう倒せないんじゃないだろうか、これ。
とまぁ、ここまでなら冒険物で正義が悪を倒して終わり、という感じなのですが、そこで終わらないのがこの作品。緯度0に残ることを決めた調査隊2人を残し、記者でもあった1人は地上へと戻ることに。しかし地上に戻っても誰も彼の話を信用してくれず、目の前にはマッケンジー艦長やマリクと瓜二つの人物が。更に写真には何も映っておらず、もらってきたはずのダイヤモンドも土くれに変わっていた・・・という衝撃的な展開に。その後、彼宛のダイヤモンドが送られてきていることが分かったのですが、恐らくマッケンジー艦長たちの手が回ったのではないかと。
緯度0は研究成果を地上にこっそり渡すことはあっても、表舞台には出てこない。劇中で博士がさらわれた際、各国のニュースでは「自分たちではなく某国の仕業だ」と互いに貶める発言を流していました。そんな彼らが緯度0を知ったらどうなるか。それこそ競って緯度0を狙い、自分たちのものにしようとするでしょう。地上に戻るという人を引きとめはしない。けれども情報は決して漏らさない。
また、記者は宇宙開発ばかりに目を向ける人々に対し、何故地球上の素晴らしい奇跡を何故知ろうとしないのかと訴えかけていました。皮肉にも宇宙船のポッドが落下するのは緯度0の地点。上ばかりに目を取られ、その下に素晴らしい世界が広がっていることには気づきもしない。以前ダイオウイカの撮影が話題となりましたが、それでもニュースは他の惑星がどうの、衛星がどうのという話題が中心なように思えます。宇宙ばかりに目がいきがちですが、人間は自分たちが住んでいる地球のどこまでを知っているのでしょうか。
予想以上に面白い作品で満足です。でもクウガは見れませんでしたけどね!(涙。DVD入れた途端にキュルキュル音がしだしたら怖いってレベルじゃねーぞ!あの店は本当にチェックをしているのかと問いたい。借りる側ももうちょっと扱いを大切にして欲しいものです。