
JBL#4311とD208システムの「内部配線交換」作業を2月からやって来て、ようやく完了の地点まで来ました。単純に「内部配線交換」だけならこんなに時間はかからないはずですが、#4311のネットワークの破損で入れ替えの為1週間ロスをしました。D208システムではサブバッフルを作成しなければならない羽目になり、時間と手間がかかってしまいました。教訓にしなければいけません。
私のメインシステム①JBLオリンパスシステム(LE15A)、②サンスイSP-707Jシステム(D130)、③RCA箱システム(D130×2)(いずれも中域に#375と3大ホーンを使ったシステム)を4年程前に完成させ、その技術を「ダウンサイジング」させたのが今回の小型SP作りです。D208システムはオリジナルアセンブリーにしました。
サウンド的には、#4311はオリンパスシステムのサウンドに似ています。周波数レンジの上も下も良く伸びています。クラシックもJAZZも万能型的に使えます。
D208システムは自宅のSP-707Jシステムのスモール版の様な感じです。D208ユニットの素姓の良さが判ります。D208システムは「周波数レンジ」が狭いですね。その代わり、中域の厚みが有り、ハイスピードなサウンドですので、JAZZを軽く楽しみたいのならこちらになります。
どちらのSPもコーン型のSPシステムで有りながら、JBLのコンプレッションドライバーを使った様なサウンドです。シンバルの金属音等がリアルです。それでいながら弦楽器も苦にしません。音数の多さ等はメイン機と遜色ないとまでは行きませんがかなり健闘しています。大きく違う点は、「音の太さ」と「スケール感」でしょう。「音の太さ」はパワーアンプを換えれば出てきます。スケール感はSPサイズから来るものです。それでもSPの外側から音が聴こえてきます。一般市販の同クラスSPと比べればスケール感も質感も飛び抜けていると思います。