昨年12月から「707Jシステムの改善」について実施してきた事を列記してみます。(約2ヵ月半の実施内容)
1)メインアンプのバランス化(XLR化)+UTC A22トランス使用。(XLRプラグを最高級仕様に交換)・・・・音数が増加と音色の美しさを獲得。
2)電源・インコネ・SPケーブルを「化け物シリーズ」から「ルシファーシリーズ」に総入れ替え実施。・・・音数が飛躍的に増加して緻密。高域の艶と音色の美しさを獲得。
3)トランスポートにスチューダーA727(D-クロック化済み)追加。・・・音数の増加と音の粒の太さがより大きくなる。(より自然な方)
4)ラック交換・・・より頑丈で5段式に変更。・・・重心が下がったような・・・
5)プリアンプ マッキンC40の電源電圧変更 100V→117V(ステップアップトランス導入)・・・音のキレや情報量が飛躍的に改善された。レビンソンのアンプの切れ込みのようだ。
6)スーパーツィーターにビクターのリボンツィーターを追加。・・・高域の繊細感が増加と定位がしっかり中央に止まりました。
7)ライントランスをST-5からST-Xに交換。・・・質感やより繊細になめらかにそして音数が増加。
それぞれの対策時点で効果を確認して来ましたが、現在の実力は?と言う事でリファレンスとしているCDの一つ「ジェットストリーム」を掛けて確認しました。
CD No1の「ローマの休日」。このCDは昨年12月に聞いて以来一度も掛けませんでした。音が出た瞬間「あ!!全然違う!!」 音数が素晴らしく多くてなめらかで奥行き間やステージ感の次元がまったく変わっています。
イントロのセリフのホールトーンが聴き取れます。バイオリン群の響きが以前はかなり厳しく、聴き辛いCDだな?と思っていましたが何とか許せる範囲に収まっています。今まで聴こえなかった音が沢山聴こえます。全曲難なくこなしてしまいました。面白くなかった曲も「音楽鑑賞」に堪えうる音楽に変わっています。
この「ジェットストリーム」の10枚組のCDは分解能の悪い装置では「聴くに堪えない粗」を出してきます。チョッと乾燥気味のサウンドで音が粗くなりやすい音源です。音数も少なく感じやすいです。しかし今回出てきたサウンドは「極上」のサウンドになりつつあります。
「なりつつある」としたのは、まだ低音域が「ヌケ」ていない(覚醒)していないからです。進捗は現在80%ぐらいの所でしょうか?もう少しで完全にヌケ切りそうです。あと1ヶ月もかからないと読んでいますが楽しみです。