Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

私の「ライントランス」についての考え方

2010年02月01日 | ピュアオーディオ

CDP~プリアンプ間に使う「ライントランス」についての私の考え方を述べます。

元々の考え方は「CDの高域のアバレ(聴き辛さ)を取る」のを基本にして、色々なトランス(20種以上)をライントランスに作って比較して来ました。

どのトランスもプライマリー:セカンダリーは基本的に 1:1 (600Ω:600Ω)を使っています。トランス作りで非常に注意を払わないといけないのが「配線材・半田・プラグ」の質です。この材料で1か所でも「質の悪いもの」を使うと全てが台無しになります。一般に販売され市場に出回っているライントランスは「使うと分解能が悪くなる」のが一般的です。私の作るライントランスでは「分解能」が上がります。ほとんどデメリットを感じません。

色々なトランスを使って最後に辿り着いたのがWEのトランスになります。大きさ・重さもヘビー級で約2Kg/個のトランスを Rch・Lch 各1個の2個使います。

WE REP 91Aクラスのトランスになりますと一種の「イコライザー」になって来ます。皆さんが「DAC」で音色の違いや情報量の違い等を云々するのとほぼ同じです。トランスですのでDACの機能は持ちませんが、その効果はDACと遜色有りません。数百万円/台のDACを購入したのと同じ効果が得られると思っています。

WEのトランス (小さいものは別) を使いますとCDがアナログ的なサウンドに変わります。前後の奥行き感や横への音の拡がりがより自然になって来ます。音の厚みも増えて来ます。更に音のキレ・ヌケが向上して来ます。

私の使っているCDPはスチューダーA730,727,D732やEMT981です。このクラスのCDPになりますとDACが旧型であろうとライントランスを通してやる事で最新のDACを通したサウンドと変わらないか、ぬくもりを持っている点などDACよりも良い雰囲気を出してくれます。

このライントランスはDACの後に入れても使えますので最新のDACの性能を更に引き出す方向に働くと思います。


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