2016年の映画「SING/シング」(吹替版)を見ました。
三流劇場の支配人であるバスター・ムーンは、起死回生の一手として大々的に歌のコンテストを開催することに。コンテストのオーディション当日、ムーンの想像を超える参加者が集まったが、それもそのはず。タイプミスにより賞金1,000ドルが100,000ドルに変わっていたのだ。
オーディションの合格者を決めた後にそのことを知ったムーンは、コンテストの開催を継続する一方で何とか賞金を工面するべく、友人エディの祖母であり、憧れのスターであるナナ・ヌードルマンを頼るが・・・
「映画の予告で豚が歌って踊っていた気がする」という印象のあったこの映画。実際に見てみると、当のブタ=グンターは出番こそあるものの、他のメンバーに比べると問題を抱えていないためか、活躍はやや控えめに感じられました。
で、普段洋画は字幕版で見ることが多いのですが、「そういえば今作って宮野真守さん出演されていたような」という理由から吹替版を見ました。実際は坂本真綾さんや山寺宏一さんなども出演されていたわけで、さすがの歌唱力だったのですが・・・ムーンの吹替え、内村光良さんってマジっすか!?いや、確かに聞けば納得なんですけども、視聴中は全く気にならなかったので驚きです。
声優さん以外にも女優さんや歌手の方も参加されていたのですが、そちらも違和感なく聞くことが出来たので、この吹替版は良いですね。
さて映画の内容。
借金以外にもコンテストの賞金を工面したり、あちこちガタが来ている劇場を何とかもたせようと必死なムーン。父親が率いる強盗団の手伝いをさせられているゴリラのジョニー。家事に育児に追われているブタのロジータ。彼氏と上手くいっていないヤマアラシのアッシュ。歌は上手いが恥ずかしがりやの象のミーナ。才能はあるが高慢でトラブル続きなネズミのマイク。
コンテストの出場者は誰も彼もが色々と問題を抱えています。それでも自分の夢を叶えようと、賞金を手に入れようと誰もが努力を続けるわけですが、それでも新たな問題が次から次へと立ちはだかり、遂には致命的なトラブルが発生し、一度はあれほど懸命に劇場を建て直そうとしていたムーンの心も折れてしまいます。
賞金についてもメンバーにばれる日が来てしまうわけですが、その後傷心のムーンを見舞いに来た面々は、誰一人として賞金が提示されていた額より少ない額だったことを責めるものはおらず、ただひたすらにムーンの心を案じていました。あのシーンがとても好きです。最初は懸賞金に惹かれたところが少なからずあったにしろ、コンテストに向けて共にレッスンを重ねるうちに、一体感が生まれていったんだろうなって。
色々と失敗続きのムーンですが「日常に隠れている本物の才能の発掘」を目指したり、「恐怖に負けて夢を諦めるな」という自分の言葉に励まされることになったり、グンターとロジータを組ませたり、体の大きいジョニーがピアノを弾いてソウルフルに歌い上げれば面白いと考えたり、イカの発光を利用した演出など、才能が無いわけではないんですよね。
夢を叶えるために必死でありながらも、その一方で夢が叶わないという恐怖も感じていたムーン。致命的なトラブルにより一度は心折れたものの、初心に戻ってお金を貯めようと懸命に働くシーンもまた良かったです。友人のエディや、劇場スタッフのクローリーさんが手伝ってくれるというのもまた・・・
ところで、エディの父が「毛がはげるほど車を洗い続けてくれた」から今のムーンがあるということが物語序盤で差し掛かるころに語られます。「そんなにストレスだったのか?」と思ったら、そりゃはげるわ・・・と、ムーンが働くシーンで感じました。一生懸命なのは分かるんだけど、シュールな笑いがこみ上げてきてしまいます(苦笑。
賞金は出ないものの、みんなで協力して再び見事なショーを披露する一同。それぞれが抱えていた問題も一気に解決していき、見ていてとても楽しいショーでした。特にこれまで歌声を抑え込んでいたミーナが高らかに歌い上げる様は最高でした。他人を自分より下に見ているマイクも、思わず脱帽する様もまた印象的です。
ミーナは中の人的にも納得の歌唱力で、めちゃくちゃ盛り上がるショーの締めとなりました。
そんな感じで、トラブル続きでも、それでも恐怖に負けて夢を諦めることなく追い続け、賞金が無くても自分の思いを高らかに歌い上げるキャラクターたちがとても魅力的だった「SING/シング」でした。
・・・そんなわけで、wikiを見たら悠木さんも出演されているとのことだったので、確認するべくそのうち2週目に突入します・・・
