ストーリー分かってるのに、めちゃくちゃ泣いてめちゃくちゃ笑った。笑いに関してはかなりサービスが旺盛でした(笑)
この作品は元々大好きな中島監督の映画版が最初の出会いで、その時も映画館でめちゃくちゃ泣いてめちゃくちゃ笑って忙しかった(笑)
舞台版は、再演版をテレビで観た。その時は普通に泣いて笑ってた。
今回は、映画の時のように泣いて笑ってまた泣いて本当忙しかった。特に劇中劇の沼エビの魔女とザリガニ魔神のお二人の役のギャップとサービス精神には本当に拍手もんでした。大いに笑わせて頂きました(笑)
本当に良く出来たストーリーで、私の中では名作に入ります。こういうピュアな物語に弱いので、マジ良かったです。
ぶっちゃけ書くと、この作品観るかどうか実ははめちゃくちゃ悩みました。ぶっちゃけ、キャスト陣があまり魅力的でなかったからm(__)m知ってる人もいるけどよく知ってるわけじゃないし、ほとんどの方が知らない人ばかりなので、どんな演技をするのか全く想像できなかったから。大丈夫なのか不安が過った。
でも結局は、作品自体のファンだから観ることにしたんですが、実際の生の舞台は、キャスト皆さんの見事なまでのハッチャケぶりに大いに裏切ってもらい大変感動しました!
初演から出演で、映画版にも出ていた山内さんもかなり極めてますよね~?(笑)ジュンペイが亡くなった後の、独白と言うべきか一人芝居と言うべきか、客席を笑いの渦に引き込んで実に美味しいシーンでした(笑)で、劇中劇でのや○ざ風の言い回しも関西弁のドスが効いてたし、で笑かすとこはしっかり笑わせてくれて、この役はもう山内さん以外で演ってはいけないと思う(笑)
マギーさんの芸達者ぶりには驚いた。ケラ版の「祈りと怪物」で初めてマギーさんの存在を知ったのですが、あの時は普通の印象だったけど、今回の堀米役は映画版の阿部ちゃん次ぐリアルなオトボケぶりにビックリした!頭のネジが何本も取れ落ちたような役柄を自然にこなせていて、こんなに振り幅が広い演技が出来る方だとは全く想像してなかった。もう完全にそのギャップにやられた。マジ芸達者!
知ってるキャスト代表、伊礼君。息子とパパの二役なんですが、専務のパパがもう超間抜けっぷりでいい味出してた(笑)「ジャンヌ」の時と180度違うキャラを見事なギャップで演じてくれてました。なかなかの遊び心の持ち主で驚きました。スタントマンなしの体を張った転けぶりには、一瞬本気でビックリしましたが素晴らしい体当たりぶりでした(笑)
マギーさん同様、「祈りと怪物」で初めて観たなっちも良かった!毒舌でヤンキーな看護師は超カッコ良かった。元モー娘とは思えないくらい演技が上手かった。やはり室町を説得するシーンが一番の見所なので、男前ならぬ女前で超カッコ良かったです。
同じく「祈りと怪物」で初めて拝見した主役大貫を演じた西岡さんがまたいい味出してるんですよ!あの意地悪な大貫が一幕ラストで泣くシーン、本気で演じられていて涙が止まりませんでした。頑固爺さんがピュアな心を取り戻すまでの演技が本当お見事で、こういった演技を観ると、西岡さんでリア王が観たくなった。絶対ピッタリだと思う。ま、チケットが一万円越えるなら観ないけど…(笑)m(__)m
私が若い頃のトレンディドラマのトップだった吉田栄作さんは、ぶっちゃけ存在感は薄かったけど、昔と変わらぬイケメンぶりで、あんなに長身だとは知りませんでした(笑)←なんか褒めるとこが外見ですみませんm(__)m
消防士の滝田を演じた上山さん、映画では国村凖さんがオカマ役で一度で二度美味しくかっさらった木之元役を演じた今回は本物の女性の広岡さん、映画版も超不気味だった雅美役の川崎さん、子役時代がトラウマの自殺願望の強い室町の松下君。全く存じ上げない方々でしたが、第一幕が地味な存在だった分、第二幕からは本領発揮でしたね。
特に川崎さんと松下君の名誉を捨てた役者魂に大いに感動の笑いの涙を頂きました(笑)素晴らしい捨て身の演技でした!舞台版のザリガニ魔神は女装だったの完全に忘れてたから、マジ度肝抜かれた(笑)川崎さんも松下君も見事なギャップでした。
最後に、主役のパコを演じた、私が観た回はキッド咲麗花ちゃんでした。
