Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

今年はFXヒューズと2TR38に目覚めた年だった

2014年12月12日 | ピュアオーディオ
今年の始めはFXヒューズの水平展開を計画していて、6月までにその展開が終わり合計14個のFXヒューズをメインシステム2セットへ導入した。これにより音数の増加や音のキレ・ヌケ・ノビが一回り改善で来た。この時点でシステムはほぼ完成したと思った。

ソース機器がCDオンリーだったので、アナログ音源をソースに加えたいと検討した結果、どう云った弾みか2TR38に向かって行った。今まで忘れ去られていたオープンテープデッキを思い出した。試しにTEAC A7030GSLを導入して、「音の厚み」と「エネルギー感」に魅せられた。今では2TR38オープンデッキの虜になっている。

若い頃は4TR19cmを使っていたが、テープの架け替えの手間や1時間余りで次の作業をしなければならない煩わしさ等で、便利なCDばかりに慣れて行った。年齢を取り、物事に時間を割いてやれるようになって、改めて2TR38を使って見ると、これが今の私にはしっくりいく作業なのだ。

「今日はどのテープをかけようか?」と思い、テープを選択し、オープンリールデッキにセットする。この一連の動作が「音楽を聴く」と云う事を意識付けてくれる。総じて薄っぺらいデジタルの音とは異なり、分厚い音は今まで探し求めていたサウンドではなかったか?やっと出会えた嬉しさの方が強い。

今年手に入れたオープンデッキは何処かに不具合を抱えている。来年はまずはその整備に時間とお金をかけようと思う。