続き…

2012-05-16 22:32:13 | TAKARAZUKA
どれもこれも、祐飛さんがトップで、宙組の皆が祐飛さんを信じて各人が切磋琢磨した成果が、初日の完成度の高さを物語っている。

そうそう、こんなこと書いたらなんですが、他の組に見習って頂きたい点があります。初日・中日・千秋楽と“進化する”のと“良くなる”のとでは意味が違うということを。

最近は進化なんて言葉聞かなくなったけど、初日ズタズタだったのが、日を追うごとにお客様が満足出来る作品に仕上がるのは進化じゃないからね。それはただの良くなっただけ。本当の進化はより洗練されていくこと。初日ズタズタなんてマジ金返せ!もんなんで、ここは勘違いしてもらいたくない。そういう意味でも祐飛さん率いる宙組作品はマジお芝居の勉強にもってこいの材料だと思ってます。宝塚だから別物ではなく、宙組は宝塚とは別物と言っても過言じゃないかも…。

宙組を観ていると、ほんと私がどっぷり宝塚にはまっていた昔を思い出す。本当に素晴らしい組だと思う。安心して観れる組は、特に私みたいな演劇好きには堪らんよ。

正直、祐飛さん、すみ花、みっちゃんが抜けた宙組の今後が非常に心配だけど、テル君には是非ともマイペースにではなく、今以上に切磋琢磨してトップに君臨して欲しいと願う。テル君の化けっぷり篤と拝見や!

祐飛さん個人の話からかなり逸れた…。

残りの個々の作品に関しては端折りますが、


正直なところ、私は祐飛さんに専科に入って欲しかった。トドちゃんと一緒に宝塚を支えて欲しかったんですよ。出来ることならね。

でも、今の私の希望はやはり、退団後は女優さんになって欲しい。

すみ花が北島マヤなら、祐飛さんは間違いなく姫川亜弓、努力の人です。

私の頭の中では脳内劇場が上演されているんですが、祐飛さんの「奇跡の人」が観たくて仕様ないんです。今のところヘレン役は蒼井優ちゃんが希望なんですが…。

いずれは、野々すみ花との対決も楽しみでならないんです。二人とも女優になればの話ですが。是非とも!m(__)m

舞台に立ち続けられる環境にあるなら、是非とも女優さんになって欲しい!女優という響きがいやなら舞台人になって頂きたい!

一昨日のかしげさんみたいに可愛くならなくていいから、舞台人魂を継続してほしいです。

ちなみに、私は、男役が女優さんになることに全く抵抗がないので、ファンであった気持ちは男役だろうと女優だろうと関係ありません。その人の人間性に惹かれたのですから。ここで書くのもなんですが、男役ヴィジュアルナンバーワンだったもりえちゃんが女優さんになってくれたらめちゃ嬉しい。

祐飛さんも同じです。そもそも瞳子さんなんて、現役トップ時代は観てないのに卒業してからの方がめちゃ観てるちゅうに。

女優さんダメですかね…?

そのまま大空祐飛を終わらせるのはもったいない。ファンの皆さんも同じ気持ちだと思います。どうか、この気持ちが祐飛さんに届きますように!

最後に、残りの宝塚男役人生、悔いなきよう全うして下さい!ディナーショー、東宝公演ラストまで頑張って下さい!

今日のまとめ:う~ん、これで良かったのかな…?( ̄~ ̄;)

ちなみに私が好きな祐飛さんの役ベスト3。(銀ちゃんは別格1位だから除く)

3位…、あ~、どれも良すぎて絞れない…。

1位は…、断然サルヴァトーレ!

どなたかも書かれてましたが、祐飛さんは旧宝塚大劇場に立った最後のトップさん。旧大劇場取り壊しの年に「この恋は雲の涯まで」であの奇抜な衣装でラインダンスを踊ってたんだよね…。

ヤンさんがオスカルを演じた花組公演の時に音楽学校に入学し、「華麗なるギャツビー」の年が本科生…。本当、祐飛さんの卒業と共に、私の青春時代の思い出にも終止符を打たれるようで淋しくなる。畏れ多いですが、今は共に歩んで来た同士のように身近な存在に感じるだけに、ほんと一時代が終わってしまうのが残念でなりません。でも、この年齢で祐飛さんに再会(?)できて幸せに思ってます。たくさんの夢と思い出をありがとう!

やっぱ、女優になるべき!!!←これが言いたかったのか!?m(__)m








祐飛様へ Part2

2012-05-16 22:03:44 | TAKARAZUKA
祐飛さん…、

「カサブランカ」を観て、それまで“大空祐飛”と呼び捨てしてた気持ちが一瞬にして敬意に変わった。

そもそも、この「カサブランカ」は私にとっては、観劇に相当な勇気を必要とした作品だったので、この作品の成功がなければ、「Never Say~」からずっと引きずっていた小池先生嫌いを払拭出来ずに今もいたかもしれない。しつこいですが「Never~」にはほんと愛を感じられなかった。特に花ちゃんに対して。長年トップ娘役として貢献してきた花ちゃんへの敬意と愛が全く感じられなかった。

それはさておき、この「カサブランカ」には娘役に対する愛を感じとることが出来たので、勇気を出して観た甲斐はありました。ちなみに、観るきっかけは、すみ花の存在が大きかった。

