JBLオリンパスシステムのウーハーは本来LE15Aが使われています。1970年以降のS7やS7R・S8やS8RではシリアルNo#20000番台以降のLE15Aが使われており、「粘る様な低音」が特徴です。この「粘る様な低音」は「バタ臭い」音です。それで、同じJBLでもプロ用ユニットの#2205や2220を使った事も有りますが、「イマイチ音が軽い」感じで「合わない」と感じました。そこで強力なウーハーで有名なALTEC#515Bを入手して取り付けました。ただ取り付けには「互換性」が無く、#515Bはバッフルから少し浮いています。
この状態で試聴しましたが、いつものヴォリューム位置(0.5W/ch)では#515Bは鳴ってくれません。2W/chまで上げたら、素晴らしい低音が出て来ました。この#515Bウーハーの能率は100db有ります。そのユニットで2W/chだととんでもない「爆音」になります。シアター用のSPユニットですので、広い部屋で2W以上のパワーを入れて鳴らす事を前提に造られている様だと感じました。
結果は「没」と判断しました。その後ガウスのユニットも試しましたが、JBLのプロ用ユニットを変わらない様に感じました。結局JBL#LE15Aの初期型を目指してユニットを探しました。結果的にはLE15(Aが付いていない)のブルーフレームのシリアルNo#1000番台のユニットを手に入れ、現在に至っています。初期型程「コストダウン」されていないと感じました。初期型LE15とLE15A(7000番台以降)は別物クラスに音質が変わっています。