三流劇場の支配人であるバスター・ムーンは、起死回生の一手として大々的に歌のコンテストを開催することに。コンテストのオーディション当日、ムーンの想像を超える参加者が集まったが、それもそのはず。タイプミスにより賞金1,000ドルが100,000ドルに変わっていたのだ。
オーディションの合格者を決めた後にそのことを知ったムーンは、コンテストの開催を継続する一方で何とか賞金を工面するべく、友人エディの祖母であり、憧れのスターであるナナ・ヌードルマンを頼るが・・・
「映画の予告で豚が歌って踊っていた気がする」という印象のあったこの映画。実際に見てみると、当のブタ=グンターは出番こそあるものの、他のメンバーに比べると問題を抱えていないためか、活躍はやや控えめに感じられました。
で、普段洋画は字幕版で見ることが多いのですが、「そういえば今作って宮野真守さん出演されていたような」という理由から吹替版を見ました。実際は坂本真綾さんや山寺宏一さんなども出演されていたわけで、さすがの歌唱力だったのですが・・・ムーンの吹替え、内村光良さんってマジっすか!?いや、確かに聞けば納得なんですけども、視聴中は全く気にならなかったので驚きです。
声優さん以外にも女優さんや歌手の方も参加されていたのですが、そちらも違和感なく聞くことが出来たので、この吹替版は良いですね。
さて映画の内容。
借金以外にもコンテストの賞金を工面したり、あちこちガタが来ている劇場を何とかもたせようと必死なムーン。父親が率いる強盗団の手伝いをさせられているゴリラのジョニー。家事に育児に追われているブタのロジータ。彼氏と上手くいっていないヤマアラシのアッシュ。歌は上手いが恥ずかしがりやの象のミーナ。才能はあるが高慢でトラブル続きなネズミのマイク。
コンテストの出場者は誰も彼もが色々と問題を抱えています。それでも自分の夢を叶えようと、賞金を手に入れようと誰もが努力を続けるわけですが、それでも新たな問題が次から次へと立ちはだかり、遂には致命的なトラブルが発生し、一度はあれほど懸命に劇場を建て直そうとしていたムーンの心も折れてしまいます。
賞金についてもメンバーにばれる日が来てしまうわけですが、その後傷心のムーンを見舞いに来た面々は、誰一人として賞金が提示されていた額より少ない額だったことを責めるものはおらず、ただひたすらにムーンの心を案じていました。あのシーンがとても好きです。最初は懸賞金に惹かれたところが少なからずあったにしろ、コンテストに向けて共にレッスンを重ねるうちに、一体感が生まれていったんだろうなって。
色々と失敗続きのムーンですが「日常に隠れている本物の才能の発掘」を目指したり、「恐怖に負けて夢を諦めるな」という自分の言葉に励まされることになったり、グンターとロジータを組ませたり、体の大きいジョニーがピアノを弾いてソウルフルに歌い上げれば面白いと考えたり、イカの発光を利用した演出など、才能が無いわけではないんですよね。
夢を叶えるために必死でありながらも、その一方で夢が叶わないという恐怖も感じていたムーン。致命的なトラブルにより一度は心折れたものの、初心に戻ってお金を貯めようと懸命に働くシーンもまた良かったです。友人のエディや、劇場スタッフのクローリーさんが手伝ってくれるというのもまた・・・
ところで、エディの父が「毛がはげるほど車を洗い続けてくれた」から今のムーンがあるということが物語序盤で差し掛かるころに語られます。「そんなにストレスだったのか?」と思ったら、そりゃはげるわ・・・と、ムーンが働くシーンで感じました。一生懸命なのは分かるんだけど、シュールな笑いがこみ上げてきてしまいます(苦笑。
賞金は出ないものの、みんなで協力して再び見事なショーを披露する一同。それぞれが抱えていた問題も一気に解決していき、見ていてとても楽しいショーでした。特にこれまで歌声を抑え込んでいたミーナが高らかに歌い上げる様は最高でした。他人を自分より下に見ているマイクも、思わず脱帽する様もまた印象的です。
ミーナは中の人的にも納得の歌唱力で、めちゃくちゃ盛り上がるショーの締めとなりました。
そんな感じで、トラブル続きでも、それでも恐怖に負けて夢を諦めることなく追い続け、賞金が無くても自分の思いを高らかに歌い上げるキャラクターたちがとても魅力的だった「SING/シング」でした。
・・・そんなわけで、wikiを見たら悠木さんも出演されているとのことだったので、確認するべくそのうち2週目に突入します・・・