「カンディンスキーと青騎士」

2011-06-18 21:24:42 | 日記
この前も少し触れたんですが、字数制限上削除せざるをえず。なのでもう一度書きます。

職場の人ではないんですが、ある方が外出先からチラシを持って帰ってきたんですよ。

正直、なんであなたが???って言いたかったんですが、

本当によくやった!って思いました。

未だに信じられません。しかも来週で終わりじゃないですか!?本当ギリギリ。

青騎士の一人フランツ・マルクの動物の絵が本当に本当に大好きで、画集から切り取って部屋に飾るくらい大好きなんです。特に「虎」は一番大好きな絵なので、まさか日本でしかも地元兵庫で見られるなんて、本当に本当に信じられません!本当に何、このめぐり会わせ?って言いたい!

レーンバツハ・ハウスとか青騎士ってメジャーじゃないはずなのに。本当に信じられません。

ずっと封印してきたことなんですが、メインのカンディンスキーは、ドイツのミュンヘンより南にあるムルナウという小さな田舎町で絵を描いていたんですね。私ははるか昔そのムルナウでドイツ語の語学学校に二ヵ月勉強してました。だから余計懐かしくて懐かしくて涙が出てしまいました。

週末だけ五人(まで)集まれば安く電車が乗れる切符があって、毎週末はミュンヘンにサッカーを見たり(クリンスマンが現役だった)、それこそ美術館に行ったりしてたんで、レーンバツハ・ハウス美術館も思い出の一つなんです。

当時、本当に濃い二ヵ月だったので、本当に忘れられない思い出がたくさんあります。今でも走馬灯のように思い出が頭の中を駆け巡ってます。

亡くなられたHさん、ハンブルクで会おうと約束したのに遊びに行けなくて本当にごめんなさい。あの頃の夢叶えられませんでした。見捨てずに天国で見守っててね!


あの頃の仲間たち、どうしてるかな…?

思い出の写真はほとんど捨ててしまったので今では本当に後悔してます。あの頃頑張ってた自分(それなりに)がいたのに、自分で自分を全否定してた時期があってやけくそで捨てました。今思うと本当バカなことしたなあとつくづく思ってます。捨てたものは本当戻ってこないもんね…反省(しました)。


自慢話がしたかったんか!と怒られそうなので本題に入ります。

カンディンスキーってどの程度の知名度があるのか分かりませんが、幾何学的な抽象画で有名です。今回の作品展はその前までの作品が来てました。だからムルナウの絵がたくさん見れて本当嬉しかったです。

恋人のミュンターや青騎士のフランツ・マルク、アウグスト・マッケ、クレー(この中では一番有名です)の作品が少し来ていて、全体的には作品数は少ないですが、個人的には大満足しています。多分私だけだろうね、こんなに喜んでいるのは…?(笑)

カンディンスキーの色の使い方が独特なんです。色の乗せ方が大胆というか幼稚というか…。そのカンディンスキーの絵があの幾何学の抽象画に変化していくのが本当不思議でなりません。

画家に限らず芸術家の人たちって初めは誰もが自分のスタイル(表現方法)を模索して、その結果確固たるものが見つかる・出来上がるんもんなんだな、模索してる時期って絶対大事なんだな、絵画も演劇も同じだなと思いました。

今日のまとめ:本当に信じられません。なんで今なん?(なんかこればっかり書いているような…)
でもあの人がチラシ持って帰らなかったら間違いなく見損ねたはず。誰に感謝したらよいのか分からなくなりましたが本当にありがとうございます。

カンディンスキーの抽象画は、今回は絵葉書でしか見れないんですが、なんか暗号に思えてならないですよね。分かる人にしか分からない暗号。たとえばミュンターにしか分からない暗号。なんかロマンチックじゃないですか???と一人で喜んでました。←バカだね~(笑)