Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

JBL3大ホーンで一番鳴らすのが難しいのは・・・

2024年09月19日 | ピュアオーディオ

JBLのスピーカーは、メーカーオリジナルでも中・高域に「ホーン」を使ったシステムが「高級品」とされています。コンプレッションドライバーと各種ホーンを組み合わせたシステムの音質が高いです。ホーンもHL88(蜂の巣)、HL89(ゴールドウィング)、HL90(お化けホーン)と呼ばれている3大ホーンがとくに有名です。その中で、素人でもイージーに使いやすいのがHL90(お化けホーン)です。メーカー指定通りにセッティングすれば、切れの良いサウンドやシンバルのリアルなサウンドが簡単に手に入ります。


HL89(ゴールドウィング)は、JBLオリジナル「ハーツフィールド」と云うスピーカーに150-4Cウーハーと組み合わせて使われて有名なホーンです。意外とセッティングには敏感です。下手に鳴らすとウィングのアルミ金属の鳴りが「アルミ」臭さになります。うまく鳴らせばHL90(お化けホーン)の様に切れの良いサウンドを出す事が出来ます。


鳴らすのが一番難しいのがHL88(蜂の巣ホーン)です。そのままメーカー指定通りに鳴らせば、「すっ飛んでくる音」に閉口する事でしょう。かなり強烈にダイレクトに音が出て来ます。ストレートなショートホーンであるが為の宿命でしょう。うまく鳴らせば「円形放射」の柔らかいサウンドを出す事も出来ます。大概の方は相当な格闘をして、上手く鳴らせずに手放されてしまった方が多いのもこのホーンの特徴でしょう。見た目は良い音が出そうで格好良いが、実際は使いこなしが非常に難しいホーンです。このホーンが使いこなせたら「オーディオ
免許皆伝」でしょう。