昨日入荷しましたヒラリー・ハーンのCDを聴いています。メンデルスゾーン、ベートーベンと来て、昨夕からバッハ:パルティータを聴いています。どの演奏も素晴らしいし、録音も良いので気に入っています。
特にバッハ:パルティータの演奏は素晴らしいと感じました。バイオリンの音色の素晴らしさも有りますが「空間」に余韻が拡がる様には有機的な響きを感じます。リヒテルの平均律の録音と相通じる様な高い品位と情熱を感じます。
昨夕はオリンパスシステムで聴いていましたが今日はALTEC#620Aシステムで聴いています。パワーアンプのレビンソンNo331との相性も良く、この様な余韻を多く含んだ「空間再現」の録音盤は特に良い様です。604系のユニットで「弦楽器」の演奏? と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、キレのある音としなやかな音色が同居しており、余韻の消え行く様を表情豊かに再現してくれます。
今回5枚のCDの中ではこのバッハの演奏が最高かな?と感じています。どちらかと云うとバッハの曲は無機的に曲がダラダラ流れていく様で、個人的にはあまりバッハは好きでは有りません。しかし、この演奏を聴くと「バッハもすごい」と思わざるを得ません。