夜ノヤッターマン 第4話「湯けむり露天風呂紀行」
ボヤッキーとトンズラーは旅の資金を稼ごうと奮闘していたがなかなか上手くいかない。幸いガリナが手先の器用さを生かし、もうすぐ子供が産まれるビーネとミッちゃん夫妻のために赤ちゃんの服を繕うことで、何とか食事と宿は確保できた。ガリナは食事に関してはオダ様という豚がいるのではと思っていたが、ドロンジョは幼い時にオダ様に出会って以来、豚は大切にしなければならないという言い伝えを聞かされてきていた。
ドロンジョたちは露天風呂に行き、ボヤッキーたちが覗きを叱られつつ帰ってくると、ミッちゃんの家の前にヤッター行動隊長たちが並んでいた。ミッちゃんの夫であるビーネは、彼女の目の前でヤッターメトロポリス35年間の強制労働を命じられる。周囲の人々も、そしてミッちゃんもヤッター行動隊長の手前、両手を挙げて喜ばなければならない。人々が苦しむ姿を見たドロンジョは、「一時しのぎにしかならないのでは」と言われつつも、ビーネを救い出し、ミッちゃん共々ヤッター行動隊長たちの手の届かない所へかくまうことを決意する。
作戦は成功し無事に救出はできたものの、ゴロー将軍がヤッターパグを引き連れて探しに来た。ビーネはこのまま逃げ切れるとは思っておらず、ドロンジョたちが寝ている間に1人、ゴロー将軍の元へと向かい、ドロンジョたちの居場所を教える代わりに自分の労働を免除するように頼み込む。
結果、ドロンジョたちの居場所はバレてしまい、ボヤッキーはこんなこともあろうかと作っていたエテコーロボを出撃させ、ヤッターパグとの一騎打ちへ。トンズラーはゴロー将軍と勝負を繰り広げるも、どちらもヤッターマン陣営の勝利に終わってしまった。
約束を果たしたことで自分の自由を信じていたビーネだったが、ゴロー将軍は「ヤッターマン様のために働けることは光栄」だとして、ビーネをヤッターメトロポリスに連行する。ゴロー将軍に威圧され、ミッちゃんも涙ながらに万歳を叫びながら夫を見送るしかなかった。
何とか生きていたドロンジョたちはミッちゃんに近づこうとするも、彼女からはヤッターマン様の敵に関わったと知られたくないとして、突き放されてしまう。ドロンジョは今回の件で改めてここが地獄だと思い知らされることとなった。目に涙を浮かべつつも強がって笑ってみせるドロンジョは、ヤッターマンにデコピンする覚悟をより一層強くするのでした。
感想
「妻の側にいたい」→「なら妻も一緒に働かせてやるよ」という展開になるかと思ったら、妻を置き去りにしていく方が余程残酷な仕打ちでした。例え望んでいなくても、ヤッターマンの配下であるゴロー将軍や行動隊長の前では喜んでいるフリをしなければならない。それが夫との別れになろうとも。救い出せても逃げ場は無い。ビーネ以外にも行動隊長に連行されている人々がいましたが、彼らはドロンジョがビーネを連れ去るのをただ見送っていました。逃げ場が無いのを悟っていたから逃げる気も失せていたのではないかと。
涙を流しながら、壊れたようにヤッターマンへの信仰を口にせざるを得なかったミッちゃん。見ているこっちも辛くなるくらい、哀しい物語でした。そんな実情を知ってなおヤッターマンに立ち向かう勇気を持ち続けるドロンジョ。新たにゴロー将軍という、やけに熱い「ヤッターマン!」を披露してくれる幹部も現れたところでまた次回。
ボヤッキーとトンズラーは旅の資金を稼ごうと奮闘していたがなかなか上手くいかない。幸いガリナが手先の器用さを生かし、もうすぐ子供が産まれるビーネとミッちゃん夫妻のために赤ちゃんの服を繕うことで、何とか食事と宿は確保できた。ガリナは食事に関してはオダ様という豚がいるのではと思っていたが、ドロンジョは幼い時にオダ様に出会って以来、豚は大切にしなければならないという言い伝えを聞かされてきていた。
ドロンジョたちは露天風呂に行き、ボヤッキーたちが覗きを叱られつつ帰ってくると、ミッちゃんの家の前にヤッター行動隊長たちが並んでいた。ミッちゃんの夫であるビーネは、彼女の目の前でヤッターメトロポリス35年間の強制労働を命じられる。周囲の人々も、そしてミッちゃんもヤッター行動隊長の手前、両手を挙げて喜ばなければならない。人々が苦しむ姿を見たドロンジョは、「一時しのぎにしかならないのでは」と言われつつも、ビーネを救い出し、ミッちゃん共々ヤッター行動隊長たちの手の届かない所へかくまうことを決意する。
作戦は成功し無事に救出はできたものの、ゴロー将軍がヤッターパグを引き連れて探しに来た。ビーネはこのまま逃げ切れるとは思っておらず、ドロンジョたちが寝ている間に1人、ゴロー将軍の元へと向かい、ドロンジョたちの居場所を教える代わりに自分の労働を免除するように頼み込む。
結果、ドロンジョたちの居場所はバレてしまい、ボヤッキーはこんなこともあろうかと作っていたエテコーロボを出撃させ、ヤッターパグとの一騎打ちへ。トンズラーはゴロー将軍と勝負を繰り広げるも、どちらもヤッターマン陣営の勝利に終わってしまった。
約束を果たしたことで自分の自由を信じていたビーネだったが、ゴロー将軍は「ヤッターマン様のために働けることは光栄」だとして、ビーネをヤッターメトロポリスに連行する。ゴロー将軍に威圧され、ミッちゃんも涙ながらに万歳を叫びながら夫を見送るしかなかった。
何とか生きていたドロンジョたちはミッちゃんに近づこうとするも、彼女からはヤッターマン様の敵に関わったと知られたくないとして、突き放されてしまう。ドロンジョは今回の件で改めてここが地獄だと思い知らされることとなった。目に涙を浮かべつつも強がって笑ってみせるドロンジョは、ヤッターマンにデコピンする覚悟をより一層強くするのでした。
感想
「妻の側にいたい」→「なら妻も一緒に働かせてやるよ」という展開になるかと思ったら、妻を置き去りにしていく方が余程残酷な仕打ちでした。例え望んでいなくても、ヤッターマンの配下であるゴロー将軍や行動隊長の前では喜んでいるフリをしなければならない。それが夫との別れになろうとも。救い出せても逃げ場は無い。ビーネ以外にも行動隊長に連行されている人々がいましたが、彼らはドロンジョがビーネを連れ去るのをただ見送っていました。逃げ場が無いのを悟っていたから逃げる気も失せていたのではないかと。
涙を流しながら、壊れたようにヤッターマンへの信仰を口にせざるを得なかったミッちゃん。見ているこっちも辛くなるくらい、哀しい物語でした。そんな実情を知ってなおヤッターマンに立ち向かう勇気を持ち続けるドロンジョ。新たにゴロー将軍という、やけに熱い「ヤッターマン!」を披露してくれる幹部も現れたところでまた次回。