もうね、映画版から飛び出てきたような純粋さというか、純白な存在感で、声に透き通った透明感があってとても良かった。
いつもなら全キャスト評はしないんですが、今日は全てにおいてめちゃくちゃ感動したので書かせてもらいました。
さまに作品力がなせる業というか、ほとんど知らないキャストでも全く価値を下げず、逆にギャップでクオリティーを高めたことは大変素晴らしいことだと思います。
脚本の後藤さん&演出家のG2さんコンビの作品は数作観てますが、後藤さんの見事なまでのファンタジー要素とそれを見事なまで具現化して演出してみせるG2さんの偉業には感心しまくってます。実にキャストの使い方や引き立たせ方が上手いかが分かる。二人のコラボにはいつも感動してました。
でも、実は、この作品を観ようか悩んだ最大の理由は演出家がG2さんだったことでした。4年前の舞台「NINE」を観たときに“金を返せ!”と言いたくなるくらい私には大不評だったので、それ以来どんなに評判が良い作品でも大貫のように頑なに拒んできました。
でも、パコが大貫だけでなく、私の心のしこりも解きほぐしてくれました。何の因果か何の導きか分かりませんが、今日の感動に感謝でいっぱいです。本当に素晴らしい作品です。本当にありがとうございましたm(__)m
今日のまとめ:なんでタイトルが映画のタイトルの「Paco~パコと魔法の絵本」なん???
内容は舞台版と同じやん!?映画のタイトルと同じなら木之元役は男優さんが自然かと思います。パコ役が本当の子役になったくらいやん?脚本は舞台版のまんま…、いや違うか…。子役にしたから映画版の雰囲気になったのかな…?なんせビデオデッキがないから舞台版の録画ビデオあるけど確認出来ない(涙)
今日は、偶然にも、今回この舞台の大事なキーアイテムとなる絵本「ガマ王子vsザリガニ魔神」を新たに出版された絵本作家のたなかしんさんのサイン会がありました。もちろん頂きましたよ。なんせ絵がかわいい!なんか凸凹のコンクリートに水彩画で描いたような凹凸感と柔さかが魅力的です。こういう絵では渡辺宏さんも好きなんですが、たなかしんさんも温かい雰囲気を醸し出してます。是非とも一度はご覧下さい。
この作品は元々大好きな中島監督の映画版が最初の出会いで、その時も映画館でめちゃくちゃ泣いてめちゃくちゃ笑って忙しかった(笑)
舞台版は、再演版をテレビで観た。その時は普通に泣いて笑ってた。
今回は、映画の時のように泣いて笑ってまた泣いて本当忙しかった。特に劇中劇の沼エビの魔女とザリガニ魔神のお二人の役のギャップとサービス精神には本当に拍手もんでした。大いに笑わせて頂きました(笑)
本当に良く出来たストーリーで、私の中では名作に入ります。こういうピュアな物語に弱いので、マジ良かったです。
ぶっちゃけ書くと、この作品観るかどうか実ははめちゃくちゃ悩みました。ぶっちゃけ、キャスト陣があまり魅力的でなかったからm(__)m知ってる人もいるけどよく知ってるわけじゃないし、ほとんどの方が知らない人ばかりなので、どんな演技をするのか全く想像できなかったから。大丈夫なのか不安が過った。
でも結局は、作品自体のファンだから観ることにしたんですが、実際の生の舞台は、キャスト皆さんの見事なまでのハッチャケぶりに大いに裏切ってもらい大変感動しました!
初演から出演で、映画版にも出ていた山内さんもかなり極めてますよね~?(笑)ジュンペイが亡くなった後の、独白と言うべきか一人芝居と言うべきか、客席を笑いの渦に引き込んで実に美味しいシーンでした(笑)で、劇中劇でのや○ざ風の言い回しも関西弁のドスが効いてたし、で笑かすとこはしっかり笑わせてくれて、この役はもう山内さん以外で演ってはいけないと思う(笑)
マギーさんの芸達者ぶりには驚いた。ケラ版の「祈りと怪物」で初めてマギーさんの存在を知ったのですが、あの時は普通の印象だったけど、今回の堀米役は映画版の阿部ちゃん次ぐリアルなオトボケぶりにビックリした!頭のネジが何本も取れ落ちたような役柄を自然にこなせていて、こんなに振り幅が広い演技が出来る方だとは全く想像してなかった。もう完全にそのギャップにやられた。マジ芸達者!
