ひびレビ

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ウルトラマンネクサス 第2話「異生獣-スペースビースト-」

2022-09-15 07:24:11 | ウルトラマンネクサス
ウルトラマンネクサス 第2話「異生獣-スペースビースト-」

 晴れて……晴れて?TLTの、ナイトレイダーの一員となった孤門くん。しかし前職は山岳救助隊員であり、当然スペースビーストとの戦いなど未経験。ということで、しばらくの間は訓練に励むこととなりました。最近だと「ウルトラマンデッカー」のカナタたちも訓練していましたが、孤門くんは彼らよりも短い1カ月という短期間で武器の扱いや戦闘機・クロムチェスターの操縦をその身に叩き込まれることに。うーん、スパルタ。

 途中からはナイトレイダーの一人である平木詩織が教官を務めてくれます。詩織は副隊長よりかは接しやすいものの、訓練の時は孤門くんに厳しい言葉を浴びせていました。同じチームで戦う以上、孤門くんのミスはナイトレイダー全員の命を危険にさらすことにも繋がりかねませんからね。厳しい態度も当然です。
 訳の分からぬまま武器を持たされて訓練に放り込まれ、リコとも連絡が取れず、肉体的にも精神的にも辛い時期だったでしょう。ですが孤門くんは決して諦めませんでした。人命救助の仕事だからというのもあるにせよ、こうした要所要所で見せる精神力の強さこそが、孤門くんの魅力ですね。訓練を終え、久々にリコと再会した際の安らいだ表情も印象的です。この時、孤門くんがリコから受け取った「ガンバルクイナくん」は後に別作品にも登場しています。

 
 さて、隊長・和倉英輔、副隊長・西条凪のほか、分析も担当する石堀光彦、孤門くんの教官を務めた平木詩織、そして孤門くんを含めた全5名がナイトレイダーとなります。話の中心となるのは孤門くんと副隊長なので、まずはその2人の関係性に注目していただければと。詩織は個別エピソード(テレビ未放映)が存在するため、そちらの話はまたいずれ。
 また、彼らに「CIC」から指示を出しているのが吉良沢優。第1話において、孤門くんがウルトラマンに助けられる前から、ウルトラマンの存在を察知した重要人物です。彼に関しては別の呼び名もありますが、それもまたいずれ。
 そして孤門くんを連れてきたイケオジ管理官が松永要一郎。彼もまた、ただの管理官では終わりません。


 5人揃ったナイトレイダーの初陣は、より巨大化したペドレオン(グロース)。分体であるクライン以上に気色悪い見た目をしており、人間を襲い、盾とする習性からは、とても共存共栄が出来る相手とは思えませんね。怪獣たちと共に生きることを夢見たコスモス最終回のあとに出てくるのがコイツというのが何とも。
 そんなペドレオンを前に下される非情な命令。人を救う仕事だと聞いていた孤門くんにしてみれば、到底受け入れられない話なのは分かります。しかし実際のところ、人質を救出しつつペドレオンを倒す手立ては存在しないでしょう。仮に触手を破壊できたとしても、落下する人質を誰がどのように受け止めるのか。クロムチェスターが連携するにしても、そんな奇跡のような技は出来ないでしょう。
 個人の感情だけでは解決しない状況もあるというのを、初陣からまざまざと見せつけられる孤門くん。本当、辛い職場に来ちゃったよね……


 しかし、その奇跡を成しえるのが我らのウルトラマン!現時点では謎の男・姫矢准が「エボルトラスター」を鞘から抜いて、変身!この鞘から剣を抜くかのような動作が「真剣勝負の場に赴く」ことを意味しているみたいで、本当にカッコいいんですよ……
 光の鞭「セービングビュート」で人質を救出し、いざペドレオンとの胸躍るバトルだ!……って思うじゃないですか……本当、この時期の副隊長は副隊長が極まってますね(笑。今でこそ「副隊長はこういうことする」と納得して見られますが、当時は「何で!?」感が強かったなぁと。第2話までで、ウルトラマンの登場時間の短さとインパクトの大きさが見事に反比例しています。
 今でこそ全話視聴済み、DVDでまとめて視聴しているから良いものの、当時は1週間待たされて見せられたのが、この扱いですからね(汗。少なくともウルトラマンの活躍を期待していた当時の私は物足りなさを覚えていました。


 といったところで次回に続きますが、次回もペドレオン戦です。何なら次々回もペドレオン戦です。数話にまたがって同じ怪獣が登場する点についても、「まだ倒さないのか」という不満があったなぁと。強敵や幹部クラスならいざ知らず、一般的?なスペースビーストでコレですからね。
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