基本私はヘンコなんで、一度壁を作ると壊すのに時間がかかるし、きっかけがないと壁を壊せない性質なんですよ、自慢じゃないですが…。最近でいうと、天下の蜷川さんの舞台やしのぶさんの舞台がいい例なんです。少しずつその壁を壊してますが、まだ一人の演出家さんには壁があります。誰かは書きませんが、お金を払ってまでは観る気持ちにはまだなれない。

話が逸れました。余計なことですがあえて書きました。悪しからず…。


誰にも分かってはもらえないと思いますが、本当この「カサブランカ」観劇には相当な勇気を要したんですよ。この「カサブランカ」の感動がなければ、星組の「スカピン」のDVDも躊躇なく購入することもなかったし、私が宝塚に再燃することもなかったかもしれません。ま、もりえちゃんがいたからそんなこともなかったか…。

いずれにせよ、タイミングよく宝塚にはまった感じです。

ついでに書くと、この「カサブランカ」の完成度はやはり小池先生の力ありきだとは思いましたが、その小池先生の期待に応えた宙組メンバーの熱演があってこそだと今は思います。

祐飛さんは、一時の本気の恋に燃え、その呪縛から抜け出さない孤独な主人公リックを見事に演じていました。リック自身もヘンコなとこがありましたね。そういう意味でもリアルに演じた祐飛さんに役者魂を感じたので、もう呼び捨てなんて出来ません。祐飛さんのリックに出会ってからというもの、舞台人として本当に尊敬してます。

もりえちゃんの名前が出たのでついでに書くと、祐飛さんの存在は、下級生に大いなる希望を与えてくれる存在だったと思うんですよ。トップになることが人生の全てではないけども、たとえ学年が上がろうとも、もりえちゃんにもトップになる可能性があるのでは!?と期待させてくれたトップさんだったんでね、祐飛さんは。結果的に良かったのか悪かったのかは分からないけど、宝塚に再燃したこの約三年間はたくさん夢を見させてもらいました。

間違いなくこの三年間は、祐飛さん&すみ花コンビ、そしてもりえちゃんがいなかったら千秋楽に価値を見出だせなかったと思う。月組の時は朝の4時半に起き、宙組は大遅刻だったけど、奇跡の千秋楽生観劇はいくら偶然とは言え、本当にあり得ない出来事だと思ってます。2つのペンライト(?)は思い出の宝物です。

またもや、話が逸れました。「カサブランカ」時代に戻します。

今当時を思い返してふと思い出したのが、初日&千秋楽の祐飛さんの舞台挨拶。

スカステで見た初日と千秋楽の挨拶に凄く違和感を感じだのは覚えている。なんか成り上がりものに見えた。ファンの間ではそれが普通だったのかもしれないけど、私には宝塚を観るのは祐飛さんのファンだけじゃないのに…という思いが強かった。ということを思い出しました。

作品は良かったのにあの挨拶はアウト!って感じでした。どんな挨拶かは忘れたけど、上からな挨拶だった気がする。

確か、その上からの挨拶も多分東宝の「トラファルガー」から変わった気がする。今は全然謙虚な挨拶でめちゃくちゃ好感を持てる挨拶だけど、昔は違った。もっと生意気な感じを受けた印象がある。

舞台挨拶って、サヨナラの挨拶にしかり、凄く大事だと思うんですよ。一番素に近い自分をお客様に見せる場だと思うから、悪い印象を与えてはいけないと思ってるんですよ。生の舞台挨拶は映画と違って編集が効かないからね。

そういう意味でも祐飛さんの舞台挨拶は大分変わった。と私は思ってます。初日の「仮面のロマネスク」の舞台挨拶忘れられません!めちゃ良かった!

で、その「トラファルガー」のネルソンがほんと良かった!めちゃ泣いたな(笑)

この作品で私は確信しました。

宝塚って、宝塚に限らないけど、役者で作品の価値が決まるとこがありますよね。どんなにつまらない脚本でも役者ありきで作品が面白くなるケースがある。あ、誤解のないように書きますが、「トラファルガー」の脚本は良かったです。齋藤先生の脚本・演出大好きです!

で、この作品を観て宙組はどんな作品が来ようとも満足出来る作品になると確信しました。実際にハズレないですもんね。名役者が適材適所で活躍でき、小さい役でも存在感が出せればそれだけで十分楽しめる。

一時「ヴァレンチノ」で、あれっ???と思うことはありましたが、二回目では文句なかったし。今でも「誰がため~」を生観劇出来なかったのが悔しくてならない。

こんなこと書いて本当に申し訳ないけど、宙組先代のトップさんと同じ組だと思えない、見事な団結力と存在感があって本当に驚いてます。テレビで観たら一目瞭然。大袈裟ではないですが、祐飛さんが出ている宙組作品を観れば十分演技の勉強が出来る!祐飛さん、すみ花に限らず皆上手く見える。いいえ、実際に上手い!

思い返せば、全国ツアーの「銀ちゃんの恋」の初日の完成度の高さ。「美しき生涯」もそうやった。「クラシコ・イタリアーノ」なんてオリジナル作品でも名作にあたる。