今月(11月21日)発売のオーディオアクセサリー誌を呼んでいたら、ネットで評判の方の「SPの自作」記事が掲載されていた。
中の文章を読んでいたら「録音の良し悪しをはっきり描き分ける能力に優れている」との表現があった。こんなサウンドはJBLの#4343みたいなサウンドにあこがれての表現なのだろうか?
個人的に4343を27年間使ってきて「限界」を感じたのはまさにこの言葉です。録音の良し悪しが判って何になるんだろう?
4343を卒業し現在の自分のシステムは「古い録音が最新録音と変わらないレベルで聴ける」様にになっています。
「録音の良し悪しが判る」システムは何かが足りないんですね。と言うのが今の私の見解です。業務用に使うのであればそれで有効ですが、一般のオーディオファイルが音楽を楽しむシステムでは有りません。
現在の私のメインシステムである「オリンパスシステム」、「707Jシステム」BC-Ⅱシステム、RB46システム共に4343の次元を超えてしまっています。
4343もTrail仕様にして使い続けようと思い、何度も検討しましたがネットワークの配線の多さと取り出しの難しさから断念をしました。
「録音の良し悪しを判断できる」装置は私から見れば十分条件では有りません。この状態だと「出ていない音」が沢山有りすぎます。まず安心して音楽が聴けません。「録音の良し悪しを判断できる」装置を最上と捉えられているのであればまったくの間違いだと私は判断します。
オーディオには「間違いだらけの常識」がまかり通っています。
(都城市T氏様ご指摘ありがとうございました)