知ってるキャスト代表、伊礼君。息子とパパの二役なんですが、専務のパパがもう超間抜けっぷりでいい味出してた(笑)「ジャンヌ」の時と180度違うキャラを見事なギャップで演じてくれてました。なかなかの遊び心の持ち主で驚きました。スタントマンなしの体を張った転けぶりには、一瞬本気でビックリしましたが素晴らしい体当たりぶりでした(笑)
マギーさん同様、「祈りと怪物」で初めて観たなっちも良かった!毒舌でヤンキーな看護師は超カッコ良かった。元モー娘とは思えないくらい演技が上手かった。やはり室町を説得するシーンが一番の見所なので、男前ならぬ女前で超カッコ良かったです。
同じく「祈りと怪物」で初めて拝見した主役大貫を演じた西岡さんがまたいい味出してるんですよ!あの意地悪な大貫が一幕ラストで泣くシーン、本気で演じられていて涙が止まりませんでした。頑固爺さんがピュアな心を取り戻すまでの演技が本当お見事で、こういった演技を観ると、西岡さんでリア王が観たくなった。絶対ピッタリだと思う。ま、チケットが一万円越えるなら観ないけど…(笑)m(__)m
私が若い頃のトレンディドラマのトップだった吉田栄作さんは、ぶっちゃけ存在感は薄かったけど、昔と変わらぬイケメンぶりで、あんなに長身だとは知りませんでした(笑)←なんか褒めるとこが外見ですみませんm(__)m
消防士の滝田を演じた上山さん、映画では国村凖さんがオカマ役で一度で二度美味しくかっさらった木之元役を演じた今回は本物の女性の広岡さん、映画版も超不気味だった雅美役の川崎さん、子役時代がトラウマの自殺願望の強い室町の松下君。全く存じ上げない方々でしたが、第一幕が地味な存在だった分、第二幕からは本領発揮でしたね。
特に川崎さんと松下君の名誉を捨てた役者魂に大いに感動の笑いの涙を頂きました(笑)素晴らしい捨て身の演技でした!舞台版のザリガニ魔神は女装だったの完全に忘れてたから、マジ度肝抜かれた(笑)川崎さんも松下君も見事なギャップでした。
最後に、主役のパコを演じた、私が観た回はキッド咲麗花ちゃんでした。
もうね、映画版から飛び出てきたような純粋さというか、純白な存在感で、声に透き通った透明感があってとても良かった。
いつもなら全キャスト評はしないんですが、今日は全てにおいてめちゃくちゃ感動したので書かせてもらいました。
さまに作品力がなせる業というか、ほとんど知らないキャストでも全く価値を下げず、逆にギャップでクオリティーを高めたことは大変素晴らしいことだと思います。
脚本の後藤さん&演出家のG2さんコンビの作品は数作観てますが、後藤さんの見事なまでのファンタジー要素とそれを見事なまで具現化して演出してみせるG2さんの偉業には感心しまくってます。実にキャストの使い方や引き立たせ方が上手いかが分かる。二人のコラボにはいつも感動してました。
でも、実は、この作品を観ようか悩んだ最大の理由は演出家がG2さんだったことでした。4年前の舞台「NINE」を観たときに“金を返せ!”と言いたくなるくらい私には大不評だったので、それ以来どんなに評判が良い作品でも大貫のように頑なに拒んできました。
でも、パコが大貫だけでなく、私の心のしこりも解きほぐしてくれました。何の因果か何の導きか分かりませんが、今日の感動に感謝でいっぱいです。本当に素晴らしい作品です。本当にありがとうございましたm(__)m
今日のまとめ:なんでタイトルが映画のタイトルの「Paco~パコと魔法の絵本」なん???
内容は舞台版と同じやん!?映画のタイトルと同じなら木之元役は男優さんが自然かと思います。パコ役が本当の子役になったくらいやん?脚本は舞台版のまんま…、いや違うか…。子役にしたから映画版の雰囲気になったのかな…?なんせビデオデッキがないから舞台版の録画ビデオあるけど確認出来ない(涙)
今日は、偶然にも、今回この舞台の大事なキーアイテムとなる絵本「ガマ王子vsザリガニ魔神」を新たに出版された絵本作家のたなかしんさんのサイン会がありました。もちろん頂きましたよ。なんせ絵がかわいい!なんか凸凹のコンクリートに水彩画で描いたような凹凸感と柔さかが魅力的です。こういう絵では渡辺宏さんも好きなんですが、たなかしんさんも温かい雰囲気を醸し出してます。是非とも一度はご覧下さい。